あさご芸術の森は、多々良木ダム直下の森林に約30ヘクタールという広さで設立され、広大な野外彫刻公園と屋内の美術館によって構成されている新しい芸術空間です。地元の芸術関係のイベント、マラソン大会、フリーマーケットなど多くの人が集まるイベントの会場としても使用され、地域の芸術文化情報発信基地にもなっています。
写真:Masami M
地図を見る美術館へのシャトルバスなどは特にないため、車での訪問がオススメ。芸術の森の入り口から美術館までの道のりは約3キロとやや遠いですが、道中には様々なアート作品が点在しており、何度も立ち止まってしまいます。どの作品にもとても躍動感があり、朝来市の大自然、バックの山の景色とマッチしています。
写真:Masami M
地図を見る美術館の正面は、多々良木ダムの壮大な石積みの壁、広大な緑の芝生、そして彫刻作品の噴水がお出迎えしてくれます。
噴水の上に鳥が羽ばたいているこの躍動感のある彫刻作品は、朝来市出身の文化勲章受章者・淀井敏夫氏によるものです。美術館の屋内外には、淀井氏の生涯作品が常時展示されています。
写真:Masami M
地図を見る横には可愛らしい動物たちの石像が並んでいます。これは、具象彫刻家・藤原吉志子氏による作品『最後の晩餐に集合した一同』。レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画「最後の晩餐」を動物に置き換えたものですね。動物たちの細かな表情、動きが愛くるしいです。
一席だけ空席になっており、「YOUR SEAT」と書かれています。そこに座って動物たちと記念撮影することができます!
写真:Masami M
地図を見る美術館内は写真撮影不可ですが、野外展示は撮影可能です。多々良木ダム前の広大な芝生には、淀井氏の彫刻が常時野外展示されています。淀井氏が野外彫刻を制作するにあたって重視したのは、「自然」と「作品」とが一体となることだったそう。作品の人間、動物たちが芝生でくつろいでいるようにも見えますね。
写真:Masami M
地図を見る野外展示は、季節によって作品の雰囲気が変わってくるのも楽しみのひとつ。桜の咲く春や、雪が積もる冬にも訪れてみたいですね。
あさごの森美術館では、淀井氏の生涯作品だけでなく、あさご芸術の森大賞展や全国こども絵画選抜展等の展覧会、チャイルドアートキャンプ等のワークショップによる教育普及活動を展開します。
写真:Masami M
地図を見る美術館裏の山道を登っていくと、多々良木ダム湖を一望できる展望台があります。ダム湖を一周できる道路もあるので、電動自転車をレンタルしてサイクリングも楽しめます。
写真:Masami M
地図を見る住所:兵庫県朝来市多々良木739-3
電話番号:079-670-4111
アクセス:播但連絡道路朝来ICから車で約10分
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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