神秘の古代ハスは必見!出雲「荒神谷遺跡」で初夏の風情を体感

神秘の古代ハスは必見!出雲「荒神谷遺跡」で初夏の風情を体感

更新日:2021/06/10 15:29

島塚 渓のプロフィール写真 島塚 渓 トラベルライター
島根県出雲市にある「荒神谷遺跡(こうじんだにいせき)」は、国の史跡に指定されている貴重な遺跡です。大量の銅剣が発掘されたことで一躍有名になり、考古学ファンのみならず多くの人が訪れる観光地になっています。
また、夏になると古代ハスが見ごろを迎える神秘的なスポットとして注目を集めているので、ぜひみなさんもこの記事を参考に足を運んでみてください。

昨今の状況により、施設等の営業日や営業時間などに変更が生じている場合があります。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、Go To トラベルキャンペーンについては全国で一時停止となっています。お出かけの際はしっかりと新型コロナウイルスの感染予防および拡大防止対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

出雲神話に結び付く貴重な遺跡

出雲神話に結び付く貴重な遺跡

写真:島塚 渓

地図を見る

荒神谷遺跡は昭和58年(1983年)に、道路建設に伴う発掘調査の際に発見された古代出雲にまつわる遺跡です。小さな谷間に立地しているのにもかかわらず、銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本が出土した日本屈指の青銅器遺跡になります。

それまで『古事記』や『日本書紀』といった歴史書でしか知ることができなかった古代出雲の存在を確認できる大きな発見として注目を集めました。

出雲神話に結び付く貴重な遺跡

写真:島塚 渓

地図を見る

遺跡の南側には、不浄を払う火の神として崇められる三宝荒神(さんぼうこうじん)が祭られている事から荒神谷遺跡と命名されました。また、地名である斐川町神庭(ひかわちょうかんば)を取って神庭荒神谷遺跡とも呼ばれています。

荒神や神庭といった神話のロマンを感じさせるような名称となっており、古代出雲の神秘的なイメージを体現したような遺跡となっています。

古代ハスの美しさは圧巻

古代ハスの美しさは圧巻

写真:島塚 渓

地図を見る

例年、6月中旬から7月下旬にかけて、5000平方メートルほどの水田一面にハスの花が咲き誇ります。約5万本ものハスの花が咲く景色は圧巻で、初夏の風物詩として観光客のみならず地元の人たちにも親しまれています。

古代ハスの美しさは圧巻

写真:島塚 渓

地図を見る

園内に咲くハスの花は、通称「古代ハス」と呼ばれ、約2000年ほど前の種から開花した品種になります。もともと千葉県の泥炭地で採取された種を荒神谷遺跡に移植したもので、発見者の博士の名前から「大賀(おおが)ハス」とも呼ばれています。

古代ハスの美しさは圧巻

写真:島塚 渓

地図を見る

古代ハスは開花から散るまでの間、鮮やかなピンク色から次第に白色へと変化していくのが特徴です。また、1つのハスにつきわずか4日ほどしか花を咲かせないため、豪華な印象と同時に儚さも感じさせる品種となっています。

さらに、1日のうちでも早朝に咲き始め昼には閉じてしまう場合が多いので、朝早くから訪れることをお勧めします。

大量の青銅器が見つかった遺跡

大量の青銅器が見つかった遺跡

写真:島塚 渓

地図を見る

ハスの花が咲いている水田の脇道を進むと、実際に銅剣が出土した場所を見学することができます。発見された当時の状況がレプリカで再現され、遺跡全体を少し高い位置から見渡せるようにデッキも整備されています。

ここで発見された銅剣は358本にも及び、それまで全国で出土した銅剣の総数が約300本だったことを踏まえると、いかに大きな発見だったかということが分かります。

大量の青銅器が見つかった遺跡

写真:島塚 渓

地図を見る

発見された銅剣や銅矛、銅鐸は、祭祀のための道具として利用されたと考えられています。もともと武器としての用途があった銅剣や銅矛は、邪気を払う効果があるとされ、銅鐸は神様を呼び寄せる力を持っていたと認識されています。

ただ、一体誰がいつ、こんなにも大量の青銅器を埋めたかなど詳しいことは分かっていません。いろいろと妄想をしながら荒神谷遺跡を見学してみるのも、古代出雲のロマンに触れる良いきっかけになるのではないでしょうか。

荒神谷遺跡の基本情報

住所:出雲市斐川町神庭873番地8
料金:無料(博物館の展示室を除く)
開園時間:
午前9時〜午後6時(3月〜10月)
午前9時〜午後5時(11月〜2月)
休み:年末年始(12月29日から1月3日)

2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/06/25 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- PR -