新宿・渋谷から乗り換えなしで沼津港1泊2日を満喫しよう!

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新宿・渋谷から乗り換えなしで沼津港1泊2日を満喫しよう!

新宿・渋谷から乗り換えなしで沼津港1泊2日を満喫しよう!

更新日:2014/06/11 17:21

カナマル トモヨシのプロフィール写真 カナマル トモヨシ 航海作家、船旅ジャーナリスト

新鮮な魚グルメが楽しめ、最近話題の深海水族館もあり、そしてユネスコの世界遺産に指定された富士山を間近に眺めることができる港町。
それが静岡県沼津港です。
この人気急上昇の港町は、JR沼津駅からちょっと離れたところにあります。
でも、新宿や渋谷から直通の高速バスが1日1本だけ走っているのをご存じですか?
往復このバスを利用すれば、1泊2日で沼津港を手軽に満喫することができるんです。

沼津港に着いたら、まずは世界唯一の「冷凍シーラカンス」と対面

沼津港に着いたら、まずは世界唯一の「冷凍シーラカンス」と対面

写真:カナマル トモヨシ

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東京都内から沼津港まで直通の高速バスを運行しているのは京王バス。
新宿西口ヨドバシカメラに面した新宿高速バスターミナルを午前8時30分、渋谷マークシティを8時55分に発車する便は、沼津港直行バスとなっています。
料金は片道2160円。
週末は満席も予想されるので、事前に予約しておくのがベターでしょう。
沼津港到着は午前11時20分。
新宿からたった3時間です。
この便のおかげで沼津港、思っていたよりもずいぶん身近に感じられます。

下車したらそのまま「沼津港深海水族館」に直行です。
1階は珍しい深海魚の世界。
そして2階がシーラカンス・ミュージアムとなっています。
こちらで世界で唯一、冷凍保存されたシーラカンスに会うことができます。
この日は午後1時から館員の方によるシーラカンスのレクチャーが10分ほど行われ、この「生きた化石」と呼ばれる魚への親しみと知識がぐぐっと沸きましたよ。

そういえばお昼ご飯、まだでした。
シーラカンスは美味しいのでしょうか?
館員の方によると、シーラカンスの調査隊が実際に食した感想が残っているそうで、「二度と食べたくない味」「ぬれた歯ブラシのような味」とのこと。
このとてつもない不味さが、長い間生き残ってこられた要因かもしれませんね。

ミュージアムに併設されているショップも、シーラカンス・グッズがいっぱい。
そのほか、ここでしか入手できない深海魚をモチーフとしたグッズであふれており、見ているだけでも楽しめます。
沼津港に行ってきました!とアピールするには、ここでお土産を買っていくのがベストでしょうか。

深海魚を見たあとは、深海魚グルメを楽しむべし

深海魚を見たあとは、深海魚グルメを楽しむべし

写真:カナマル トモヨシ

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沼津港深海水族館をたっぷり堪能したら、お昼ご飯にしましょう。
水族館のあるエリアは「港八十三番地」と呼ばれ、レストランやカフェが集まっています。
ランチタイムのピークである正午前後はどのお店も行列ができるほど賑わいますので、この時間帯は水族館を楽しむのがちょっと賢いルート選択です。
それだけではありません。
水族館では入場券がレシートになっているのですが、これを捨ててはいけません。
というのも、港八十三番地にある食事処でその効力を発揮するから。
会計時に水族館のレシートを見せると、定価からなんと10%の割引を受けられます(カフェ除く)。
このエリア、深海魚丼とか深海魚にぎり寿司などなど、深海魚グルメのお店が軒を並べており、どれにしようか迷ってしまうほど。

迷ったときのオススメは「沼津バーガー」というお店ですね。
オーダーしたのは「深海魚バーガー」!
メギスを使用した白身魚です。
お値段は650円。
街でよく見かけるファーストフード店に比べると、その価格に一瞬ギョギョ!となりそうですが、このお店にやってきたらトライすべき逸品でしょう。
メギスはあっさりとしていて美味しいですし、何よりもボリュームがなかなかのもの。
これにポテトとドリンクをつけた1100円のセットもありますが、せっかく静岡県にやってきたのですから「静岡抹茶ラテ」(400円)を注文しましょう。
こちらも静岡ならではの味!!
合計で1050円ですが、水族館のレシートを見せれば1000円でおつりがきます。

さて、水族館に行く前に腹ごしらえをしたい、という方も多いと思います。
この「沼津バーガー」をはじめ港八十三番地のお店で食事をすると、「水族館100円割引券」をもらえます。
水族館の入場料1600円が1500円になりますので、こちらもお得ですね。

駿河湾クルーズで世界遺産を拝む

駿河湾クルーズで世界遺産を拝む

写真:カナマル トモヨシ

天候がよければ、食後は駿河湾クルーズに出かけましょう。
沼津港では千鳥観光汽船の「第1伊豆丸」と戸田運送船の高速船「ホワイトマリンII」がいずれも30分1000円の沼津港遊覧を行っています。
また、ホワイトマリンIIではカモメの餌付けも実施しています。

