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地図を見る保津川下りの出発点でもあり、嵯峨野トロッコ列車の終点でもある亀岡は京都市内からも近く、多くの観光客が訪れます。明智光秀が丹波平定の拠点とした町でもあり、数々の光秀ゆかりのスポットが残されていて、とくに2020年はNHK大河ドラマの放映もあり注目を集めています。
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https://www.photo-ac.com/そんな亀岡は盆地であり、霧のまちとしても有名。亀岡から兵庫県丹波市にかけての丹波山地は、放射冷却現象で地表と上空の温度差による霧が発生しやすいエリアです。秋から春にかけて年間に30〜40日は「丹波霧」と呼ばれる濃い霧が発生します。
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地図を見る亀岡で霧が発生した際、高台から盆地を見下ろせば見事な雲海が広がります。市内で雲海を見る名所として「獨鈷抛山 千手寺(とこなげさん せんじゅじ)」などが知られていましたが、2018年3月に新たな雲海を望む絶景スポットがオープン!その名も「かめおか霧のテラス」という、雲海を楽しむためにできたようなスポットです。もともとここにはパラグライダーの離陸台があり、そのすぐ脇にできた展望台なのです。
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地図を見るかめおか霧のテラスが設けられたのは標高412mの竜ケ尾山(たつがおやま)の山頂付近。実は竜ヶ尾山は以前から雲海が見られるスポットとして密かに知られていた場所で、上下二層で構成されている展望デッキからは、条件がそろえば眼下に広がる幻想的な雲海を望めるのです。
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地図を見る霧が出ていない時でもここからの眺めは抜群!亀岡市内を一望でき、美しい丹波山地の山々とのどかな田園風景が眼下に広がっています。下層側には亀岡市内の眺望図やベンチが設置されているので、お弁当でも持って来ればここでのんびりと過ごすことができます。
かめおか霧のテラスは、確かに晴れた日の眺めが抜群のスポットです。しかしやはりその真の姿は濃い丹波霧が発生し、一面の雲海が見られる時にあり!霧が発生するのは例年10月から3月にかけてで、日中は暖かいのに朝晩がグッと冷え込むような寒暖差の大きな時が狙い目。そして風が弱いという条件も重なればきっと素晴らしい雲海と出会えるでしょう。
全国各地の雲海スポットがそうであるように、オススメの時間帯はやはり早朝。日の出の時間帯から午前中早い時間帯にかけて足を運びましょう。日が高くなり、気温が上がるにつれて霧が晴れてしまいますのでご注意を。亀岡市観光協会のホームページでは霧のテラスのライブカメラ画像を見ることができます。現在の状況を確認しながら行くのもアリですね。
かめおか霧のテラスへは京都縦貫道「亀岡」ICを下車して約10分、細い山道を行きます。勾配もきつく、見通しも悪い道となります。雲海が期待できるような天気であれば霧の中を走っていくことになりますので、運転には細心の注意を払ってください。霧の中を走り抜ければ、素晴らしい雲海が待っていますよ!
住所:京都府亀岡市下矢田町医王谷
入場料:無料
アクセス:京都縦貫道「亀岡」IC下車約10分
2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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