写真:Lady Masala
地図を見るロンドンからのアクセスもよく、日帰りも可能な「マーゲイト(Margate)」。列車の駅を出るとそこには、青い海が広がっています。駅から徒歩3分で行ける「マーゲイト・メイン・サンズ(Margate Main Sands)」は、地元だけではなく、イギリス各地から青い海を求めてやってくる家族連れや観光客でにぎわいます。
写真:Lady Masala
地図を見る海で泳いだりビーチサイドで日光浴をしたりしているうちに、楽しい時間はあっという間に過ぎてゆくでしょう。おなかが空いたなら、信号を渡るだけで各種レストランやカフェに行けるのは、市街地にあるビーチならでは。
写真:Lady Masala
地図を見る海を背に建つ高層建築「アーリントン・ハウス(Arlington House)」は、マーゲイトの象徴ともいえる建物。店舗が撤退し公営住宅として使用されている現在は、老朽化が進み、見た目の悪さや安全面の問題が取りざたされていますが、1964年に建てられた当時は、イギリス初の高級マンションを兼ねたショッピングセンターとして注目を集めました。レストランやプール、劇場を完備したリゾート型エンターテインメント施設は、当時、不況の波にさらされていたマーゲイトの再開発を担う希望の星だったのです。
<基本情報>
住所:Marine Terrace, Margate, Kent, CT9 1XJ
写真:Lady Masala
地図を見るビーチから徒歩5分ほどで行ける「オールド・タウン(Old Town)」とよばれる地域には、ぜひとも足を運んでみましょう。かわいらしく個性的な建物が並び、アーティスティックでおしゃれなお店が充実しています。
ビーチの向かい側にある「オールド・ケント・マーケット(The Old Kent Market)」は、1911年に建てられたというレトロな映画館を改装してつくられたインドアマーケット。内部には、食べ物やアクセサリーなどのストール(屋台)が並び、無国籍な雰囲気が漂います。
写真:Lady Masala
地図を見るオールド・タウンには、個人経営のユニークなショップが多く、見ているだけでも楽しめます。店主のこだわりが感じられる雑貨や古着、アンティークやビンテージを扱うお店が多く、ここにしかない物たちにめぐり会えます。古物は一期一会。気に入った物が見つかったら、迷わず手に入れましょう。
写真:Lady Masala
地図を見る「オールド・バンク・ブックショップ(The Old Bank Bookshop)」という名の通り、古い銀行の建物を利用してつくられた古本屋にも立ち寄ってみましょう。ここは、緩和ケアを行う「ピルグリム・ホスピス(Pilgrims Hospices)」が経営するチャリティー・ショップ。
店内には、寄付で集められた本や絵画が所せましと並んでいます。アンティークの書籍が手ごろな値段で手に入ることもあるのでお見逃しなく。売り上げも寄付になります。気に入った物が見つかったなら、ぜひとも購入しましょう。
写真:Lady Masala
地図を見る海辺の街マーゲイトに来たからには、イギリス名物「フィッシュ&チップス」を食べてみない手はありません。ビーチの向かい側にある「ピーターズ・フィッシュ・ファクトリー(Peter’s Fish Factory)」は、テイクアウェー(お持ち帰り)専用の行列のできる人気店。
写真:Lady Masala
地図を見る魚の種類とサイズを選んで注文しましょう。お勧めは、ハドック(Haddock)やコッド(Cod)とよばれるタラ。Medium(中)でも巨大なフィッシュに山盛りのチップスが付いてきます。あまりおなかが空いていないようなら、Large(大)を頼んで仲間とシェアするのもよいでしょう。
熱々のフィッシュ&チップスには、塩とモルトビネガー(大麦麦芽酢)をかけて食べるのがイギリス流。「酢をかける?」と聞かれたときは、「イエス!」と返事をしましょう。酸味の強いモルトビネガーが、油を中和して食べやすくしてくれます。有料でケチャップやタルタルソースも注文できます。
写真:Lady Masala
地図を見る揚げたてのフィッシュ&チップスを受け取ったなら、近くにあるテーブルで海を眺めながら熱いうちに食べ始めましょう。もちろん、ビーチサイドに行ってピクニック気分で新鮮な魚の味に舌鼓を打つのもよいでしょう。ただし、カモメに魚をさらわれないように注意!
<基本情報>
住所:12 The Parade, Margate CT9 1EZ
営業時間:11:00〜23:00
写真:Lady Masala
地図を見るマーゲイトの街を歩いていると、たくさんの可愛らしい建物が目につくでしょう。「チューダー・ハウス(Tudor House)」は、16世紀に建てられたというこの地域では最も古い建物のひとつ。中は博物館となっているので、興味があれば見学してみてください。
写真:Lady Masala
地図を見るアートに興味がある人は、2011年にできた現代美術を扱う「ターナー・コンテンポラリー(Turner Comtemporary)」をのぞいてみましょう。アーティストたちがここマーゲイトに移り住む契機となった美術館です。生涯に幾度もこの地を訪れ、海辺の風景を描いたというイギリスを代表する風景画家ウィリアム・ターナーを記念してつくられました。
<基本情報>
住所:Rendezvous, Margate CT9 1HG
開館時間:10:00〜17:00(月曜閉館)
マーゲイトのあるケント州サネット地区には、美しいビーチが点在しています。ロンドンからのアクセスもよく日帰りでも十分に楽しめますが、時間が許すなら、泊まりがけでリゾート気分を味わってみてください。ビーチリゾートと街歩きの両方を楽しめるマーゲイトで、充実した時間を過ごしてくださいね。
※関連MEMOには、マーゲイト発、美しい海岸沿いの風景とビーチを眺めながら歩くウォーキングコースを紹介した記事を掲載しています。よろしければそちらもご覧ください。
2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
Lady Masala
旅とマーケット、蚤の市めぐりが大好きな庶民派ロンドナーです。ロンドンを中心にイギリス、ヨーロッパの見どころを歴史や文化とともに紹介いたします。また、趣味で集めているアンティーク・ヴィンテージ食器の魅力…
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