写真:東郷 カオル
地図を見る江戸の享保年間(1700年代前半)に創業した鍵善良房は、当時から祇園の花街でお茶屋や料亭などの御用を受けていました。今では「くずきり」のお店として有名ですが、美味しい生菓子のお店としても高い評価を受けています。
もともとは鍵屋良房といったそうですが、代々のご主人の名前に「善」という字が付くことから、いつしか鍵善良房に。
そんな鍵善がプロデュースするカフェが祇園・花見小路の奥に。鍵善のくずきりが好きな方は必見です!本店のくずきりと同じ吉野葛を使ったブルンブルンのくずもちがいただけます。
写真は本店の外観。これからご紹介する鍵善良房プロデュースの「ZEN CAFE(ゼンカフェ)」は、こちらの本店から歩いて5分ほどの場所にあります。
写真:東郷 カオル
地図を見るこちらが鍵善良房のプロデュースする「Zen Cafe」。小さく鍵善良房と書かれていますが一見カフェとは思えないエントランスですので、知らないと通り過ぎてしまいます。しかも場所は花見小路の奥の路地裏のような道。この「知る人ぞ知る」的な外観が、特別感をくすぐるのです!
建物の1階がカフェになっていますが、奥が見えない造りになっていますので、建物に入って左の奥にお進みください。
写真:東郷 カオル
地図を見るカウンターの向こうには窓から入る緑と外光。本店も歴史が感じられて良い雰囲気ですが、こちらはまた違った趣で、和モダンな印象です。普通カウンターがあるカフェは、カウンターの向こう側にスタッフの方がいますが、こちらのお店では、スタッフがカウンターで作業することはなく、すっきりとした空間です。
テーブル席もありますが、このお店では是非カウンター席に。お茶とお菓子の用意ができるまで、庭の緑を眺めながら上質な空間を味わいましょう。
写真:東郷 カオル
地図を見るこちらがお店おすすめのくずもち。本店のくずきりと同じく吉野葛を使っていますが、くずきりよりもしっかりした味で食感はぶるんぶるん。ぷるんぷるんを上回る、ぶるんぶるんという表現がぴったりなくずもちです。
このくずもちに、きなこと黒蜜が付いてきますので、好みでかけます。きなこも黒蜜も女性が大好きな和のトッピングですね。きなこは相当たっぷりと器に入ってきますので、かけてもかけても足りなくなるということはありません。素材の味を楽しむか、贅沢にきなこをかけまくるか、本気で悩むところです。
本店のくずきりが好きな方には絶対におすすめの和スイーツです。
写真:東郷 カオル
地図を見るお店で使われている器にもご注目ください。一つ一つ凝っていて、スイーツだけではなく、器を楽しむこともできる大人のカフェです。例えばコースター。アンティークの良い味が出ていて、素敵な脇役です。
カフェの上には昴というアンティークショップが入っていて、コースターはこの昴の商品とのこと。カフェのあとは器を愛でに2階へ。アンティークショップや骨董店は敷居が高く感じる方も多いかもしれませんが、「カフェで拝見して…」などと、声を掛けると、お店の方との会話のきっかけになって、リラックスして拝見できるのではないでしょうか。
こちらのお店の方は、とても気さくな感じの良い方ですので、ご挨拶して見せていただくと良いでしょう。アンティークだけではなく、現代作家の作品も素敵なものが多く、手の届く価格設定ですので、おすすめです。
鍵善良房本店・ZEN CAFEともに、午前中のほうが比較的混雑せずに利用できます。
本店は歴史を感じられる雰囲気で、場所もわかりやすく、若い方からご年配の方まで幅広い年齢層に愛されるお店。
ZEN CAFEは、イメージ的には「オトナの女」の隠れ家のような雰囲気です。
お子様連れなら本店利用をおすすめします。
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(2025/2/7更新)
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