草津温泉の湯畑は、毎分4,400リットルのお湯が湧き出る草津ナンバーワンの観光スポット。湯畑から沸く温泉は「湯畑源泉」と呼ばれ、そのお湯を再現できる天然の入浴剤「湯の花」もここで採取されます。
写真:湯川 カオル子
地図を見る草津町が採取・販売する湯の花。このパッケージに入ったものだけが草津町の正規品です。
町内のお土産物店や一部の宿などで販売していて、年間生産量は5千個から8千個ほど。数量限定のため、売り切れることも多々あります。
湯の花とは、温泉が地上に湧き出たとき、酸素との結合や冷却で結晶化した温泉成分のこと。硫黄やカルシウム、ケイ素などからなります。温泉が白く濁るのは、こうした成分のおかげです。
商品は粉末状。湯舟に小さじ2杯ほどの分量を使用します。強い酸性を帯びていて、お風呂が壊れる事もあるので利用には注意が必要です。オススメは、バケツなどに入れての足湯。
写真:湯川 カオル子
地図を見る2か月に1度、湯畑の樋に溜まった湯の花採取が行われます。湯畑には7本の木の樋が差し渡されていて、そこに温泉を流すことで、56度もある熱いお湯を入浴に適した温度まで冷ますほか、樋にこびりついた湯の花を採取することができます。
写真:湯川 カオル子
地図を見る草津で湯の花採取が行われるようになったのは江戸時代中期の寛政2年(1790年)ごろ。早朝から行われ、手作業で湯花をすくいます。時には1日では取り切れず、2日かかることもあります。
写真:湯川 カオル子
地図を見る採った湯花はかごに集め、1カ月ほどかけて乾燥さると製品になります。
写真:湯川 カオル子
地図を見る湯畑で湯の花を採取しているとき、下流の湯滝をのぞいてみましょう。普段はエメラルドグリーンの湯をたたえる滝つぼが、牛乳のように真っ白です。
しかもこの日は、湯の花がお湯と一緒に流れるので、湯畑源泉を引く宿や共同浴場が、数時間だけ白濁湯に変わります。湯畑採取はいつ行われるか非公開のため、草津温泉によく行く常連客も、このレア湯にはなかなか巡り合うことができません。
だからこそ湯の花採取を目にしたら、お風呂に入らない手はありません!
写真:湯川 カオル子
地図を見る手軽に楽しむなら、湯畑横の足湯「湯けむり亭」。湯畑源泉を使っているので、白濁した足湯を楽しめます。
写真:湯川 カオル子
地図を見るお風呂に浸かりたい人は、迷っている暇はありません。レア湯に入れるチャンスは短いんです! 白濁湯は湯の花採取が終わると、だんだん普段の透明なお湯に戻ってしまいます。そこで、タオルを持って共同浴場の「千代の湯」に急ぎましょう。
写真:湯川 カオル子
地図を見る湯畑源泉を引く千代の湯は、旅行客も入れる無料の共同浴場。湯船は3人ほどと小さめですが、源泉からも近いので、普段から鮮度の高い良質なお湯に入れるお風呂場です。
写真:湯川 カオル子
地図を見る浴槽の中は湯の花で真っ白。湯船の縁にも湯の花がビッシリ。
ところで草津の温泉は、普段の無色透明なお湯と、湯の花が舞う白濁湯と、どんな違いがあるのでしょう? 実は、泉質の差はほとんどありません。色が違う程度です。でも、白いお湯って気分がいいですよね。泉質がほぼ同じでも、満足感は高いです!
写真:湯川 カオル子
地図を見る草津に100軒ほどある温泉宿のうち、50軒ほどに湯畑のお湯が引かれます。そのため湯の花採取の当日は、湯畑源泉を引く宿なら白濁したお風呂に入れます。ただし採取は午前中に行うことが多いので、チェックイン時には透明なお湯に戻っていることも多々あります。
当然ですが、今夜泊まる宿にどの源泉が引かれているか、前もって知っておくのも重要です。とはいえ、確実性を期すのなら「目指せ!共同浴場の千代の湯です」。
写真:湯川 カオル子
地図を見る毎年11月の後半から12月初旬の土曜日に1日だけ、湯畑で観光客の湯の花採取体験が行われます。普段は立ち入り禁止の湯畑に降りて、樋から直接湯の花を採取できる貴重な体験。先着順なので、暗いうちから並ぶ人も。もちろんお土産は湯の花です!
人気のお土産「湯の花」と白濁湯は、どちらも出会えたらラッキーです。
草津にはほかにも白濁泉に入れるお風呂場があって、湯畑源泉とはことなりますが、共同浴場の「地蔵の湯」では週に1度、日帰り温泉施設「大滝の湯」では2週間に1度、湯船が白くにごります。大滝の湯は、白濁日をホームページで告知しているので要チェックです。
とりわけ、湯畑源泉の白濁湯はなかなか入ることができないレア湯。湯畑で湯の花採取を見かけたら、お風呂へ急げ! そう覚えておきましょう。
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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