写真:村井 マヤ
地図を見る熊本の観光といえば阿蘇観光。阿蘇というと阿蘇山をイメージする人も多いと思うが、阿蘇の魅力はそれだけに留まらない。自然はもちろんのこと、歴史が息づく古い街並みや、豊かな土地の恵みなど多くの魅力を持つ場所なのだ。
そんな、魅力満載の阿蘇の旅として、「ななつ星」運行にともないオープンしたレストラン火星で阿蘇の恵みをいただきお腹を満たして、肥後国一の宮阿蘇神社境内をゆっくり眺めてほしい。木々に囲まれた静かな佇まいで、その門前町にコンコンと湧く水のおかげなのか、涼しげな風情である。ノスタルジックな雰囲気の素敵な場所もあるので、じっくり散策できる。
写真:村井 マヤ
地図を見る列車ななつ星の特集で、阿蘇駅で乗客の方々が朝食バイキングをとっているシーンをご覧になった方もいるだろう。朝食は乗客以外の方は利用できないが、ランチとディナー(要予約)は利用できる。ランチは予約しなくてもいいが、念のための予約をお勧めする。
レストラン火星の魅力は、阿蘇の食材をふんだんに使って料理している点だ。あか牛や「阿蘇ひばり工房」のロースハムなど魅力的な食材。そのほかにも阿蘇には、牛乳、赤鶏、阿蘇高菜などの名産がある。もしうっかり予約を忘れてレストランを利用できなくても、駅の近くにある「道の駅阿蘇」で地元の食材はもちろん、「阿蘇ひばり工房」のハムやベーコンも買える(詳しくは道の駅阿蘇HPにて)。レストラン火星のランチは1600円から。ちなみにレストラン火星は阿蘇駅のホーム内にあるので入場券が必要だ。
レストラン火星
熊本県阿蘇市黒川1440-1JR阿蘇駅内
11:00〜16:00(L.O.15:00)
18:00〜21:00(L.O.20:30)夜要予約、無休
TEL:0967-34-1266(経営している「はな阿蘇美」に転送される)
阿蘇ひばり工房についての詳細は、下記MEMO「阿蘇ひばり工房」参照。
写真:村井 マヤ
地図を見る阿蘇神社は、JR豊肥線で阿蘇駅からさらに大分竹田方面に2駅の「宮地(みやじ)」駅で下車。駅から徒歩17分くらい。全国に約450社ある「阿蘇神社」の総本社である。珍しい横参道で、参道に向かって二層の楼門が建っている。楼門は「日本三大楼門」に数えられ、高さ18mあり、二層楼山門式という仏閣様式で建てられている。荘厳で美しい楼門だ。還御門、楼門、御幸門はすべて国の重要文化財である。
境内には、近年パワースポットといわれる「願掛け石」がある。拝殿右手の神石で、お参りの仕方も書かれている。阿蘇神社自体がパワースポットなのだが、「願掛け石」を撫でてさらにパワーをもらおう。
そのほか、「縁結びの松」もある。良いご縁に巡り合いたい方は、ご利益にあやかろう。
阿蘇神社でパワーをもらったら、門前町の湧水散策(水基めぐり)を楽しもう。湧水があふれる街並みは、心なしか涼しい。すべて飲むことができるので、ペットボトルを持って散策してもいいだろう。疲れたら、33か所ある水基で喉を潤すこともできる。情緒がある通りをゆっくり散策して旅の疲れをとっていただきたい。水基にはそれぞれ名前がある。例えば「金脈の泉」や「夢水」などなかなかセンスある命名だ。食事もできるし、ご当地スイーツや馬ロッケ(水基29番「とり宮の泉」のとり宮で食べられる)という馬肉入りの名物コロッケも味わえる。食べ歩きしながら楽しんでいただきたい。
写真:村井 マヤ
地図を見る水基巡りエリアには、女学校跡地で校舎跡や校長宿舎跡を利用した古美術商、雑貨屋、アンティークショップ、カフェなどがある。当然水基巡りなので湧水を中心にした、ノスタルジックな雰囲気と清々しい空気が、時間を忘れさせてくれる。阿蘇神社でパワーをもらって、素敵な自分だけの一品に出会えるかもしれない。
雑貨屋「robin(ロビン)」
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽3811-1
TEL: 0967-67-2338
11:00〜18:00、水・木曜日休み
その他、女学校跡地のショップの情報は、下記MEMO「菊南温泉ユウベルホテル(観光コース)」を参照のこと。
阿蘇の旅は、温泉あり食あり風景あり、はたまた動物たちとのふれあいありの盛りだくさんである。「志村どうぶつ園」おなじみのチンパンジーのパン君には、「カドリー・ドミ二オン」に行くと会える。
見どころ満載だが、あえてレストラン火星から阿蘇神社の旅を提案したのは、ゆっくり静かな大人旅のご提案だからだ。火星で阿蘇の食を味わって、緑に囲まれ湧水に恵まれた美しい阿蘇神社参拝をする。その後風情ある門前町を水基巡りをしながら散策する。清らかな水で身も心もリフレッシュし英気を養っていただきたい。
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(2023/12/1更新)
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