「アータッケー」は、碁盤目状の街並みが残されている旧市街地プーケット・オールドタウン内の「ディブックロード(Dibuk Road)」沿いに位置しています。
「ディブックロード」は、観光客が多く訪れる賑やかな「タランロード(Thalang Road)」の次の通りで、ローカルなムードを感じる比較的静かな通りです。
お店は、赤が基調の看板が目印の小さなお店です。「ディブックロード」には、他にも軒先でお菓子を販売しているお店がありますが、赤い外観のお店は「アータッケー」だけ。なので、お店はすぐに見つかります。
地元の食通が口をそろえておすすめする郷土菓子専門店「アータッケー」。ちょっと変わった店名は、現在、お店を切り盛りしているミミさんのお父様の名前です。
「アータッケー」の歴史はとても古く、中国広東省からプーケットにやってきたというミミさんのひいおじいさんがこの地でお菓子を作り始めたのが始まり。
はじめは家族で食べる分だけ作っていましたが、ご近所さんにおすそ分けしたところ、瞬く間に美味しいと評判になり、お菓子を買いたいと自宅に来る人が増えて最終的にお店をオープンしました。
近年は、タイ国内のテレビや雑誌にも多数紹介されていて、全国各地から注文が入るというちょっとした有名店。美味しい物が大好きなタイ人観光客にも人気のお店です。
お菓子を販売するスペースは、エントランス周辺のスペースのみ。奥はお菓子工房になっています。工房では、ミミさんのお母様が毎朝5時から仕込みを始めてプーケットならではの伝統菓子を作っています。
上の写真の赤いステッカーが貼られているお菓子が「アータッケー」の工房で作られているお菓子です。お菓子の種類は日によって変わります。
工房では、他のお菓子工房では作られていないプーケットならではの伝統菓子を作っています。種類によっては、店頭に並ぶとすぐ売り切れてしまうお菓子も多数。
たとえば、「ナーテッ」と呼ばれるお菓子は、即日完売の人気の一品です。タイでスープの具材によく使われる冬瓜を独特の手法で調理した「チャンナップ」と呼ばれる餡を、パイ生地のような生地で包んだお菓子です。
サクッとした独特な食感の餡と、外側のパリパリとした生地が癖になるおいしさ!
中華文化と深くかかわるプーケットタウン。「アータッケー」では、木彫りの型に材料を詰めて作るこだわりの月餅も人気です。南国らしくココナッツ餡をはじめ種類も豊富です。一番人気は南国らしくパンチがあるドゥリアン餡の月餅。
「アータッケー」にはお店で作るお菓子の他に、プーケット島内でグルメ通に評判のお菓子工房で作られるお菓子が購入できます。
プーケットの名物菓子の一つ「タオソー」は、甘い餡やしょっぱい餡を薄い皮で包んで焼いたお饅頭のようなお菓子です。
「タオソー」を作るお菓子工房は島内にも沢山ありますが、こちらのお店では、美味しいもの好きの間で人気がある「タオソー」が購入できます。
写真のボックス入りタオソーは、地元グルメの間で人気の「タオソメイブーンサム」というタオソー専門店のものです。味もさることながら、食べやすい一口サイズで見た目もとっても可愛らしいです。
渦巻き型のクッキーは、プーケットの名物菓子を代表する黒コショウ入りのクッキー「カノムプリックタイ」。サクサクした食感とピリッとした後味が病みつきになる人気のお菓子です。
「アータッケー」では、このクッキーを専門で製造している「カノムプリック・ファーサイ・プーケット」のクッキーが購入できます。
これらの厳選された、地元のグルメ通も太鼓判を押すお菓子を、観光ついでに気軽に購入できるのもお店の魅力の一つです。
郷土菓子は、一袋5バーツ(約17円)〜25バーツ(約85円)ほど。月餅は、1つ55バーツ(約187円)〜90バーツ(約307円)とリーズナブルな値段で購入できます。スイーツ好きはもちろん、プーケットらしい美味しいお土産を探している方やバラマキ菓子を探している方にもおすすめです。
地元に密着したプーケットの歴史を感じさせるお菓子の数々。あなたもプーケットでしか味わえないお菓子を購入してみませんか?
住所:56 Thanon Dibuk, Tambon Talat Nuea, Amphoe Mueang Phuket, Chang Wat Phuket 83000
電話番号:+66-076-226-255
営業時間:月〜日8:00〜19:00
2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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