写真:安藤 美紀
地図を見る手描き絵入り、アートな木版、ユニークな筆文字…。特別感たっぷりの御朱印は全国に多数ありますが、「牛玉山(ごおうざん)観音寺」の御朱印は、迫力がケタ違い!
この御朱印を描いているのは、漫画家のアシスタントを務めていたレアな経歴を持つ、副住職の長谷川優さん。参拝の記念にと御朱印を描き始めたところ、参拝者に喜ばれ、どんどん広がっていきました。
動画:安藤 美紀
地図を見る使う道具は、ボサボサの毛先の筆に、歯ブラシ、アミ、ペットボトルのキャップなど、どれも意外なものばかり!まずは、副住職さんが表現する、自由で豊かな世界観を動画でお楽しみください。
写真:安藤 美紀
地図を見るアクセスは、名古屋駅から名鉄電車に乗り約25分。津島駅西口を出て、商店街を進み、2本目(県道118号)を左折。赤い鳥居がある小さなお寺が「牛玉山 観音寺」です。
津島駅からだと歩いて5分。駅の西側は、半径2km圏内に20以上のお寺が集まるエリアですが、最も駅チカなのがここ「牛玉山 観音寺」。津島霊場巡り「心願成就」の中の一寺にもなっていて、パワースポット好きの間でも人気を集めています。
到着したら、御朱印だけ頂いて帰るのはタブー。まずはご本殿に行き、参拝しましょう。正面入口左の細い道を進むと、ご本殿が見えます。
写真:安藤 美紀
地図を見るご本殿は、普通のお家のような小ぢんまりした雰囲気。初めて来た人はその小ささに驚かれるのではないでしょうか。ですが、「牛玉山 観音寺」は、全国3000社の総本社・津島神社を護る「神宮寺」として重要な役割を担うお寺。御朱印集めをする人だけでなく、参拝客もたくさん訪れます。
基本的に参拝は外から。住職手作りの五色の紐を揺らすことで、ご本尊・不動明王と“ご縁”がつながれます。
写真:安藤 美紀
地図を見るご本殿には、正面に不動明王、左手に阿弥陀三尊像、右手に弘法大師が並んでいます。
ここでは毎月28日午前10時になると、護摩壇の炉をともして、参拝者の願いが書かれた「ゴマ木」(1本200円)のお焚き上げが行われます。参拝者は中に入れるので、近くでお参りしたい方は、タイミングを合わせて訪れるのもおすすめですよ。
写真:安藤 美紀
地図を見る「牛玉山 観音寺」がスゴイのは、御朱印だけではありません。こちらの不動明王は、宝永6年(今から700年以上も前!)に作られました。今も室町時代のままの姿を残す、歴史の生き証人的な存在です。
また、お不動さんは右手に剣を持っていることから、自分の心の迷いや苦しみを断ち切ってくれる「断ち切り不動」としても有名。今はSNSで簡単に縁が結ばれて、何かと迷いが生じやすい時代。そんな時こそ不要な縁を切って、一歩前に踏み出しましょう。
写真:安藤 美紀
地図を見るご本殿の次は、「十二支のお堂」もお参りしましょう。ここでは、十二支それぞれの守本尊である仏様が祀られています。
写真の大きな数珠は、108つの珠が連なった「大念珠」。カチカチと音を鳴らすことで煩悩を吹き飛ばし、心に余裕を持たせることができますよ。
写真:安藤 美紀
地図を見るそして、御朱印対応を行っているのも、「十二支のお堂」。以前はご本殿で毎日直書きを行っていましたが、人気殺到のため、現在は特定日にのみ拝受できます。受付時間は10時〜12時まで。授与日は、毎月公式Twitterにて発表されます。
御朱印の種類は、2通り。絵は書き置き、文字は直書きです。
1.月替りの干支&守本尊の仏様
2.数種類ある仏様の中から好きなものを選ぶ
御志納料は各1体500円(大きいものは1000円)。文字のみの御朱印は300円。
写真:安藤 美紀
地図を見る例えば、愛染明王はこんなに怖い顔をして、実は恋愛成就を司る仏様として信仰されています。体の部分は弓矢をもっていて、その弓矢でハートを射止めるそうですよ。
恋の願いを叶えたいとき、ふと目にしてみると、あなたに強いパワーをくれるかも。
写真:安藤 美紀
地図を見る人気の御朱印帳は、第一弾がすでに完売済。こちらは、2019年10月登場、十二支の守本尊をモチーフにした第2弾のデザインです。色は群青と紅藤の2色(各1,500円)。中に解説書があり、自分の守本尊がひと目でわかるのも嬉しいポイントです。
写真:安藤 美紀
地図を見るまた、最初から三面に渡るダイナミックな御朱印が付いた「三面御朱印帳」(3000円)もおすすめ。そこには、今にも声が聞こえてきそうなカッコいい不動明王と、温和で優しい雰囲気の観音菩薩が描かれています。これまでの常識にはないユニークさと、圧倒的画力に驚きです!
※絵の部分は印刷、文字や梵字、金文字については授与時に書いてもらえます。
写真:安藤 美紀
地図を見る副住職さんが目の前で絵を描いてくれる直書きの三面御朱印は、以前まで抽選に選ばれた人がいただけましたが、現在は一時中断中。今後は状況を見ながら、復活を検討するそうです。再開が待ち遠しいですね。
写真:安藤 美紀
地図を見る「牛玉山 観音寺」に来たら、徒歩30秒のギャラリーにも足を運んでみましょう。
一番の大きな3m×4mの仏画は、お正月のカウントダウンを祝うイベントで描かれた、ライブペイント作品です。2020年の干支にちなみ、ネズミとその守本尊である千手観音の手がいっぱい描かれ、迫力満点。こちらは、実際に副住職さんが脚立にのぼって、手をベトベトにしたながら、あの手この手で創作した力作なんですよ。
写真:安藤 美紀
地図を見る奥には、信長祭りの際に描いたという、信長の印刷画も飾られています。イケメンに進化した信長も、ぜひお楽しみください。
ギャラリーは、日曜日と御朱印対応日にオープンしています。時間は、朝8時頃〜夕方まで。
写真:安藤 美紀
地図を見る「牛玉山 観音寺」は御朱印がフィーチャーされがちなお寺ですが、家内安全、身体健康、厄除けなど、さまざまなご利益があります。御朱印集めをキッカケに足を運べば、必然的に運気もアップ!笑顔になれるエネルギーをいっぱい受け取って下さいね。
御朱印を軸に津島を旅するなら、ほっこりかわいい系の絵入り御朱印をいただける「龍渕寺」や「宝寿院」を巡るのもまたオツですよ!
住所:愛知県津島市天王通6-43-1
電話番号:0567ー26ー3932
アクセス:名鉄「津島駅」からすぐ
※専用駐車場はありませんので、近隣の有料駐車場へ車を停めてください。
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/10更新)
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