写真:津田 泰輔
地図を見る室生湖の周回道路の一番南東部分に龍鎮橋がかかっており、その横に深谷龍鎮渓谷の入口があります。車で入口まで行くことができますが、駐車場は橋を越えた少し先の数台停められるスペースか橋手前の少し道路が広くなっている所に停めることが必要。歩くのが苦にならないという方は、室生運動場の駐車場から室生湖を眺めながら歩いてくることもできます。
写真:津田 泰輔
地図を見る橋の横から遊歩道を通って川まで下りてくると、もうそこは別世界。緑に囲まれた空間に透き通った水が流れてきて、すぐ上が道路だという事を忘れさせてくれます。
写真:津田 泰輔
地図を見るちょうど橋から川が見えてきたところで川に近づくことができますので、是非水辺まで下りてみてください。緑の中へと流れていくような流れは清涼感満載で、大きく深呼吸してきれいな空気をたくさん吸い込みたくなります。
写真:津田 泰輔
地図を見る川に沿って遊歩道が続くので、しばらくはせせらぎを感じながら自然の中を散歩していくことになります。岩がゴロゴロあるような渓谷ではなく、森の中を流れる渓畔林というような雰囲気です。比較的フラットな流れなのですが、時折見せる白い水飛沫と緑のコントラストが美しいです。
写真:津田 泰輔
地図を見る緑の中を流れる美しいせせらぎを楽しめる場所が何ヶ所があり、時間があるのなら川のほとりで何も考えずにぼーっとするのも良いかもしれません。
写真:津田 泰輔
地図を見る龍鎮渓谷の入口から寄り道をせずにまっすぐ歩いてくれば、5分ほどで龍鎮の滝へ降りる道が見えてきます。その入口には鳥居があり、滝の入口であると同時に龍鎮神社の入口でもあります。
写真:津田 泰輔
地図を見る鳥居をくぐると斜面を滑り落ちる川のすぐ横の階段を下りていくことになります。この蛇行しながら勢いよく流れていく水がまさに龍の姿のようで、下に見えるコバルトブルーの滝壺も相まって、神秘的なものを感じる場所です。
写真:津田 泰輔
地図を見る龍鎮の滝への道は上流から下りてくることになるので、正面より先に落ち口から見ることになります。
滝自体はそれほど大きくありませんが、特筆すべきはその滝壺の美しさ。ちょうど上から眺めると、光の当たり方によってエメラルドグリーンやコバルトブルーに見える透き通った水を見ることができます。太陽の光が差し込むと、水の透明度が増して綺麗に見えるので、太陽が真上に上がる正午前後に訪れるのがおすすめです。
写真:津田 泰輔
地図を見る龍鎮の滝は滝壺のすぐ横まで行くことができます。長い年月をかけて岩が水によって磨き上げられてツルツルになっているのが特徴です。足元もツルツルで水に濡れている場所は非常に滑りやすいので、滝壺に近づくときは十分注意して歩いてください。
写真は少し水量が多いので滝壺の水面が泡立ってしまっていますが、通常期は水面ももう少し静かで底まで見える透明度の高い水に吸い込まれそうな感覚になります。
写真:津田 泰輔
地図を見る滝壺からあふれ出した水はすぐ下流に滑り落ちていくのですが、その対岸に龍鎮神社の本殿があります。本殿と言っても小さな鳥居と祠があるだけですが、近づこうにも川を渡っていかなければならず、ツルツルと磨かれたウォータースライダーのような川を渡るのは少し危険が伴います。手前側の拝殿から参拝するのが良いでしょう。
このエリアは神社の神域に当たりますので、水遊びはせず、自然の造り出した芸術を静かに堪能しましょう。
写真:津田 泰輔
地図を見るちなみに、もう少し水量の少ない別の季節に撮影した写真がこちらです。仁淀ブルーや阿寺ブルーなど○○ブルーと呼ばれる美しい川が人気を集めていますが、ここ龍鎮ブルーもこの滝壺に関して言えば負けていません。
写真:津田 泰輔
地図を見る龍鎮の滝がこの渓谷のハイライトではありますが、上流も緑が美しい渓流が続いています。龍鎮の滝の入口のすぐ上流には川の上にしめ縄が張られていて、龍鎮の滝が信仰の対象であることがわかります。
写真:津田 泰輔
地図を見る渓流から水蒸気が絶え間なく立ち上がるため、山の斜面の岩が緑の苔に覆われています。
写真:津田 泰輔
地図を見る少し川が深くなっている淵があり、水がエメラルドグリーンに見えてとても綺麗です。この先もずっと渓谷が続いていますが、だんだん道が怪しくなってきますので、登山目的でなければこの辺りで引き返した方が良いでしょう。
深谷龍鎮渓谷と龍鎮の滝は、本来は山の中を何時間も歩かなければならないような秘境の景観をお手軽に楽しめる場所です。名阪国道の針インターからもほど近く、道路からもすぐなので、関西から行ける貴重なお手軽な秘境といえるでしょう。
※龍鎮渓谷は「国定公園・室生赤目青山国定公園」内に位置しており、さらに神聖な龍鎮神社の域内であることをご理解いただき、遊泳やキャンプ、バーベキューなど火気を使用することは控えましょう。
住所:奈良県宇陀市榛原荷阪
電話番号:0745-82-2457(宇陀市役所観光課)
アクセス:室生ダム管理事務所より徒歩20分
※渓谷入口の道路は駐車スペースが限られているのでご注意ください。
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
津田 泰輔
ブログを書き始めたのをきっかけに関西の秘境巡りを始めて約6年。まだまだ知られていない魅力的な絶景スポットをたくさん発見しました。今までアウトドアとは無縁だった私が手軽に行ける秘境を関西中心に紹介してい…
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