沼津港を出港すると、大型展望水門「びゅうお」をくぐります。
これは津波から沼津港に暮らす住民を守るために作られた水門で、津波を防御する扉体(ひたい)は幅40メートル、高さ9.3メートル、重量は406トンと日本最大級!
水門設備の重量923トンは日本一、大きさ372平方メートルは日本2位といずれも3本の指に入るスケールです。
その形がなんだかイギリスのロンドン橋にも似ているので、これをくぐる瞬間はテムズ川クルーズ船に乗っているような気分にもなります。
日本一の次は、世界に誇る富士山を眺めましょう。
言わずとしれたユネスコの世界自然遺産に指定された美しい山並みを海上から眺めるのは、陸から見るのとはまた違った気持ちになれるはず。

クルーズが終わったら、「びゅうお」に行きましょう。
入場料はたった100円。
13人乗りのエレベーターで巨大水門の展望回廊へ。
ここからは沼津港、駿河湾、そして美しい松原と富士山を一望できます。
なお、「びゅうお」は夜のライトアップも行っていますので、日が暮れてからこれを眺めるのもいいですね。

夜はお好みの店に行って、沼津でとれた新鮮な魚に舌鼓を打ちましょう。
そして沼津で一泊。

沼津港では早起きは三文の徳!魚市場で熱気あふれるセリ見学

沼津港では早起きは三文の徳!魚市場で熱気あふれるセリ見学

写真:カナマル トモヨシ

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沼津港で泊まるなら、2日目の朝は早起き必須!
というのも沼津魚市場「INO(イーノ)」で5時45分から始まるセリの様子を見学できるから。
ちなみにイーノとはギリシャ神話に登場する海の女神に由来するネーミングです。
見学は無料。
2階の見学通路から見る1階卸売場で行われるセリの様子は熱気にあふれていて、沼津港観光のハイライトの一つと言っても過言ではありません。
日曜でもセリは行われていますので、週末利用の訪問でも大丈夫です。
※土曜および指定日はセリお休みなので注意
また、2階デッキからは「びゅうお」や富士山も眺められ、朝日に輝く富士を見ると、「早起きは三文どころか三万くらいのトクだよなあ」とついつい思ってしまいます。

また、INOには日曜と祝日限定でJR沼津駅と沼津御用邸記念公園を結ぶ無料シャトルバスが停車します。
沼津御用邸は1893(明治26)年に造営され、明治・大正・昭和の三代にわたって皇族が使用しました。1970(昭和45)年からは記念公園となって美しい庭園や邸が公開されています。
西附属邸は室内の家具・調度品まで復元されており、当時の皇族の暮らしにふれることができます。
朝食後は、無料シャトルバスをフル活用して、沼津御用邸記念公園の見学もいいですね。

旅のしめくくりは「ぬまづ丼」で

旅のしめくくりは「ぬまづ丼」で

写真:カナマル トモヨシ

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楽しかった沼津港での休暇も、間もなく終わりが迫ってきました。
沼津港から渋谷・新宿への直行高速バスは午後2時35分に発車します。
こちらも前日と同じ京王バスの運行で、沼津港停車もこの1便のみ。
しかし東京に戻る前に、やっておかねばならないことがあります。

やはり沼津に来たからには、「ぬまづ丼」を食べておかないといけません。
ぬまづ丼とはアジの干物を焼いてほぐして、味付けごはんの上にのせ、その上に駿河湾でしかとれないサクラエビのかき揚げ。さらに静岡名産の粉茶がまぶしてある沼津の名産品がすべて乗っかった「沼津ならでは」の逸品。
これがいただけるのは、さまざまな飲食店が軒を並べる沼津港といえども、「さかなや千本一」と、その真向かいにある「かもめ丸」の2店だけ!
食べ方はお店の人が教えてくれますので、ぬまづ丼が初めてでも大丈夫ですよ。

沼津のソウルフードで沼津港の旅は大団円。
あとは昨日下車したバス停から京王高速バスに乗って、東京へ帰ります。
もちろん運賃も行きと同じ2160円。
渋谷マークシティには午後5時10分、新宿高速バスターミナルには同35分到着となります。

魅力満載の港町・沼津港は泊まりがけで訪れるのがベスト!

沼津港と言えばお魚グルメの満喫、あるいは深海水族館。
でも、それだけではもったいない!
こちらに紹介したように、いや、まだまだ紹介しきれなかった沼津港の魅力は、半日ではとてもとても味わい尽くせません。
また、マイカーで訪れる人が多いスポットですが、とりわけ週末になると大混雑し、駐車場を見つけるのもひと苦労です。
でも、東京から訪れるのであれば、1日1便しかないけれど、直行の高速バスを活用すればそんなストレスとも無縁。
滞在時間を有効に使うことができます。

沼津港の朝、昼、そして夜。
この港町はそれぞれ違った顔を見せてくれます。
そして、気がつけば沼津港のリピーターになっているのです。
さあ、直行の高速バスで沼津港1泊2日の旅に出かけましょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/06/07−2014/06/08 訪問

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