写真:成瀬 亜希子
地図を見る2020年4月下旬、東京・竹芝の複合施設「ウォーターズ竹芝」にオープンした「メズム東京、オートグラフ コレクション」。
「TOKYO WAVES」をコンセプトとし、東京の「今」に根ざしたサービスやコンテンツを展開することで、ゲストの五感を魅了するラグジュアリーホテルです。
素晴らしいロケーションや個性的なデザインが注目されていますが、今回ご紹介したいのは五感で味わう美食体験を叶えるレストラン「シェフズ・シアター」。
伝統的な本格フレンチを、東京に集まる上質な食材を活かしてスタイリッシュにアレンジ。リラックスした雰囲気で味わえるビストロノミースタイルで提供します。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るキッチンスタッフは「キュリナリーアーティスト」と呼ばれており、オープンキッチンで調理する音や漂う香りなど…ライブ感あふれるシーンがゲストを魅了します。
メニューはキュリナリーマイスター(総調理長)の隈元香己氏が手がける、五感(見た目、食感、味わい、香り、音)をテーマにした全5皿のプログラム(コース料理)のみ。
5つのチャプターで章立てており、まるで1つの物語を楽しむような構成となっています。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るボトルワインは音楽やアートをモチーフとしたラベルを揃えており、ちょっとした「ジャケ買い感覚」で選べるのもユニークです。
歌手のスティングがイタリアのトスカーナで生産するスーパートスカン「シスタームーン」、不思議の国のアリスをモチーフとしたギリシャワイン「ミロナス ワイナリー マラグジア」など目を引くものばかり!
ワインに詳しくなくてもラベルで選ぶことで話題が盛り上がったり、意外にも自分とぴったりのワインに出会えるかもしれませんね。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る今回ご紹介するのは8月末まで提供予定のディナーコース「ヴァンデ地方」。フランス・ヴァンデ地方を旅しているような気分を味わえる料理です。
チャプター1はアミューズブッシュの「目覚め」。
天然の溶岩石を使用した黒い皿には、紫芋のチップスやサーモンなど色とりどりの前菜が添えられており、宝石を散りばめたかのような美しさ!
パン・ド・カンパーニュは、外はパリッと香ばしく中はふわっと柔らかな食感。南部鉄器で焼き上げているため、時間が経っても温かい状態を保っています。
最初の1杯目はノンアルコール・スパークリング「ピエール・ゼロ ブラン・ド・ブラン」を。華やかな香りと繊細な泡立ちでシャンパン気分を味わえます。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るチャプター2は夏の花畑に咲くそよ風をイメージした「花園」。
ウドのピクルスやサラダのシャキシャキ感。キヌアのプチプチ感など、様々な食感を楽しめる一品。白身魚を昆布締めすることで旨味がぎゅっと凝縮されています。
青トマトと青唐辛子のひんやりしたガスパチョが爽やかで、まさにそよ風が吹いているかのようです!
