写真:かのえ かな
地図を見る松山城ロープウェイ乗り場の最寄り駅として知られる、大街道停留所。すし丸本店は、ここから歩いて3分ほどの場所にあります。まずは、駅正面にある大街道商店街のアーケードの下を歩きましょう。
写真:かのえ かな
地図を見る松山銀天街方面にまっすぐ歩いていくと、大街道商店街から分岐する細い路地に差し掛かるので左折。すぐに、すし丸本店の建物が見えてきますよ。
すし丸は戦後間もない1948年(昭和23)創業、70年以上の歴史を持つ老舗です。店内はテーブル席、カウンター席、座敷席があり、落ち着いた雰囲気で食事をいただけます。
写真:かのえ かな
地図を見る瀬戸の地魚握り寿司や鯛めしをはじめ、すし丸では瀬戸内海や宇和海でとれた、活きの良い魚介を使った料理がいただけます。ほかにも、季節の旬の食材を使った月替わりメニューも充実。
食べたいものがいろいろあって迷ってしまいますが、特におすすめしたいのは、松山鮓と鯛そうめんを同時に味わえる“松山御膳”です。松山じゃこてん、久方高原手造りこんにゃくのお造り、茄子の味噌かけも並び、愛媛の郷土料理のオンパレードとなっています。
写真:かのえ かな
地図を見る松山鮓(まつやまずし)は、愛媛県松山地方で祝い事や訪問客をもてなすときに出される郷土料理で、地魚がふんだんに盛り付けられたちらし寿司です。
すし丸の松山鮓は通常、太刀魚や穴子、えびが盛り付けられ、時期によっては旬の魚も盛られます。錦糸卵もたっぷりのって彩りが良く、目と舌で楽しめる一品です。
松山鮓は夏目漱石や正岡子規が愛した味として知られ、漱石が子規の家で松山鮓を食べたときは、最後の1粒までこぼさず大事に食べたと伝わっています。子規は松山鮓に関する俳句を数多く残しました。
松山鮓の名店といえば、すし丸といっても過言ではないので、彼らが親しんだ味をぜひ堪能してくださいね。
写真:かのえ かな
地図を見る松山御膳のもうひとつの主役が、こちらの鯛そうめんです。鯛そうめんは愛媛県のほか、広島県や岡山県などにも伝わる郷土料理で、店や地方によって調理方法に違いがあります。
すし丸の鯛そうめんは、地元でとれた真鯛と五色そうめんを使用。季節によって温かいものと冷たいものに切り替わりますが、常時どちらかを選ぶこともできます。
温かい鯛そうめんは、南予地方に伝わる錦糸卵としいたけに、松山特産の松山あげもプラス。店のオリジナリティが出ていて面白いですね。つゆは、ほんのり甘みがある独自の割り下を使っており、ほっとさせてくれる美味しさです。
写真:かのえ かな
地図を見るすし丸では、時期によって異なるさまざまな一品料理も楽しめます。たとえばこちらは、愛媛らしい一品のみかん揚げ。フワフワ食感の魚のすり身に、きくらげや人参、銀杏を刻んだものを混ぜ込んで、みかんの皮で包んで揚げています。
食べるときは皮ごといただくのですが、みかんの皮とは思えないやわらかさで食べやすく、ほんのりと苦みがあって、あと引く美味しさです。どんな一品料理に出会えるかは、お店に着くまでのお楽しみですよ。
愛媛の郷土料理を味わえる「すし丸」はいかがでしたか?松山鮓と鯛そうめんは、それぞれ単品でも注文できるほか、ランチにはリーズナブルな松山鮓セットもあります。ぜひ、漱石や子規が愛した味を食べに行ってみてくださいね!
住所:愛媛県松山市二番町2丁目3-2
電話番号:089-941-0447
営業時間:平日11:00〜14:00・16:30〜22:30、土日祝11:00〜22:30
アクセス:大街道停留所(伊予鉄市内電車)から徒歩約3分
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/12更新)
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