写真:羽田 さえ
地図を見る山吹水源へは、産山村の田園風景を通って向かいます。夏ならば、道路脇に村の花「ヒゴタイ」が咲いているのが見られることも。キク科のヒゴタイは紫色でまんまるな愛らしい花で、実は絶滅危惧種です。
写真:羽田 さえ
地図を見るヒゴタイの季節でなくても、産山村ならではの風景が楽しめます。
水源の手前の地区には扇田と呼ばれる見事な棚田が広がっており、田んぼの畔には「田の神さま」がいらっしゃいます。
九州では宮崎県や鹿児島県の「田の神さあ」が有名ですが、産山村にも田の神信仰が残っている証拠です。
写真:羽田 さえ
地図を見る無料の駐車場に車を止めると、水源までは約560メートル。ゆるやかな坂道を10分ほど歩いて向かいます。舗装された道がほとんどなので、それほど身構えなくても大丈夫です。
ただし水源近くの100メートルほどは未舗装で自然そのまま。木の根が広がっていたり、地面がぬかるんでいたりする時もあります。
スニーカーなどの動きやすい靴で出かけましょう。夏は思いきって水遊び用の濡れてもOKなサンダルで行くのもおすすめ。あふれ出す清流にもひるまずに進めます。足に水をかけて涼むのも良いですね。
写真:羽田 さえ
地図を見る産山村の原生林に囲まれた、山吹水源に到着です。
周囲はとても静かで、聞こえるのは湧き水から流れ落ちる川のせせらぎと鳥の声だけ。苔むした木々が生い茂る、フォトジェニックな世界です。
写真:羽田 さえ
地図を見る写真を撮ると、一見そこには水がないように見えるほどの透明度。
じっと目を凝らせば、池の底から水が湧き出す様子も見えます。水温は年間を通して13.5℃と言われています。水源の近くに立っているだけでも、かなり涼しく感じられますよ。
写真:羽田 さえ
地図を見る水源の中程には、大正5年に建てられたとされる水神さまの祠があります。苔むしていますがよく手入れされており、村の人たちの手で長く大切に守られてきたことがうかがえます。
お賽銭箱が置かれているので、湧き水を汲むお礼を納めていくのも良いですね。
写真:羽田 さえ
地図を見る山吹水源の水は持ち帰りOK。
備え付けられたひしゃくで、水をそっと汲みます。容器の販売はないため、ペットボトルなどを持参しましょう。
やわらかいお水なのでそのまま飲んでも美味ですが、ホテルの部屋に持ち帰ってコーヒーを淹れたり、熊本の焼酎を使って水割りを作ったりするのもおすすめですよ。
写真:羽田 さえ
地図を見る産山村でもうひとつ、メジャーな水源が「池山水源」。
こちらは複数の飲食店や宿泊施設などにも近い場所にあり、歩く距離も短いのでさらに気軽に行けます。
山吹水源と池山水源を合わせて訪ね、おいしい水の飲み比べをしてみるのも楽しいですよ。
<池山水源の基本情報>
住所:熊本県阿蘇郡産山村大字田尻14−1
営業時間:通年
駐車場:約30台(無料)
住所:熊本県阿蘇郡産山村産山
営業時間:通年
駐車場:15台(無料)
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/18更新)
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