現代アート展「ヨコハマトリエンナーレ2020」の楽しみ方

現代アート展「ヨコハマトリエンナーレ2020」の楽しみ方

更新日:2020/09/04 09:40

橋本 菜摘のプロフィール写真 橋本 菜摘 アートブロガー
現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」は3年に一度開催。今回は2020年7月17日(金)から10月11日(日)まで、横浜から世界に現代アートを発信します。横浜の街歩きを楽しみながら、メイン会場である横浜美術館、プロット48をまわりましょう。

新型コロナウイルスの感染状況によっては、各自治体ごとに往来の自粛を要請している場合や、施設によっては休業していることがあります。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、お出かけの際は感染予防のため「新しい旅のエチケット」を守って行動しましょう。(LINEトラベルjp)
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横浜美術館は賑やかでカラフル

横浜美術館は賑やかでカラフル

写真:橋本 菜摘

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現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」は3年に一度開催され、今年は7回め、「ヨコトリ」の愛称で親しまれています。会期は2020年7月17日(金)から10月11日(日)、67組のアーティストが参加し、メイン会場は横浜美術館、プロット48の2か所です。

ヨコトリのタイトルは「AFTERGLOW−光の破片をつかまえる」、大きな光が消える時の残りの光、光から生まれるエネルギーをつかまえようということです。5つのキーワード、独学、発光、友情、ケア、毒をヒントに会場をまわりましょう。

横浜美術館は賑やかでカラフル

写真:橋本 菜摘

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「横浜美術館」に入ると高い吹き抜けの空間です。入口から左右に広がる大きな階段までは入館無料です。
右側の階段はとても賑やか、回りながら光って形を変える庭飾りはニック・ケイヴ(1959年、アメリカ生まれ)の作品《回転する森》、奥の階段には被災地などの廃棄物や廃材を用いた青野文昭(1968年、宮城県生まれ)の作品群。

手前:ニック・ケイヴ《回転する森》2016年、2020年再制作(C)Nick Cave
奥:青野文昭《なおす・合体・代用・融合・連置(石巻で取得した看板/三つのテーブル)》2014年ほか
ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景より

横浜美術館は賑やかでカラフル

写真:橋本 菜摘

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左側の階段、上段はランティアン・シィエ(1988年生まれ、アラブ首長国連邦拠点)の作品で外骨格をつけて歩く体験(90分)です。中段と下段(両方は同作品)はモレシン・アラヤリ(1985年、イラン生まれ)の神秘的な世界をVR体験(25分)する作品。両方作品とも要予約。

上段:ランティアン・シィエ《私が歩くと、あなたも歩く》2020年Courtesy of Grey Noise, Dubai
中段・下段:モレシン・アラヤリ《未知をしる彼女:ヤージュージュ、マージュージュ》2018年
ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景より

赤い癒やしと緑の毒

赤い癒やしと緑の毒

写真:橋本 菜摘

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柔らかそうで触りたくなる作品。消毒液で消毒をして、そっと触れてみてください。エヴァ・ファブレガス(1988年、スペイン生まれ)の作品のパネルには「わたしたちは腸の中で、自分以外の生命を宿主としてもてなすこと、それらと共にかんがえることを学ぶ」と書かれています。(執筆:シュヴェタ・サルダ、翻訳協力:中野 勉、翻訳監修:蔵屋美香・木村絵理子・林寿美・大坂直史)。大きな腸のそばに立つと体内に入ったような感じがします。

エヴァ・ファブレガス《からみあい》2020年
ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景より

赤い癒やしと緑の毒

写真:橋本 菜摘

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緑色のオブジェは、インゲラ・イルマン(1985年、スウェーデン生まれ)の作品。タイトルの「ジャイアント・ホグウィード」はセリ科の多年草の名前、4m以上に成長し、触れると大やけどをする樹液は遺伝子にも影響を与えます。西アジア原産で鑑賞用に19世紀末から西ヨーロッパに持ち込まれ、野生化して今はヨーロッパ、北米に定着しています。

インゲラ・イルマン《ジャイアント・ホグウィード》(部分)2016年、2020年再制作(C)Ingela Ihrman
ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景より

カフェ小倉山ではヨコトリ限定のフロートとパフェがあります。カフェ小倉山と旧レストランの作品もお見逃しなく。

赤い癒やしと緑の毒

提供元:横浜トリエンナーレ組織委員会 撮影:加藤甫

https://www.yokohamatriennale.jp/地図を見る

横浜美術館からプロット48に向かうには、美術館の西口(正面入口の反対方向にある)が便利。写真では左側、半円柱がある建物が横浜美術館です。虹のような色の仮囲いに沿って7〜8分歩くとプロット48に到着。この色はヨコトリのタイトル・イメージです。会場の出入り口で貸出す晴雨両用のヨコトリ・オリジナル傘も同じ色、歩くのが楽しくなります。

建物を生かした「プロット48」

建物を生かした「プロット48」

写真:橋本 菜摘

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「プロット48」の入口にも虹のようなイメージがあります。元は子ども向け施設、元の建物の名残を感じる建物は現代アートの展示にぴったりです。

