昭和レトロな廃線「くりでん」列車やレールバイクに乗ろう〜宮城栗原

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昭和レトロな廃線「くりでん」列車やレールバイクに乗ろう〜宮城栗原

昭和レトロな廃線「くりでん」列車やレールバイクに乗ろう〜宮城栗原

更新日:2014/06/15 11:15

右肩のプロフィール写真 右肩

「くりでん」とは、宮城県北部の栗原地方を走っていたローカル鉄道です。

鉱物を輸送する為、大正10年に開業した「栗原電鉄」。貨物廃止や乗客減少で赤字となり、平成7年に第三セクター「くりはら田園鉄道」として再出発しますが好転せず、平成19年に廃止となりました。どちらも略して「くりでん」と呼ばれ親しまれていました。
開業以来使われ続けた施設が鉄道遺産として見直され、一部が動態保存されています。

列車に体験乗車できるのは、レトロな若柳駅から

列車に体験乗車できるのは、レトロな若柳駅から

写真:右肩

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若柳(わかやなぎ)駅は、本社と車庫がある「くりでん」の中心駅でした。
廃止後、この若柳駅と500mの線路が整備保存され、列車を運行し体験乗車できるイベントが定期的に開催されています。

解体された他の駅の古い建材を活用し、大正・昭和初期の姿に復元された若柳駅は、レトロでローカルな雰囲気満点です。

駅の北側には「わかやなぎ農産物直売所くりでん」があり、産直野菜や土産品が販売され、休憩や食事をする事が出来ます。

誰もが懐かしい気持ちになる〜古き良き昭和の雰囲気

誰もが懐かしい気持ちになる〜古き良き昭和の雰囲気

写真:右肩

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トタン屋根、板張りや漆喰の壁、木枠の窓、裸電球、木製の改札口、手書きの駅名標、ホーロー看板、地元店の広告が手書きで描かれた木製ベンチ、筆書きの時刻表や運賃表。
使い古された本物の建材や建具、アイテムで復元された若柳駅舎は、当時を生きた世代はもちろん、当時を知らない世代でも、不思議と懐かしさを感じる、古き良き昭和のローカル駅が再現されています。

手動転轍機(写真:駅長室の奥にある棒)、腕木式信号機、タブレット閉塞機等、今では稀少となった鉄道施設も残されています。列車を運行する際には実際に運用されており、鉄道ファンも必見です!

田園が広がる車窓〜ローカル列車に体験乗車

田園が広がる車窓〜ローカル列車に体験乗車

写真:右肩

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木枠の窓で仕切られたレトロな出札口で、車両運行協力金を支払うと、当時の車内券を復元した乗車券が発券され、列車に体験乗車できます。

乗車するのは、第三セクター鉄道となった平成7年から運行されていたKD95形気動車で、富士重工業で新製された車両です。
富士重工業(スバル)と言えば、レガシィやインプレッサ等の車が有名ですが、鉄道車両も作っているのです。
エンジ色のシックな列車の内装には、宮城県産の木材が多く使われ、昔の鈍行列車の様な雰囲気を感じる車内で、平成に製造された車両にも関わらずレトロ調で落ち着いた列車です。

列車は、のどかな田園を車窓から眺めながら500mの保存線路を約10分を掛けて往復し、廃線となってしまったローカル線の旅を体験できます。

ローカル線好きには堪らない!昔の車両も様々保存されています

ローカル線好きには堪らない!昔の車両も様々保存されています

写真:右肩

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若柳駅には、栗原電鉄時代から走っていた古い車両も保存されています。

写真左側の電車は、昭和30年に製造され第三セクターとなる平成7年まで活躍したM15形電車です。
東北の大幹線である東北本線も蒸気機関車が主力だった当時、最先端の電車が導入されたと大変な話題になったと言われています。

写真右側の列車は、昭和59年に名古屋鉄道が導入したレールバスで、平成7年にくりはら田園鉄道にやって来ました。レールバスと言われるだけあって、列車にしては非常に小さくて可愛らしいです。臨時で体験乗車用に運行される場合もあります。

その他にも、明治40年や大正3年に作られた国内最古級の貨車や、昭和25年製造の電気機関車など貴重な車両もあり、ローカル私鉄好きには魅力的な内容です!

話題のレールバイクも乗れる様になりました!

話題のレールバイクも乗れる様になりました!

提供元:ブログ 600ボルトの男〜目指せ全国制覇〜

http://rail3655.at.webry.info/地図を見る

自転車で線路を走れるレールバイクが、2014年春より導入されました!

レールバイクは4人乗りで、2本のレールに合わせて2台の自転車が並んだ形となっており、2人が協力して漕いで走ります。
列車と比べるとかなりのミニサイズですが、レールのジョイントではガタンゴトンと音がして、本物の列車と同じ感覚をしっかり味わえます!
子供連れの家族やカップルに特に好評で、漕ぐ2人の仲(連携)が試される、ある意味恐ろしい?アクティビティです。

古き良き〜昭和レトロな廃線を楽しんで下さい!

体験乗車のイベントは、4月〜11月の日曜日(毎週ではありません)に、旧若柳駅で開催されます。週ごとに乗車できるものが違いますので注意(線路は1本しか無いので)。

(1)KD95形列車の体験乗車(運行協力金200円)
(2)レールバイク150m走行(駅構内のみ走行・無料)
(3)レールバイク900m走行(要予約・無料)

レールバイク900mは、栗原市企画部企画課へ5日前迄に申し込みが必要です。その他イベント開催日時等につきましては、栗原市のサイトよりイベント情報を参照願います。

栗原市は、若柳駅周辺を平成27年度中に鉄道公園として充実させるべく事業発注を開始しました。残っている車庫をレストアし、資料館を建設し、芝生広場を整備し、列車やレールバイクの乗車会は継続させる計画です。
廃線の駅舎・列車が動態保存されている「くりでん若柳駅」。田舎の古き良き昭和レトロな場所を、見るだけではなく是非とも体感して下さい!

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/08/12 訪問

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