「ホテルニューグランド」は横浜の歴史と共に愛されるクラシックホテル

「ホテルニューグランド」は横浜の歴史と共に愛されるクラシックホテル

更新日:2020/09/10 14:52

二松 康紀のプロフィール写真 二松 康紀 リゾートホテル旅館客室コンサルタント
港町横浜にある1927年開業の「ホテルニューグランド」。このホテルは建築家「渡辺仁」の設計によるもので、日本のクラシックホテル代表格。周辺には元町、中華街、山下公園と横浜を象徴とする観光スポットが点在しています。本館の客室はマッカーサー元帥、チャップリン、日本人では横浜生まれの作家・大佛次郎などが宿泊して執筆し、今でもこうした歴史が感じられるホテルです。

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ホテルニューグランドは港町横浜市民の象徴

ホテルニューグランドは港町横浜市民の象徴

写真:二松 康紀

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「ホテルニューグランド」は1927年開業し、日本クラシックホテルの会に加盟しています。日本劇場や服部時計店(現在の銀座和光)などを設計した渡辺仁の設計で、西洋式の建築は今でも港町にマッチした風情ある佇まいになっています。

開業当時の本館と1991年にできたタワー館があり、クラシックな雰囲気と現代のモダンな印象を両方持ち合わせています。
画像は本館の外観で、建物のコーナーに位置する3階の客室がマッカーサー元帥が滞在した部屋です。今でもマッカーサーズスイートとして宿泊ができます。

ホテルニューグランドは港町横浜市民の象徴

写真:二松 康紀

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フロントレセプションは現在はタワー館の1階となっていますが、もとは本館の2階にありました。本館の玄関を入るとレセプションへ続く大階段があり、階段に敷かれた「ニューグランド・ブルー」と呼ばれる青い絨毯は、ホテルニューグランド色として見応えがあります。

丸いオブジェが階段を上る前に左右にありますが、実はこれらはウェルカムフルーツをイメージしたもの。ゲストが入ってきた際の歓迎の意味があります。

ホテルニューグランドは港町横浜市民の象徴

写真:二松 康紀

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本館2階は、博物館に入ったかのような彫刻やデザインが施されています。2階は山下公園を眺められる広いロビーとホールがあります。

階段で2階ロビーに上がると正面にエレベーター、横浜家具の椅子、京都川島織物のタペストリー、幾何学模様の天井、彫刻を施した壁面や柱など全てが美術品のような輝きを放ち、豪華なのですが歴史ある落ち着きもあります。ホテルの象徴「フェニックス(不死鳥)」も各所にあるので、見つけてみて下さいね。

上品で横浜らしい客室「マッカーサーズスイート」

上品で横浜らしい客室「マッカーサーズスイート」

写真:二松 康紀

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客室は種類が豊富で本館にグランドツイン(27平米)とグランドダブル(27平米)、グランドデラックスツイン(33.5平米)にシングルとグランドスイート(53.3〜56平米)、マッカーサーズスイート(56平米)があります。

タワー館にはツイン、ハリウッドツイン、ダブル(それぞれ32平米)、コーナーダブル(34平米)やプレジデンシャルスイート(130平米)、プルミエスイート(64平米)が用意されています。グランドクラブフロアはクラブフロア専用ラウンジのサービスを受けることができます。

画像はマッカーサーズスイート。客室はリビングとベッドルームが分かれ、このリビングは本館ホテルのコーナー部分にあり、当時は海も目の前にみえる特等席の客室でした。今は室内に当時の写真が飾られ、調度品は全て上質なもの、絨毯はブルー基調で、角部屋なので窓が多く明るい客室です。

上品で横浜らしい客室「マッカーサーズスイート」

写真:二松 康紀

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こちらはベッドルームで、天蓋付きの部屋はホテルニューグランドでもここだけ。程よい大きさのベッドルームで、落ち着いた配色に囲まれると、ゆっくり休むことができますよ。

ベッドルームの奥にはバスルームがあり、入浴後にすぐベッドルームに入れるこの配置も嬉しい配慮です。

上品で横浜らしい客室「マッカーサーズスイート」

写真:二松 康紀

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客室奥にあるライティングデスクは、マッカーサー元帥が当時使用していたとされる歴史あるデスク。思ったより小さなデスクですが、こうした調度品が現在も残っているのがクラシックホテルの醍醐味です。

本館とタワー館、好きなタイプで

本館とタワー館、好きなタイプで

写真:二松 康紀

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本館のグランドツインは窓から山下公園と氷川丸などが眺められ、横浜と言えばここ!という景色が見られます。室内はベッド、ライティングデスク、ドレッサーなどが配置され、ベッド対面に大きなクローゼットがあり、テレビや電気ケトルなどが中に入っています。

本館とタワー館、好きなタイプで

写真:二松 康紀

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タワー館の客室は全てがハーバービューです。ベイブリッジ側と大桟橋やみなとみらい側があり、きらきらした夜景が見たいならみなとみらい側を選ぶとよいでしょう。

