森林限界と屈斜路湖の大パノラマ!北海道「藻琴山」ハイキング

森林限界と屈斜路湖の大パノラマ!北海道「藻琴山」ハイキング

更新日:2020/08/28 12:01

土庄 雄平のプロフィール写真 土庄 雄平 山岳自転車旅ライター・フォトグラファー
世界自然遺産・知床をはじめとして、阿寒摩周国立公園や釧路湿原も有し、日本屈指の大自然が根付く道東。今回紹介する「藻琴山」は、そんな道東の中央、屈斜路湖畔に佇む標高約1000m峰。道東の山は漠然と険しいイメージがあるかもしれませんが、藻琴山の登山口は標高725mにあり初心者でも気軽に登れる内容!それでいて、森林限界の稜線歩きや屈斜路湖の大パノラマなど、この山ならではの絶景を満喫することができます。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛が求められています。加えて自治体独自での緊急事態宣言発出や、往来の自粛要請をしている場合があります。また施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

道東のメインエリアの一つ!「阿寒摩周国立公園」

道東のメインエリアの一つ!「阿寒摩周国立公園」

写真:土庄 雄平

地図を見る

道東の中心エリアの一つ「阿寒摩周国立公園」。知床連山より南、オホーツク海に面する網走と、北太平洋に面する釧路のちょうど中間にある国立公園です。名前の通り、かつての火山活動により、阿寒湖や摩周湖といったカルデラ湖が発達しているのが特徴で、厳しい自然環境が作り出す、唯一無二の景観が魅力と言えるでしょう。

道東のメインエリアの一つ!「阿寒摩周国立公園」

写真:土庄 雄平

地図を見る

例えば、各湖を取り囲んでいる山々がその良い例です。標高は1000mに満たない山でも、木々が生えておらず、いわゆる森林限界の様相を見せます。本州では標高2000mに匹敵する気候条件が、道東では標高1000m未満とイコールになっているのです。

それゆえ、この道東では標高が低い山でも、まるで高山を歩いているような登山やハイキングを楽しむことができます。

道東のメインエリアの一つ!「阿寒摩周国立公園」

写真:土庄 雄平

地図を見る

そこで今回紹介したいのは、屈斜路湖畔に佇む「藻琴山(もごとやま)」。標高はちょうど1000mとなっており、その登り易さと、景色の素晴らしさから、一年を通じて多くのハイカーが訪れます。

登山道は、芝桜花街道(道道102号線)の途中から登る「藻琴山コース」と、ハイランド小清水725から登る「小清水コース」の二つがありますが、山頂まで短時間で登れる後者が人気!標高差300m弱で、往復3時間と初心者にも嬉しい内容になっています。

まるで高山!?屈斜路湖畔の「藻琴山」へ絶景ハイキング

まるで高山!?屈斜路湖畔の「藻琴山」へ絶景ハイキング

写真:土庄 雄平

地図を見る

それでは、ルートの詳細についてご紹介していきしょう。まずハイランド小清水725に車を停めたら、裏手にある階段から入山!基本的に一本道になっているため、迷う心配はありません。

前半はずっと階段を上っていく道。この区間が10分〜15分ほど続いていきます。「藻琴山」ハイキングは最初が正念場です。前半で体力を使いすぎないようにマイペースで進んでください。

まるで高山!?屈斜路湖畔の「藻琴山」へ絶景ハイキング

写真:土庄 雄平

地図を見る

前述したように、この藻琴山。すでにスタートから森林限界の標高となっており、登山道はハイマツ(低木)に覆われています。本州であれば、およそ標高2000m近くまで行かなければ中々見られない風景です。

今にも空に手が届くような雰囲気の道は、歩いているだけで気持ち良く、上りなのに不思議と足取りが軽くなるでしょう。

まるで高山!?屈斜路湖畔の「藻琴山」へ絶景ハイキング

写真:土庄 雄平

地図を見る

そして登山開始から約30分後、いよいよ道が平坦基調へと変わり、ハイキングも後半へと入ります。すると、目の前には「藻琴山」の山頂が!緑の尾根の先に、存在感をもって佇んでいます。屈斜路湖を囲う外輪山の最高峰です。

ハイマツの尾根歩きが楽しい!「藻琴山」ハイキング後半

ハイマツの尾根歩きが楽しい!「藻琴山」ハイキング後半

写真:土庄 雄平

地図を見る

そして、平坦なエリアを歩くこと10分、藻琴山の山頂へ至る前に「屏風岩」という岩峰に到着!ゴツゴツとした威圧感ある佇まいは、まるで北アルプスなどで見られるキレット(岩稜帯)を彷彿とさせます。

周囲に雲も漂えば、標高1000m以下とは到底思えない荘厳な山岳世界に!

