季節ごとに変わるカラフルな御朱印が人気!東京「拝島日吉神社」

季節ごとに変わるカラフルな御朱印が人気!東京「拝島日吉神社」

更新日:2020/09/16 10:01

おしみ ゆかりのプロフィール写真 おしみ ゆかり 旅するこけしインスタグラマー、仏像ソムリエ
新東京百景にも選定されている都内屈指の神仏ゾーン「拝島公園」内にある拝島日吉神社は、コロナ禍で人気のアマビエ様の御朱印をはじめ、春は桜、秋はお月見など、季節ごとに変わるカラフルな御朱印が人気の神社です。御朱印以外にも美しい天井画や鮮やかな御本殿の彫刻など、歴史を感じることができる貴重な文化財もたくさん!ご紹介いたします。

季節ごとに変わるカラフルな御朱印が大人気!

季節ごとに変わるカラフルな御朱印が大人気!

写真:おしみ ゆかり

地図を見る

立川駅からバスで20分。拝島日吉神社は新東京百景のひとつに選ばれている「拝島公園」の中にあります。御祭神は厄除けと開運招福の神様として名高い、大山咋命(おおやまくいのみこと)、羽山戸命(はやまどのみこと)、香山戸命(かやまどのみこと)。

節分、雛祭り、七夕…などなど、季節ごとに変わるカラフルな御朱印が大人気の神社です。秋の御朱印は「お月見」!ウサギの印がとてもかわいいですね。

季節ごとに変わるカラフルな御朱印が大人気!

提供元:拝島日吉神社

https://twitter.com/hiyoshi_jinja?s=21地図を見る

拝島公園は藤の名所としても知られています。東京都天然記念物である樹齢800年の「拝島の藤」は必見です。また、春は桜も楽しめます。藤の御朱印、桜の御朱印も季節限定で頒布されますので併せて参拝するのもおすすめです。

季節ごとに変わるカラフルな御朱印が大人気!

写真:おしみ ゆかり

地図を見る

写真では分かりづらいですが、桜の御朱印には和紙でできた桜の花弁が付いていたり、こどもの日の御朱印では猿が兜をかぶっていたりと素敵な演出も。全て揃えたくなるデザインばかりですね。

常時数種類ほどありますが、直書きできる御朱印は1種類のみとなっています。当面の間、平日・土日祝日ともに直書きは午後一時から四時まで。書置きは常に頒布しています。詳細は神社のHPやTwitterでご確認ください。

※現在は特別に郵送対応も行っています

御朱印だけじゃない!貴重な文化財を見逃さないで

御朱印だけじゃない!貴重な文化財を見逃さないで

写真:おしみ ゆかり

地図を見る

御朱印を戴いてすぐ帰るのではなく、その貴重な文化財に触れていきましょう。

拝殿の中には昭島市有形文化財に指定されている天井花鳥画があります。先ほどの「拝島の藤」をはじめとする美しい花と鳥が描かれています。

よく見てみると、なぜか1枚、鳥以外の動物が描かれているものがあるんです。ぜひ見つけてみてくださいね。

御朱印だけじゃない!貴重な文化財を見逃さないで

写真:おしみ ゆかり

地図を見る

こちらの獅子と牡丹が描かれた板壁絵も昭島市有形文化財に指定されています。

※拝殿へは御祈願など、予定がある場合は入れない事もあります。必ず社務所で確認して下さい。

うさぎに鯰に蛸?御本殿の彫刻がかわいすぎる

うさぎに鯰に蛸?御本殿の彫刻がかわいすぎる

写真:おしみ ゆかり

地図を見る

次に見てほしいのが御本殿です。拝殿を出たら裏手へぐるっと回ってみてください。鮮やかで見事な彫刻が施されています。これは中国の詩人白居易(はくきょい)の「竹林の七賢」を題材にしたもの。

三面それぞれ「親孝行」「勤労」「年長尊敬」がテーマになっていて、年長者たちの人生経験を参考にしながら、自分の進むべき道に活かす方法を探し出してほしいという願望を託して描かれています。

うさぎに鯰に蛸?御本殿の彫刻がかわいすぎる

写真:おしみ ゆかり

地図を見る

うさぎや鳥、龍などの彫刻は他の建築物などでも見る事があると思いますが、この御本殿の装飾は海の中を表現しています。波の中に鯰や蟹、蛸など、様々な生き物が彫られているのを見る事ができます。

この彫刻の中から、御朱印に登場する生き物もあるんですよ。

うさぎに鯰に蛸?御本殿の彫刻がかわいすぎる

写真:おしみ ゆかり

地図を見る

近隣でも類を見ない傑作としてこちらも昭和56年に昭島市有形文化財の指定を受けています。

文化財にも触れられる拝島日吉神社

文化財にも触れられる拝島日吉神社

写真:おしみ ゆかり

地図を見る

「拝島公園」近辺には大日堂、日吉神社の他、拝島大師、円福寺が点在しており、都内屈指の神仏ゾーンとして知られています。日吉神社境域と大日堂境域は東京都史跡にも指定されています。

元々は隣にある「大日堂」の守護社で滋賀県比叡山麓の日吉大社より勧請されましたが、明治2年の神仏分離令により、大日堂の管理下から離れ現在に至ります。

創立は不明ですが、一説には大日堂が開創された天暦六年(952)とも、大日堂が再建された天正年間(1573〜1591)とも言われています。

文化財にも触れられる拝島日吉神社

写真:おしみ ゆかり

地図を見る

写真は大日堂の仁王門。中の仁王像は東京都有形文化財に指定されています。
 
「拝島」の地名は、洪水で流れ着いた大日如来坐像を祠を建てて拝んだことが由来と言い伝えられています。その歴史ある大日如来坐像は現在もこの大日堂に安置されており、東京都文化財ウィークの時期にのみ拝観が可能です。

文化財にも触れられる拝島日吉神社

写真:おしみ ゆかり

地図を見る

御朱印を集めるだけでなく、文化財に触れたり、その歴史を知ることで、すこしでも神社に興味を持つ人が増えたら素敵ですよね。

拝島日吉神社は、そんなきっかけになること間違いなしです!
ぜひ、参拝にお出かけください。

拝島日吉神社の基本情報

住所:東京都昭島市拝島町1-10-19
電話番号:042-544-0636
アクセス:
(立川駅北口からバス)
拝島駅または拝島操車場または牛浜駅入口行きに乗り20分、「拝島大師」下車、徒歩3分
(拝島駅南口からバス)
立川駅北口行きに乗り13分「拝島大師」下車、徒歩3分

2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/09/05 訪問

条件を指定して検索

- PR -

新幹線特集
この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -