海沿いに並ぶ22体の磨崖仏!山形県遊佐町「十六羅漢岩」

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海沿いに並ぶ22体の磨崖仏!山形県遊佐町「十六羅漢岩」

海沿いに並ぶ22体の磨崖仏!山形県遊佐町「十六羅漢岩」

更新日:2014/06/11 17:45

Shinkurouのプロフィール写真 Shinkurou

山形県の北部に位置し日本海に面した港町「遊佐町(ゆざまち)」。この町には海の岩礁に彫られた十六羅漢があるのをご存知でしょうか?海沿いにある磨崖仏は全国的にも珍しく、150年以上も日本海の荒波に耐えた羅漢は素晴らしい景観を見せています。海を背景に自然と一体化した「十六羅漢岩」をご紹介します。

永久に残したい海辺の景観

永久に残したい海辺の景観

写真:Shinkurou

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このエリアの海岸線は、鳥海山の噴火により流れ出た安山岩で出来た地形です。その溶岩に彫られているのが、十六羅漢と釈迦・菩薩等22体の磨崖仏。

これらは「海禅寺」の住職・寛海(かんかい)和尚が地元の石工と共に彫り上げた物で、托鉢をしながら喜捨を集め、1864年から5年間をかけ完成しました。そして寛海和尚はその落成を見届けた後、71歳で海に身を投げ入滅したと伝わっています。

中央に聳える最大の石仏が釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)。ここを中心に南エリアと北エリアに分かれて合計22体もの磨崖仏が!

日本海の荒波に浸食され、しかも岩と一体化しているので、よくご覧頂かないと22体全てを確認するのは少し困難な程。でも足場は比較的広く、遊歩道も完備されていますのですぐ側まで行くことが出来ます。

荒波による浸食は自然の営み

荒波による浸食は自然の営み

写真:Shinkurou

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遠目では判別し辛い石仏も、近づいてよく見ると、頭が丸く彫られた跡が分かります。潮風にさらされ続けた磨崖仏からは、自然が持つ力と時の流れを感じます。前に立つだけで小さな悩みが吹き飛ぶほどの特別のパワーを貰えますよ。是非じっくりとお楽しみ下さい。

また北側エリアの羅漢をご覧いただくには、岩肌を歩きます。足元が不安定ですので特にご注意下さいね。スニーカー等の歩きやすい靴で散策される事をお勧めします。

全景の展望を愉しめる「見晴らし展望台」

全景の展望を愉しめる「見晴らし展望台」

写真:Shinkurou

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写真は十六羅漢岩を展望できる「見晴らし展望台」。こちらへ行かれるには、国道345号線から海岸とは反対方面へお入りください。食事処「サンセット十六羅漢」の前に広い駐車場があり、そこから海辺まで歩道橋と遊歩道が整備されています。お年寄りや足の不自由な方にも「海を背景とした十六羅漢」をお愉しみ頂けるお勧めの場所です。

日本海を背景にした磨崖仏の自然美

日本海を背景にした磨崖仏の自然美

写真:Shinkurou

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では展望台からの景観をご紹介しますね。どこまでも続く海と空!それらを背景にした岩と一体化した磨崖仏!日本には多くの羅漢がありますが、海を背景にした石仏を拝むのは筆者にとっては初めての経験です。

十六人の釈迦の弟子たちの顔はすべてとても穏やかで、150年の時を刻んだとは思えない程。潮風に吹かれ心が豊かになる、素晴らしい羅漢めぐりになる事間違いなしです。

お勧め情報「エリア屈指のサンセットスポット」

このエリアは東北地方屈指の夕日スポットでもあります。夏の夕日は特に素晴らしく夕日が海面に反射し、羅漢像を輝かせます。

また十六羅漢岩から南に歩いて5分程の「出羽二見」もお勧め。注連縄が張られた二つの奇岩は、その名の通り伊勢地方の夫婦岩そのもの。伊勢地方は日の出を拝みますが、こちらは夕日を愉しむスポットですね。5月と8月には二つの岩の間に日が沈み、これを見ると幸せになれるそうですよ。

全国的にも珍しい「海を背景にした磨崖仏」さらに夏の夕日を愉しむ旅はいかがですか?

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/05/22 訪問

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