ハイマツの尾根歩きが楽しい!「藻琴山」ハイキング後半

写真:土庄 雄平

地図を見る

そして残りは、藻琴山山頂までハイマツ帯のなかを進んでいきます。基本的にアップダウンはほとんどなく、ここまで来れば体力はほとんど必要ありません。

時折、歩いて来た道を振り返ってみましょう!すると、美しい緑の稜線を眺めることができます。湖を囲むように外輪山が発達しているからこそ、まるでダイナミックな山脈を縦走している気分が味わえます。

ハイマツの尾根歩きが楽しい!「藻琴山」ハイキング後半

写真:土庄 雄平

地図を見る

屏風岩から歩くこと10分〜15分、小さな広場を過ぎたらクライマックス!少しだけ急な短い坂を登っていきます。そして開けた場所に到着したら、ようやく山頂へと到着です。

山頂は180度以上の大パノラマ!先ほど歩いて来た稜線も、遥か遠くにあるように感じられます。ここまで登山開始から1時間とは、少し信じがたい隔絶した高山の雰囲気です。

「藻琴山」の人気は、屈斜路湖を見渡す大パノラマ!

「藻琴山」の人気は、屈斜路湖を見渡す大パノラマ!

写真:土庄 雄平

地図を見る

大展望が開ける「藻琴山」の山頂ですが、そのポイントは麓にある「屈斜路湖」を見渡せるという点。溢れるような緑が美しい山麓の先に、まるで竜の目のようにカルデラ湖が佇んでいます。

厳しい気候環境の道東。快晴となることは珍しいですが、雲が現れれば神秘的な雰囲気を帯び、それもまた一興です。

「藻琴山」の人気は、屈斜路湖を見渡す大パノラマ!

写真:土庄 雄平

地図を見る

そして、その下から屈斜路湖ブルーが顔を覗かせるシチュエーションには感動!外輪山を含めて、道東の果てしない大地の中心に佇む「屈斜路湖」には、思わず見入ってしまうはず。

片道1時間という短い内容でありながら、まるで高山を思わせる山歩きが楽しめ、ラストには道東の大自然と対峙できる!これこそ「藻琴山」ハイキングの醍醐味と言えるでしょう。

「藻琴山」の人気は、屈斜路湖を見渡す大パノラマ!

写真:土庄 雄平

地図を見る

心ゆくまで山頂の景色を楽しんだらサクッと下山していきますが、最後にも楽しみがあります。それは登山口の「ハイランド小清水725」!こちらでは軽食やソフトクリームのほか、お土産も購入可能です。

なおオススメは、小清水×montbellのコラボステンレスマグ!野鳥が描かれた可愛らしいデザインとリーズナブルな価格設定で、人気商品となっています。

北海道旅行に「藻琴山」ハイキングをプラスしてみては?

北海道旅行に「藻琴山」ハイキングをプラスしてみては?

写真:土庄 雄平

地図を見る

本格的な装備、体力や時間が必要な登山。そのため、現地を訪れて急に登ろう!という計画は中々難しいと言えるでしょう。しかしながら、この「藻琴山」は、大目に見ても往復3時間ほどであり、登山道も整備されているため、特別な装備などは必要ありません。

まさに誰でも登れる手軽さながら、その先にはこの山からしか見られない道東の絶景を眺めることが可能です。ぜひ道東を旅行する際には、ハイキングの時間を加えてみてはいかがでしょうか?

藻琴山の基本情報

住所:北海道網走郡美幌町字古梅
アクセス:網走市街からハイランド小清水725(登山口)まで車で約1時間半、登山口から山頂まで徒歩往復2時間〜3時間

2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/08/16 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- PR -