イズボルスクの名は、古代ロシアの記録に登場します。伝説によると、リューリク(リューリク王朝の祖)の弟トルヴォルが9世半ば、イズボルスクの公となりました。
イズボルスクには、中世北西ロシアの雰囲気を色濃く残す要塞があります。要塞は1330年に建てられ、プスコフの地の西側国境を守る役割を果たしました。14世紀には、度重なるドイツ騎士団さらの攻撃を受けたものの、16世紀、ポーランド王ステパン・バトーリーの軍がやってくるまで陥落することはありませんでした。
イズボルスク要塞は、中世ロシアの雰囲気を感じることができる場所です。
<イズボルスク要塞の基本情報>
住所:Pechorskaia ul., 39, Izborsk, Pskovskaia obl.
要塞エリアに、ニコリスキー聖堂という小さな教会があります。教会は要塞で生きた中世ロシアの人々にとっての心の拠り所でした。
静かな空間にたたずむ教会の景色はとても癒されるものです。都会では味わえない地方ならではの魅力を感じることができます。
<ニコリスキー聖堂の基本情報>
住所:Sobornaia ploshchad’ 1, Izborsk, Pskovsksia obl.
電話番号:+7-911-690-18-58
イズボルスクの要塞から少し行った場所に、スロヴェンスキー・クリュチ(Slovenskie Kliuchi)という湧水があります。この湧水は聖水とされています。ロシアの湧水には、このように聖水とされているものが多くありますが、その中でもここは有名な観光地となっています。
イズボルスクは、歴史深き場所であると共に、豊かで清らかな自然に恵まれた場所です。美しい自然が生み出す湧水を飲んで旅のエネルギーを補給しましょう!
<スロヴェンスキー・クリュチの基本情報>
住所:Izborsk, Pskovskaia obl.
プスコフ・ペチエルスキー修道院は、ロシアで最も有名な修道院の1つで、プスコフ地方の郊外の町、ペチヨーリにあります。ペチヨーリは、バルトの国エストニアとの国境と接しているロシア西国境付近の町です。
修道院は15世紀後半に建てられ、そこから現在まで1度も閉じられることはありませんでした。第二次世界大戦下、スターリン時代は宗教施設が多く破壊されましたが、その時代も破壊を免れました。
16世紀、イヴァン雷帝の怒りを買い処刑された修道士コルニーの像があります。彼は正教会では聖人とされています。
イヴァン雷帝の時代はこうした聖職者といえども、ツァーリが気に食わなければ殺されてしまいました。
修道院を外側から見てみましょう!高低差のある壁の向こう側に見える修道院の景色はとても迫力があります。
ロシア内でもこのような景色を見ることができる修道院は少ないと思います!
<プスコフ・ペチエルスキー修道院の基本情報>
住所:Ul. Mezhdunarodnaia, 5, Pechora, Pskovskaia obl.
電話番号:+7-811-482-21-45
モスクワ、サ方ンクトペテルブルクといった主要観光都市とは違い、ロシアの地方都市、ましてそのさらに郊外の町はほとんど知られていないと思います。
日本の観光地でも、地方に魅力があるのと同じく、ロシアの地方にも独特の魅力があります!今回の記事で紹介した、イズボルスクやペチヨーリなどの郊外の町を極めてみるのも楽しいですよ!
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索