画像はベイフロントコーナーダブルの客室で、開放的な横浜の夜景が見られるほか、リニューアルされた室内はホテルニューグランドのロゴ、フェニックスマークがクッションや家具類にも取り入れられています。ベッドのヘッドボード上部には1枚のレリーフ板がありますが、これは本館ロビー天井のレリーフを模したもの。

本館とタワー館、好きなタイプで

写真:二松 康紀

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一部のタワー館の客室は家具類の配置にもこだわりがあります。みなとみらい側に窓がある客室は、夜景をゆっくり見ながらソファに座れる配置。特等席でゆっくりグラスを傾けて、恋人、夫婦で楽しく過ごしてみてはいかが。

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ホテルニューグランドで忘れてはいけない伝統の3品

ホテルニューグランドで忘れてはいけない伝統の3品

写真:二松 康紀

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「ホテルニューグランド」で忘れてはいけないレストランメニューが3品あります。それがホテルニューグランド発祥の「スパゲッティ ナポリタン」「シーフード ドリア」「プリン・ア・ラ・モード」です。

今や誰もが知っている「スパゲッティ ナポリタン」、2代目総料理長の入江茂忠氏が考案しました。米兵が食べていたスパゲッティをアレンジし、酸味を生かしたトマトソースを用いて、具とパスタが良く絡む繊細な味わいを楽しむことができます。

ホテルニューグランドで忘れてはいけない伝統の3品

写真:二松 康紀

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「シーフード ドリア」は初代総料理長、サリー・ワイルが考案した料理。体調を崩した海外のゲストのために、のどごしの良いものをという要望に応え即興でつくったものです。

その後このメニューは好評となり、ホテルの看板メニューになりました。焦げ目が食欲をそそり、優しいホワイトソースが海老を包み、ライスと一緒に食べると、滑らかなクリームが全体をバランス良く馴染ませ、思わず一気に食べてしまいますよ。

ホテルニューグランドで忘れてはいけない伝統の3品

写真:二松 康紀

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最後の3品目はデザートの「プリン・ア・ラ・モード」。当時も女性は大好きなデザートですが、この一品はアメリカ人将校夫人を喜ばせたいと考案されたもの。見た目が華やかで、食べ応えもあるこのデザートは、器も当時からのスタイルです。

「プリン・ア・ラ・モード」はプリンにアイスクリームとフルーツ類に生クリームが添えられたもの。メニューの歴史を感じながらオリジナルを食べられるのは、このホテルならではです。

これら3つの料理は「コーヒーハウス ザ・カフェ」でオーダーできます。レストランは他にもイタリアンの「イル・ジャルディーノ」、フランス料理で眺望の良い「ル・ノルマンディ」や京料理の「熊魚菴 たん熊北店」、アフタヌーンティーセットなどがいただけるロビーラウンジの「ラ・テラス」、バー「シーガーディアンII」など、どれも行ってみたくなるレストラン&バーばかりです。

本館のバンケットルームも見ておきたい場所

本館のバンケットルームも見ておきたい場所

写真:二松 康紀

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ホテル内の施設の中で、バンケットルームは是非みて欲しい場所。「レインボーボールルーム」は今でも宴会場として機能し、格調高い装飾は訪れる人を魅了します。

当時は舞踏会が開催される場所で、特に注目すべきは天井の装飾です。漆喰で流れるようなデザインの彫刻が施され、ヨーロッパ中世の豪華な劇場に舞い込んだかのような感じになりますよ。

本館のバンケットルームも見ておきたい場所

写真:二松 康紀

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ホテルの象徴「フェニックス」の名前を冠した「フェニックスルーム」。柱や天井に木彫りの彫刻が施され、灯りは東洋をイメージさせる和の装飾。重厚な佇まいは「千と千尋の神隠し」の湯屋に出てきそうな雰囲気です。旅館だけでなく、こうしたホテル内の建築物も参考にしているのかもしれませんね。

本館のバンケットルームも見ておきたい場所

写真:二松 康紀

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ホテルニューグランド本館は1992年横浜市認定歴史的建造物となり、2007年に近代化産業遺産の認定も受けています。ライトアップもとてもきれいなので、横浜夜景だけで無く、建物の外観を夜に見てみましょう。

本館の中庭は当時はプールだった場所ですが、今では噴水のある小さな公園のようになっていて、夜は素敵な写真が撮れますよ。外観はライトアップされ、特に本館の夜の写真は素敵な雰囲気満点!ヨーロッパの街角にいるような写真を撮ることができます。

アーバンクラシックリゾートだったらこのホテル

港町横浜、アーバンクラシックホテルといったら「ホテルニューグランド」です。博物館のような外観と内装、ホテル発祥のメニューなど、ホテルの歴史を感じることができます。

多くの歴史的な海外の有名人が宿泊し、日本の著名人も愛したホテル。近年ではサザンオールスターズの「LOVE AFFAIR 〜秘密のデート」の歌詞に登場するバー「シーガーディアンII」、ロケ現場として、本館「フェニックスルーム」が映画「THE有頂天ホテル」の送別会のシーンで使用されるなど、これからも伝説的な逸話を作っていくでしょう。

これらを少しでも知った上で宿泊すると、滞在はもっと楽しく、魅力的に感じることができるはずですよ。

2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2020/08/17 訪問

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