写真:ヨダ シュウ
地図を見る高山市街から車で1時間。福地温泉は奥飛騨温泉郷のひとつに数えられる、自然に囲まれた静かな温泉です。渓谷のそばに位置するため周囲に民家はほとんどなく、まさに秘湯といった雰囲気。道路沿いに旅館が点在していて、そのうちの一つが湯元 長座です。
写真:ヨダ シュウ
地図を見る駐車場に着いても、旅館の建物は見えません。かわりに美しい木漏れ日に包まれたアプローチがお出迎えしてくれます。自然のみずみずしさを感じられる素敵なアプローチで、思わず深呼吸をしたくなります。
写真:ヨダ シュウ
地図を見る旅館は純和風の造りで、なんと飛騨の古民家を移築したもの!入り口にはちょうちんがかけられ旅の気分を高めてくれます。昔の宿屋はこんな感じだったのかな、と想像がふくらみますね。建物に入る前から、滞在へのワクワクが止まりません!
提供元:湯元 長座
地図を見る福地温泉の歴史は古く、平安時代に村上天皇がお忍びで湯治に訪れていたという伝説があります。湯元 長座の魅力を語るうえで、温泉を避けて通ることはできません。まず紹介するのは館内にある大浴場。内湯は丸太造りで木のぬくもりが感じられ、露天風呂は巨岩を使った岩風呂。泉質は無色透明の単純温泉で、少しとろみを感じます。
湯元 長座には3つの貸切風呂があり、なんと宿泊者は無料で使うことができます!貸切風呂は母屋から出て、緑に囲まれた渡り廊下の先にあります。この貸切風呂がスゴイのは、内湯と露天風呂両方を貸し切れてしまうところ!人目を気にせず温泉につかり放題です。ただし湯あたり・のぼせにはご注意を。
写真:ヨダ シュウ
地図を見る最後に紹介するのが「かわらの湯」。湯元 長座の玄関を出て自然いっぱいの小路を歩くこと数分。森の中に突然建物が見えてきます。それがお目当て「かわらの湯」。名前の通りかわらにある温泉です。浴場に入ると、視界には木々の緑とそれを美しく反射する湯舟。そして聞こえてくるのは川のせせらぎ。お湯につかれば、まるで自然と一体になった気分です。行き帰りの散歩もあわせて楽しめます。
写真:ヨダ シュウ
地図を見る湯元 長座の食事は囲炉裏をかこみながら。現地の方言で「ごちそう」を意味する「ごっつを」をいただきます。炭火でじっくり焼き上げるのは、近くを流れる高原川で獲れるイワナや、飛騨の名物五平餅。外はカリカリ、中はふっくらとした食感で、口の中に素材のうまみがじゅわっと広がります。塩や味噌といったシンプルな味付けなのに、なぜこうも旨いのか。
写真:ヨダ シュウ
地図を見る福地温泉は山中にあり、山菜を始めとする山の幸が豊富。山の幸は料理人が自ら山に入り採ってきたものが使われます。旬の食材をふんだんに使った料理は滋味深い味わいです。
写真:ヨダ シュウ
地図を見るメインは飛騨牛!陶板焼きでいただきます。口に入れると脂がとろけ、うまみがふわっと広がります。
写真:ヨダ シュウ
地図を見る湯元 長座 の館内は土足禁止。靴を脱ぎ、まるで我が家のようにリラックスできます。館内は木のぬくもりを感じられ、落ち着いた雰囲気。フロントには飛騨地方の名物「さるぼぼ」などがかわいらしくつるされていて思わずほっこりしてしまいます。
写真:ヨダ シュウ
地図を見るロビーラウンジは木造の建物にしては珍しく天井が高く、開放感があります。窓の外に見える緑が美しく、ずっと見ていられるほど。
写真:ヨダ シュウ
地図を見るふと視線を横にやると、なんとロビーラウンジのとなりに囲炉裏の間が。囲炉裏には炭が赤く燃え、それを囲むよう動物の皮の敷物が置かれている光景は、まるで昔にタイムスリップしたような雰囲気。こちらではセルフサービスであたたかいしょうが湯をいただけるので、動物の皮の上に座って一服いかがでしょうか。
飛騨の山奥にひっそりと佇む湯元 長座。落ち着いた木の味わいがなんとも心地よいお宿です。旅館の周囲には(もちろん良い意味で)なにもないので、旅館にこもってゆっくり過ごすのがおすすめ。日常を離れ、自然の中で古き良き日本を堪能してみてはいかがでしょうか。
近隣のおすすめアクティビティは鉄道の上を自転車で走る「レールマウンテンバイク」!興味のある方は、関連MEMOのリンクをぜひ見てみてください。
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/10更新)
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