小樽運河に面する「ホテルソニア小樽」は北海道旅情が盛り上がるホテル

小樽運河に面する「ホテルソニア小樽」は北海道旅情が盛り上がるホテル

更新日:2020/08/20 16:12

瀧澤 信秋のプロフィール写真 瀧澤 信秋 ホテル評論家、旅行作家
人気観光都市である北海道・小樽の情緒は、その港町風情がなせるものといえるでしょう。商都として栄えた歴史のある都市であり、建物などから往時を物語る光景に触れることができます。
そんなレトロでエキゾチックな街並みの中には注目すべきスポットが「小樽運河」。多くの人々に愛されるその光景を独り占めできるホテルがあります。運河に面する「ホテルソニア小樽」。人気の観光スポットも満喫できる人気ホテルを紹介します。

港湾の観光都市「小樽」

港湾の観光都市「小樽」

写真:瀧澤 信秋

道都札幌の北西に位置する小樽は、石狩湾に面する北海道でも有数の港湾都市。商都として古くから発展を遂げてきた港町です。少し昔を感じるレトロな街並み、美しい海岸線など観光地としても魅力が多くあります。

観光スポットとしては、ガラス工芸やオルゴール、酒蔵なども知られますが、中でも「鰊御殿」は1897年に建てられた往時の漁業を知ることができる施設で多くの展示などされています。港町グルメも魅力。新鮮な海鮮を満喫できるお店はたくさんありますが、意外な人気メニューが鶏の“半身揚げ”。「なると本店」が有名です。半身揚げのほかにも海鮮からラーメンまで種々充実しており“異種格闘技戦”で盛り上がれます。

港湾の観光都市「小樽」

写真:瀧澤 信秋

港を一望できるおすすめスポットとしては「天狗山」、また海を間近に感じられる場所としては「埠頭公園」が有名です。海を間近にいえば「オタモイ海岸」は知る人ぞ知る秘境的なスポット。誰もいない波音だけが響く海は深い碧※。

※平成18年3月の土砂崩れにより、オタモイ海岸のオタモイ地蔵尊までの遊歩道は立入禁止になっています。駐車場までは行くことができますが、遊歩道では今もなお落石が多数確認され大変危険です。絶対立ち入らないようにしましょう。

情緒ある小樽運河

情緒ある小樽運河

写真:瀧澤 信秋

小樽の魅力を紹介してきましたが、最も重要なスポットが抜けていました。そう“小樽運河”です。北海道開拓の歴史を色濃く残す小樽の象徴ともいえます。小樽運河は内陸を掘り込んだような一般的な運河ではなく、海岸を埋め立てて作られているため緩やかなカーブ状になっており、運河の魅力を高めています。

そもそも小樽運河は大正12年の完成。戦後、埠頭の岸壁が整備されたことによりなくなる運命でしたが、昭和61年に一部が埋立て道路となり、散策路が設けられいまに至ります。現在では最大の観光資源といっても過言ではない小樽運河ですが、もともとは無くなる運命だったとは時代の変遷を感じます。

情緒ある小樽運河

写真:瀧澤 信秋

いまでは運河の旧倉庫街は、カフェやダイニング、各種ショップが並ぶオシャレなエリアになっています。また、夜になると散策路に設置されたガス灯がライトアップされより魅力的な雰囲気を醸し出します。

ホテルソニア小樽は、そんな小樽運河に面した最高立地のホテルです。観光都市とあってホテルは多くありますが、運河に面する立地のホテルは数えるほど。客室から望む小樽運河は旅情満点です。

最高立地のホテルで快適ステイ

最高立地のホテルで快適ステイ

写真:瀧澤 信秋

運河沿いに位置するホテルソニア小樽は、そのクラシカルな外観が印象的。館内もヨーロッパ調で統一されており異国情緒を感じるホテルです。一方で、快適性は高く現代の感性も生かされています。

ホテルソニア小樽滞在の最大の魅力は客室から望める運河。全149室のうち約7割に当たる客室が小樽運河に面しています。2018年新築の本館は、クラシックな雰囲気をリスペクトしつつもアーティスティックにしてモダンな雰囲気にアレンジされています。

最高立地のホテルで快適ステイ

写真:瀧澤 信秋

客室はスタンダードタイプからデラックスまで多彩。オススメは運河に面した「カナルスーペリアツイン」。広めのツインルームで、小樽の素晴らしい眺望を堪能できます。室内はヨーロッパ調のシックな色合いでまとめられ、ゆったりと落ち着いた時間を演出しています。

また、運河側最上階のラージツインルームは開放感のある全面ガラスを採用。窓から望む小樽の素晴らしい眺望はまるで絵画のようです。大理石の床が贅沢な雰囲気を醸し出しています。

小樽運河の湯

小樽運河の湯

写真:瀧澤 信秋

ホテルソニア小樽にまたひとつ魅力が加わりました。2018年末に開業した新築棟には天然温泉「小樽運河の湯」がオープン、市内でも珍しいホテルの天然温泉大浴場です。男湯からは運河を見下ろすことができます。女湯には露天風呂を備えています。

保温性があり湯冷めしにくいとされている泉質でふわりと包み込まれるような心地良さが特色。湯上がりのラウンジには、家具の街といわれる旭川で手作りされた高級チェアが配されており、ゆったりと運河を見下ろしながらくつろぐことができます。

海鮮も嬉しい朝食

海鮮も嬉しい朝食

提供元:株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメント

ホテルソニアの朝食は、ホテル内の「寿司バル「イルオナイ」にて。北海道ブランドの魚介類を芸術性高く握る“蝦夷前寿司”がご自慢。朝食では道産の食材がたっぷり使用されており、海鮮から野菜まで素材の旨みを存分に味わうことができます。いくら、地魚、たらこやサーモン、烏賊、甘えび、松前漬けなどの海鮮のほか“炙り塩鮭”や揚げたての“小樽ザンギ”焼などが提供されます。

小樽寿司屋通りへも至近

小樽は寿司の街として知られていますが、小樽運河からだと200mほど、ホテルからも徒歩圏内にあるのが「小樽寿司屋通り」です。通りには10数店の人気寿司屋が集まっています。 近海でとれる新鮮な魚介を味わえば至福の時間が過ごせることでしょう。

2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/01/23−2019/01/24 訪問

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