一面ベンガラの赤!岡山「吹屋ふるさと村」でノスタルジック散策

一面ベンガラの赤!岡山「吹屋ふるさと村」でノスタルジック散策

更新日:2020/08/13 10:35

麻田 ユウミのプロフィール写真 麻田 ユウミ 旅ブロガー
岡山の山間にある吹屋はかつてはベンガラ(弁柄)顔料で栄えた村。ノスタルジックな街並みや家々は当時のまま残っており、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえます。今は「吹屋ふるさと村」として、ベンガラで栄えた吹屋の歴史や、ベンガラができるまでの過程を学びながら見学することができます。他では見ることができないベンガラの赤い街で、日本の古き良き風景を楽しんでみてはいかがですか?

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ベンガラ色で統一!ノスタルジックな街を歩こう

ベンガラ色で統一!ノスタルジックな街を歩こう

写真:麻田 ユウミ

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江戸時代に迷い込んだかのような街並みが残る吹屋ふるさと村。この吹屋は、街全体赤銅色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一されているのが特徴。これは吹屋の旦那衆たちが相談して、街全体を統一した外観の街にしようと図って造られたためで、当時では珍しい発想でした。

ベンガラ色で統一!ノスタルジックな街を歩こう

写真:麻田 ユウミ

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現在も統一した外観のコンセプトは守られており、街中にある郵便局もこの通り!赤いベンガラ格子がとても街に馴染んでいます。ポストも通常のポストではなく、書状集箱という明治時代のポストを模して置かれています。

吹屋を代表するベンガラ豪商!「旧片山家住宅」

吹屋を代表するベンガラ豪商!「旧片山家住宅」

写真:麻田 ユウミ

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吹屋を代表する豪商であった片山家は、1759年から200年以上もベンガラの製造、販売をしていました。今でも江戸時代から続く屋敷構えを残す「旧片山家住宅」は、近世弁柄商家の典型と高く評価され、国の重要文化財に指定されています。

吹屋を代表するベンガラ豪商!「旧片山家住宅」

写真:麻田 ユウミ

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主屋にはベンガラ屋としての店構えが今でも残っています。接客の場であった座敷には銘木が使われており、欄間や襖の引き手等の細かい部分まで拘った作りになっています。また、ほぼ全ての部屋を見学できるのも魅力です。

吹屋を代表するベンガラ豪商!「旧片山家住宅」

写真:麻田 ユウミ

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片山家の敷地は約2000平方メートルで、主屋の奥には弁柄蔵や仕事場等のベンガラ製造に関わる付属屋があり、当時の繁栄ぶりが手に取るようにわかります。この片山家の敷地内では、ベンガラの保管や袋詰めの作業が行われており、その様子がわかりやすく展示されています。

<基本情報>
住所:高梁市成羽町吹屋367
電話番号:0866-29-2205
営業時間:9:00〜17:00(12月〜3月は10:00〜16:00)

仕掛けのある拘った住宅!「郷土館」

仕掛けのある拘った住宅!「郷土館」

写真:麻田 ユウミ

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旧片山家住宅の前にある「郷土館」は片山家の分家であり、明治12年に建てられた建物。現在の島根県のある石州から大工を呼び寄せ、5年の歳月をかけて造られました。土台と外側の柱は全て栗の角材で作られたもので、大工にも材質にも拘った家になっています。

仕掛けのある拘った住宅!「郷土館」

写真:麻田 ユウミ

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郷土館も旧片山家同様にほぼ全ての部屋を見学するこができます。興味深いのが、隠し部屋やからくり戸といった仕掛けが多くあること。安全面、防犯面にもかなり重点を置いた家になっています。

仕掛けのある拘った住宅!「郷土館」

写真:麻田 ユウミ

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また当時実際に使われていた提灯やランプ、ハエ取り器やバリカン等の生活用品が多数展示されています。明治時代の生活を知ることができる貴重な資料で、とても興味深く見学できますよ。

<基本情報>
住所:高梁市成羽町吹屋699
電話番号:0866-29-2205
営業時間:9:00〜17:00(12月〜3月は10:00〜16:00)

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銅山からベンガラ?秘密を握る「笹畝坑道」

銅山からベンガラ?秘密を握る「笹畝坑道」

写真:麻田 ユウミ

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そもそも何故この吹屋がベンガラで栄えたのでしょうか?秘密は吹屋ふるさと村から車で5分程の場所にある銅の採掘場であった「笹畝坑道」にあります。この吹屋は古くから銅の街として栄えており、銅の採掘過程で偶然に発見されたベンガラの主成分であるローハにより、瞬く間にベンガラの産地として発達していったのです。

銅山からベンガラ?秘密を握る「笹畝坑道」

写真:麻田 ユウミ

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この笹畝坑道は江戸時代から大正時代まで実際に銅を発掘していた坑道。1977年より坑道の一部が見学できるようになっています。発掘が行われていた場所までは、長く狭い通路を進んでいきます。

銅山からベンガラ?秘密を握る「笹畝坑道」

写真:麻田 ユウミ

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採掘場はマネキンで当時の様子が再現されています。江戸時代は機械もなく、全て手掘りでの採掘でした。ベンガラの主成分であるローハは元々は磁流化鉄鉱石と呼ばれる捨石の鉱石。たまたまこの鉱石を置いていたところが赤くなっていることに気づき、ベンガラ顔料の発展へと繋がっていったのです。

<基本情報>
住所:高梁市成羽町中野1987
電話番号:0866-29-2145
営業時間:9:00〜17:00(12月〜3月は10:00〜16:00)
アクセス:吹屋ふるさと村から車で5分、徒歩15分

ベンガラ作りの工程がわかる!「ベンガラ館」

ベンガラ作りの工程がわかる!「ベンガラ館」

写真:麻田 ユウミ

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笹畝坑道の近くには1974年まで使われていたベンガラ工場があり、現在「ベンガラ館」として明治時代のベンガラの製造工程をわかりやすく展示しています。

ベンガラ作りの工程がわかる!「ベンガラ館」

写真:麻田 ユウミ

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ベンガラ製造はとても手間暇がかかり、いくつもの工程を経て質の良いベンガラに辿り着きます。その中でも大切な工程が酸を抜く作業。作業自体は水でかき混ぜ、酸が溶けた上澄みの水を捨てるという単純作業ですが、上質なベンガラを作るにはこの工程を50回以上も繰り返したそうです。

ベンガラ作りの工程がわかる!「ベンガラ館」

写真:麻田 ユウミ

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これはベンガラの元である磁流化鉄鉱石からベンガラになるまでの過程です。元の鉱石に熱を加えて黄緑色のローハを作り、乾燥、焼き等の工程を経て赤く変色したものを石臼で挽き、酸を抜きやっと鮮やかなベンガラになります。江戸時代にこれほどの技術があったことにただただ感心するばかりです。

<基本情報>
住所:高梁市成羽町中野86
電話番号:0866-29-2136
営業時間:9:00〜17:00(12月〜3月は10:00〜16:00)
アクセス:吹屋ふるさと村から車で5分、徒歩15分

吹屋ふるさと村までの公共機関での行き方

吹屋ふるさと村まで公共機関で行く場合は、JR備中高梁駅から吹屋行きバスで約55分です。JR備中高梁駅発、吹屋行きのバスは10:50、13:50、18:00発の1日3本です。吹屋発、JR備中高梁駅最終バスは15:45発になります。バスを逃すと帰る手段がタクシーのみになりますのでご注意ください。

2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2020/07/25 訪問

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