建物を生かした「プロット48」

写真:橋本 菜摘

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ゆるやかな坂を下ると鉄の柵、実はこれも作品、ロッキングチェアのような柵と門を揺らしてみてください。ちょっと不安になる気づきが作者ジョイス・ホー(1983年、台湾生まれ)の狙いです。

正面の展示室は川雄大(1981年、兵庫県生まれ)の作品で、無料エリアですが、予約が必要な体験型です。

ジョイス・ホー《バランシング・アクトV》2020年(C)Joyce Ho
ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景より

入口からジョイス・ホー、川雄大、ミュージアムショップ、休憩室は無料で利用できます。

建物を生かした「プロット48」

提供元:横浜トリエンナーレ組織委員会 撮影:大塚敬太

https://www.yokohamatriennale.jp/地図を見る

出口近くにはくつろげる場所。環境にやさしい住居やカフェを手がけるファーミング・アーキテクツ(2017年設立、ベトナム拠点)の作品です。水を浄化する循環装置や木材のぬくもり、太陽の光や風を感じて、本を読んだり、ひと休みしたりできます。

ファーミング・アーキテクツ《空間の連立》2020年
ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景より

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館内はアールデコの日本郵船歴史博物館

館内はアールデコの日本郵船歴史博物館

写真:橋本 菜摘

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メイン会場ではありませんが、日本郵船歴史博物館にも作品の展示がありますので立ち寄ってみましょう。プロット48から行くには、みなとみらい線で新高島町駅から2つめの馬車道駅下車が便利です。

館内はアールデコの日本郵船歴史博物館

提供元:横浜トリエンナーレ組織委員会

https://www.yokohamatriennale.jp/地図を見る

「日本郵船歴史博物館」は海運の歴史を伝える博物館。正面に列柱が並びギリシアの神殿風の外観です。アールデコ洋式の天井や照明器具も見所。ショップには船や横浜に関係するグッズがたくさん。ヨコトリのチケットで日時予約不要で常設展にも入れます。ここだけの入館は一般400円、開館は10〜17時、月曜休館。

館内はアールデコの日本郵船歴史博物館

提供元:横浜トリエンナーレ組織委員会

https://www.yokohamatriennale.jp/地図を見る

常設展示の奥に、マリアンヌ・ファーミ(1992年、エジプト生まれ)の作品。言語や建築、歴史に着目するファーミに合った会場です。エジプトの水にまつわる歴史を作品化した《アトラス シリーズ》は水が盛り上がった立体地図のようです。タイトルの「アトラス」は地図帳のこと、16世紀に地図帳の表紙にギリシア神話の神・アトラスを載せたことに由来します。近くにビデオ作品《アトラス》(2019年、ビデオ4分30秒)も。

ここからは海はすぐそこ、みなとみらい21の景色を見るには、万国橋がお勧めです。

マリアンヌ・ファーミ《アトラス シリーズ》2020年(C)Marianne Fahmy
日本郵船歴史博物館の作品展示風景より

会場では便利グッズが活躍

会場では便利グッズが活躍

写真:橋本 菜摘

会場ではポストカード、「会場マップ」「いっしょに歩くヨコハマトリエンナーレ2020ガイド」が便利。会場マップには作家名が示され、QRコードから公式サイト・作家情報につながります。

「Public Art’s Light」のポストカードのQRコードで鑑賞アプリを入手、「みなとみらい21地区」のアートをめぐる3つのルートがわかります。

会場では便利グッズが活躍

写真:橋本 菜摘

「オンラインガイド」ではガイドサポーターがヨコトリを紹介。会議ツール「Zoom」を使う、5人以上のグループ向けの約40分のプログラムです。ヨコトリを知りたい方、ヨコトリに行けないけれど興味がある方にもお勧め。10月9日(金)までの毎週 火・金・土・日曜日に開催、参加無料、詳細・申込はWebから。

会場では便利グッズが活躍

写真:橋本 菜摘

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プロット48にある「プロット48ショップ」には魅力的なアートグッズが豊富。ヨコトリ作家グッズ、ヨコトリ公式グッズはもちろん、横浜ゆかりのクリエイターによる帆布鞄製バッグ、天然石アクセサリーなど。「ヨコハマ・グッズ横濱001」もあります。

ヨコトリの効率的なまわり方

ヨコトリを効率的にまわるなら、まずどこから訪れたらよいかを考えておきましょう。会場が広いため、見たい作家の展示場所も調べておくとよいでしょう。公式Webサイトは日々更新されているので、要チェックです。

67組の作家、約30の映像作品もあるので、たくさんの作品を見るには時間に余裕をもって朝からの鑑賞がおすすめ。横浜美術館は日時指定予約ですが、プロット48は予約した日の好きな時間からご覧いただけます。

また、アート好きな方には「横浜アート巡りチケット」もお勧めです。ヨコハマトリエンナーレ2020と9月11日から開催の「BankART Life Y」「黄金町バザール2020」がセットになっています。詳しくは公式サイト内「ヨコトリプラス」よりご確認ください。

2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2020/07/16 訪問

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