写真:市川 芽久美
地図を見る御座船(ござぶね)とは、将軍や大名などの貴人が乗る船のこと。中でも徳川3代将軍 家光公によって造られた「安宅丸」は、その巨大さと豪華さで当時、江戸の名物になったほどです。そんな豪華絢爛な江戸時代の船を現代に蘇らせた観光クルーズ船が、今回ご紹介する東京湾クルーズ船の御座船「安宅丸」。
こちらの船をデザインしたのは、クルーズトレイン「ななつ星in九州」なども手がけた日本屈指のデザイナー、水戸岡鋭治氏。存在感のある外観、美しい船内部も必見です。
写真:市川 芽久美
地図を見る乗船場所の日の出のりばの桟橋に到着すると、「安宅丸」が現代的な東京のビル街を背景にして停泊しています。現代にタイムトリップしたかのように目の前に現れる朱色と黒塗りの大きな帆船、その優雅な存在感に驚かされます。
幕や暖簾がセンスよく配置された船内も優雅な雰囲気。中央に配置された2階へと繋がる大階段、和風の豪華なステージと客席。各所にぬくもりのある木をふんだんに使われ、なんとも心地よい和の華やかさを兼ね備えた空間です。
東京湾を巡るこちらのクルーズコースは4種類。
コンパクトに巡りたい方には、運航時間約40分のランチまたはアフタヌーンのコースを。レインボーブリッジをくぐりお台場付近でUターンするコースです。
「安宅丸」をゆったりじっくり味わいたい方は、100分コースのサンセット・ディナータイムが断然おすすめ。バラエティー豊かな食事やショーをじっくり味わえるだけでなく、徳川のおもてなし役者として登場する「WAGAKU」の和装した俳優さんたちと、デッキに出て東京湾の景色を堪能したり、写真撮影をしたりと更に充実した船旅になりますよ。
写真:市川 芽久美
地図を見る船内で提供される食事は、人気スポットとなった「恵比寿横丁」などをプロデュースする浜倉的商店製作所が手掛けています。
ランチは「穴子おにぎりと蕎麦のセット」、「お殿様御膳」と和と華やかさを盛り込んだセットメニュー。サンセット・ディナータイムは「彩食!産直!欲ばりコース」、「マグロづくしコース」などユニークな4コースの中から選択。
色彩豊かに盛られた和食もクルーズを盛りあげます。マグロのコースでは、中落ちの身のついた中骨が丸ごと登場し、貝殻で身をかき出しながら食も楽しく進みます(状況によりまぐろのブツ刺しに変更になる場合があります)。
写真:市川 芽久美
地図を見る船内で行われるWAGAKUショーも、劇団四季出身者などからなる俳優陣のハイクオリティなパフォーマンス。アレンジされた和服を纏って華やかな踊りや歌で船内を盛り上げます。
写真:市川 芽久美
地図を見るさらに嬉しいサービスは、絶景ポイントを船が通過する際に「WAGAKU」の俳優さんたちが一緒にデッキに出て案内役を務めてくれること(サンセット・ディナーコース)。東京ゲートブリッジを背景に一緒に写真撮影にも応じてくれますよ。
また、ステージパフォーマンス中の写真撮影は禁止ですが、ショーの終了後には写真撮影タイムも用意されていますので、華やかな和風クルージングの良い思い出にぜひ1枚!
プロフェッショナル達が作り上げる充実の和風東京湾クルーズいかがしたでしょうか。レインボーブリッジ・東京タワー・東京スカイツリー・お台場の素敵な景色に加えて、食や船内エンターテイメントも楽しめる贅沢な和風クルーズをぜひお楽しみください。
乗船場所「日の出のりば」
住所:東京都港区海岸2-7-104
アクセス:
ゆりかもめ「日の出駅」より徒歩約2分
地下鉄「大門駅」より徒歩約10分
JR「浜松町駅」南口より徒歩約8分
予約受付電話番号:0120-532-150(10:00〜19:00 ※月曜をのぞく)
※公式サイトでも予約可能
2020年8月現在の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
市川 芽久美
「旅行」に関係する仕事をやれるだけやってみようと思い、日本とヨーロッパの旅行会社、航空会社、旅行業界誌、旅行展示会と経験してきました。その中で、日本人にとって、潜在的な魅力がまだまだあると感じた中南米…
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