写真:成瀬 亜希子
地図を見るチャプター3はヴァンデ地方の海岸の風景をモチーフとした「海岸」。
夏が旬の魚スズキ、トマト、1年間塩漬けしたレモン、エストラゴンをパンで挟んで焼き上げ、色鮮やかなビーツでトッピング。
ディルの花を少し散らすと、爽やかな辛味がピリッと効いて良いアクセントに。
スズキの他にもブールブランソースと枝豆のソースなど、夏らしい味覚のハーモニーを楽しめる一品です。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るチャプター4はシャラン産の鴨肉を使ったメイン料理「シャラン」。
ローストされた鴨肉は、野性味のある香りとふっくら柔らかな食感が特徴。赤ワインにブランデーを加えた香り高いソースでさらに味が引き立ちます。
また付け合わせの茄子のローストは、熟成黒にんにくの穏やかな酸味や香りも感じられます。
2杯目は赤ワインではなく、5つ星ホテルなどで提供されるフランス産高級ジュース「アラン・ミリア」。赤ワインのような本格的な味わいで肉料理にもぴったりです。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るチャプター5は夏のヴァンデ海岸に打ち上げられる「花火」をイメージした一皿。
ナイフを入れると花火のようなパチパチとした音が!キューブからブリアサバランとマンゴのソルベがあふれ、皿の中で花火が打ち上がるような景色を楽しめます。
キューブの下にあるミント水で甘くなりすぎず、爽やかな余韻をもたらします。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るディナーの後は「猿田彦珈琲」のスペシャルティコーヒー、もしくは「ブリューティーカンパニー」の香り高い紅茶でティータイムを。
また「メズム東京」自家製のガナッシュ、カヌレ、パートドゥフリュイなど、様々なお菓子を少しずつ味わえるのが嬉しいところです。
フランスの地方を旅するような気分になれるプログラム。次の季節には内容が変わっているので、どんな美食体験ができるのか期待が高まりますね。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るレストランの隣にあるのはアーティストの工房をテーマとしたバー&ラウンジ「Whisk(ウィスク)」。
「ウィスク(混ぜる、泡立てる)」という言葉通り、伝統と革新、様々なテイストなどが混ざり合ったミクソロジーカクテルを味わえるんです。
特に絵画をモチーフにした18種類のミクソロジーカクテルが人気。見た目から味、演出に至るまで絵画の世界観を表し、刺激と遊び心に満ちた一杯を楽しめます。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るこちらはイタリアの画家サンドロ・ボッティチェッリの作品「ヴィーナスの誕生」をモチーフとしたカクテル「ヴィーナス」。
木箱を開けるとアロマが香るスモークがあふれて、貝殻の上にヴィーナスが現れるというもの!ワクワクするような演出は記念日のサプライズにもぴったりです。
エルダーフラワーをベースとしており、シャンパンのシロップを加えることで、より華やかな味わいときめ細やかな一杯に仕上げています。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る和のミクソロジーカクテルからは、有名な風神と雷神をモチーフにした「風雷」。
シソやミョウガ、すだちなどの和素材が爽やかなモヒート「風神」。口の中でパチパチするような感覚を楽しめる日本酒ベースの「雷神」を飲み比べできるんです!
また雲に見立てたわたあめで小休止するなど、おやつ感覚でも味わえますよ。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る朝食は焼きたてのパンやベーコン、新鮮なサラダやフルーツなど、ボリュームたっぷりな内容となっています。
卵料理は6種類のメニューから「蟹と椎茸のオムレツ ビスクソース」を。ふわふわ卵のオムレツに、香り豊かなビスクソースがマッチした贅沢な一品です。
ドリンクはメズム特製「目覚めの一杯」、季節のスムージー、搾りたてのオレンジジュースと3種類も用意されるので、スッキリ目覚められそうです!
写真:成瀬 亜希子
地図を見る自家製焼きたてパンはおかわり自由!アップルパイやパンオショコラ、アプリコットやブドウをのせたフルーツデニッシュ、3種類のマフィンを用意しています。
フルーツデニッシュは季節によって内容が変わるので旬のフルーツをぜひ。パンは小ぶりサイズなのでたくさんの種類をついつい食べ過ぎてしまいそうです。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る2020年7月からウィスクで提供している「レイヤード・パフェ」にも注目!
クランベリーゼリーとパンナコッタを重ねたレイヤー(層)に、赤い果実をたっぷり盛り付けた華やかなパフェ。思わず写真を撮りたくなっちゃいますね。
ボリュームが多そうですが、果実の酸味やパンナコッタの甘さが控えめなので、意外とすぐに完食できますよ。午後のティータイムにぴったりのスイーツです。
ホテルのレストランで海外を旅するような気分を味わえる「メズム東京、オートグラフ コレクション」。宿泊者以外のゲストも利用できるので、特別な日はもちろん自分へのご褒美ランチやディナーにもおすすめ。おいしさだけでなく見た目や香りなど、五感で味わう美食体験が思い出に残るひとときとなりそうです。
取材協力:メズム東京、オートグラフ コレクション
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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