写真:権丈 俊宏
地図を見る南紀勝浦温泉「ホテル浦島」は雄大な太平洋に囲まれ、関西を代表する人気リゾートホテル。アクセスは、以前は専用船のみでした。しかし近年は、マイクロバスでの送迎も追加され、一段と行きやすくなりました。
しかし直接陸路でホテルまで行けるわけではなく、専用駐車場からの送迎。“宿泊者専用駐車場”と看板に出ていますが、日帰り客も利用可能。写真右下の「地図を見る」をタップすると、専用駐車場の場所が見られます。
またカーナビで行く場合は、ホテルの住所でなく、専用駐車場の住所である「和歌山県東牟婁郡那智勝浦町天満441-16」と入力してください。
写真:権丈 俊宏
地図を見るまた、“やっぱり船に乗って行ってみたい!”という方は、専用駐車場とは違う場所に送迎船の発着場所があります。正確にはアーケードをくぐって左側手前が、ホテル浦島の発着場所です。この場所も、写真右下の「地図を見る」をタップして確認できます。
送迎船の出航時間は、時間帯によって異なります。全く運航していない時間帯もありますので、詳しい運航状況はホテルに直接問い合わせましょう。
写真:権丈 俊宏
地図を見るマイクロバス・送迎船のどちらを利用しても、ホテル浦島の本館へ案内されます。まずはフロント(日帰り入浴受付場所)で館内図を貰いましょう。
ホテル浦島は、「本館」・「なぎさ館」・「日昇館」・「山上館」の4か所の宿泊棟があり、日帰り入浴可能な5か所の名物風呂が点在。ホテル浦島だけで中規模温泉街クラスの規模を誇り、館内だけで湯めぐりを楽しめます!
入浴料金は大人1名1300円。日帰り入浴時間は9時〜17時(18時最終受付)。しかし清掃の関係上、入浴可能時間が浴場ごとに異なります。以下、時間帯を考慮して、半日で満喫できる過ごし方をご紹介しますね!
写真:権丈 俊宏
地図を見るホテル浦島は10本の自家源泉を所有し、湧出量は毎分1トン以上。泉質は主に「含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉」。5つの大浴場は、いずれも源泉かけ流し温泉です。
まず最初に行ってほしい浴室は「玄武洞」。日昇館の奥に位置する天然洞窟風呂です。まるで幽霊でも出てきそうな荘厳な雰囲気に、誰もが圧倒されるでしょう。
玄武洞の内湯では、ホテル浦島でも特に濃い源泉を使用。緑白濁のにごり湯は、強い硫黄の香りが特徴で、同時に体がよく温まる“熱の湯”。また、美肌成分で知られる重曹を微量に含み、まろやかな肌触りの“美人湯”でもあります。
※天然温泉ですので、お湯の色は時間帯によって変化します。
写真:権丈 俊宏
地図を見る内湯の奥には、海にせり出した小ぶりの露天風呂があります。無色透明で、内湯に比べると優しい感触の泉質。太平洋の海風に吹かれながら、心地よいひとときを過ごせますよ!
このように「玄武洞」は風情と泉質が揃い、関西屈指の名湯の一つと言えるでしょう。
<玄武洞の基本情報>
日帰り入浴の営業時間:9〜12時、16〜19時
写真:権丈 俊宏
地図を見る続いては、本館フロント近くにある「ハマユウの湯」と「滝の湯」。男女交代制の浴室です。午前中利用だと、ハマユウの湯(上写真)が女湯、滝の湯(下写真)が男湯。ホテル浦島の複数の源泉がミックスされ、かけ流されています。
写真:権丈 俊宏
地図を見る滝の湯では、一部天然の岩肌が露出し、玄武洞の浴室を彷彿させます。
写真:権丈 俊宏
地図を見るまた滝の湯では、露天風呂も併設。屋根が付いているので、雨が降っても安心して利用できます。
<ハマユウの湯・滝の湯の基本情報>
日帰り入浴の営業時間:
・ハマユウの湯 9〜12時(女湯)、15〜19時(男湯)
・滝の湯 9〜12時(男湯)、15〜19時(女湯)
写真:権丈 俊宏
地図を見る続いてはランチタイム! 日帰り時間帯では、本館にセルフスタイルのレストラン「Urasima Food Hall」(上写真)があります。定食や丼物、軽食などが利用できます。
もっと手軽に済ませたい方には、同じ本館にコンビニエンスストアがあり、そちらで昼食やスイーツを求めても良いでしょう。
※2020年9月現在、ランチバイキングは実施されていません。
<レストラン・コンビニエンスストアの基本情報>
営業時間:
・Urasima Food Hall 6時30分〜10時、11時30分〜14時30分
・ローソン ホテル浦島店 7時〜23時
写真:権丈 俊宏
地図を見るランチの後は、山上館手前にある専用通路を渡って「忘帰洞」へ行ってみましょう。玄武洞よりも一段と巨大な洞窟の中に、湯船が点在。ホテル浦島でも一番人気の浴室です。こちらも浦島の複数の源泉をミックスして、かけ流しで利用されています。
写真:権丈 俊宏
地図を見る忘帰洞では、露天風呂も併設。太平洋が眼前に臨め、絶景温泉ランキングの常連に挙げられるほどの名物風呂です。先に紹介した「玄武洞」と「忘帰洞」は、関西を代表する名物風呂の一つ。日帰り入浴の時間が長くとれない方も、玄武洞と忘帰洞の2つは、ぜひ体験してみてください!
なお忘帰洞は、午前と午後で男女浴室が入れ替わります。両方の浴室を日帰りで入浴するなら、日帰り入浴開始時間(9時〜)にまず片方の浴室に入浴。そして午後にもう片方の浴室に入浴しましょう。
<忘帰洞の基本情報>
日帰り入浴の営業時間:9〜10時、13〜19時(午前と午後で男女浴室入れ替え)
写真:権丈 俊宏
地図を見る5つ目に紹介する浴場は「磯の湯」。先に紹介した「玄武洞」の手前にあります。日帰りでは、午後からしか入浴できません。
磯の湯は2つの浴槽がありますが、別々の源泉が使用されています。上写真にあるエメラルドグリーン色の温泉は、やや温めに調整。香ばしい硫黄の香りに包まれながら、濃厚な温泉をじっくりと楽しめます。
写真:権丈 俊宏
地図を見る一方の透明なお湯は、やや熱めのサッパリした泉質。2つの浴槽を交互に入浴することにより、新陳代謝をより高めてくれます。磯の湯は温泉ファンに人気が高く、泉質を重視したい方におすすめです。
最後に、温泉のコンプリートを目指されたい方は、「ハマユウの湯」と「滝の湯」の午前中入れなかった方の浴室に入浴しましょう。
※ハマユウの湯:15時から男湯、滝の湯:15時から女湯
<磯の湯の基本情報>
日帰り入浴の営業時間:12〜19時
今回は「ホテル浦島」を半日で満喫できる過ごし方を、時間帯を考慮しながらご紹介させて頂きました。ホテル浦島は、とにかく広大なホテル。自分がいる場所が分からなくなったら、遠慮なくスタッフに聞くと良いでしょう。
また日帰り入浴で気になるのは、貴重品の管理。浦島では、どの浴室も無料の鍵付きのロッカーがあります。貴重品はそこに入れましょう。
温泉入浴とは意外と体力を消耗します。ホテル浦島の泉質は、硫黄と食塩を含む濃厚な温泉。発汗がとても促進されやすい泉質です。浴室の入口には冷却水と紙コップが設置されています。入浴前後は、こまめな水分補給を心掛けましょう。
2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/11更新)
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