写真:土庄 雄平
地図を見る第四のアルプスと言われる八ヶ岳。標高2500m以上の高峰群が長野と山梨の県境に連なっています。そんなこの一帯は、豊かな自然が作り出す絶景の宝庫!
中でも、秋の代表的な景観と知られているのが今回紹介する「御射鹿池(みしゃかいけ)」です。八ヶ岳を唯一分断する道路・メルヘン街道の中腹、標高1500mの場所に位置する溜池です。
写真:土庄 雄平
地図を見るこの池の特徴は、周囲一帯を取り囲むカラマツ林にあります。丈の高いカラマツが、10月中旬から11月上旬になると、鮮やかなオレンジ色を帯び、池面へと映り込みます。
その情景は、思わず見惚れてしまうほど幻想的で、どこか優しい包容力も備えています。1日でも日の当たり方によって、少しずつ表情を変えるのもポイントで、時間を変えながら何度も訪れたい紅葉名所です。
<御射鹿池の基本情報>
住所:長野県茅野市豊平 奥蓼科
アクセス:茅野市街から車で約30分
写真:土庄 雄平
地図を見るそれでは「御射鹿池」の周辺で、穴場な紅葉スポットを紹介していきます!まずは、御射鹿池から徒歩で行ける「おしどり隠しの滝」です。
実は蓼科には、八ヶ岳を水源とする横谷渓谷が発達しており、数多くの名瀑が点在しています。この滝はややマニアックですが、幾重にも渡って柔らかに滑っていくような水流が印象的!また散り散りになった紅葉が晩秋の趣を添えてくれます。
写真:土庄 雄平
地図を見るまた滝へ行くまでの道中にも見所があるのもポイント!紅葉の山肌越しに見られるアルプスの山並みや、八ヶ岳と紅葉のコラボレーションが見られます。
登山をせずに、素晴らしいパノラマが楽しめるのも、標高が高い場所を歩いている特権ですね。あなたお気に入りの山岳絶景を探して、写真で切り取ってみてはいかがでしょうか?
<おしどり隠しの滝の基本情報>
住所:長野県茅野市北山蓼科5513-295
アクセス:御射鹿池の駐車場から往復約25分
写真:土庄 雄平
地図を見る二つ目の穴場紅葉名所も同じく、横谷渓谷にかかる「王滝」。渓谷の中央部にある2段滝で、渓谷最大の落差30mを誇っています。通常のシーズンでもかなり見応えのある瀑布なのですが、10月中旬から下旬になれば、その存在感は圧巻!
周囲の紅葉が滝を包み込み、まるで絵画のような絶景を作り上げます。そして、そこには大きく轟く効果音。八ヶ岳山麓の自然の雄大さも物語ってくれますね。
写真:土庄 雄平
地図を見るそんなこの滝ですが、広角だけでなく、ズームで眺めるのも味があるので、ぜひカメラを持参して、いろいろな画角を楽しんでみてください!木々の隙間をこぼれ落ちる水流と、紅葉のコラボレーションはとても見事です。
また日頃の悩みなど忘れて、自然の中に溶け込んでいる時間は、まさにデトックス!自然が奏でる癒しを思いっきり味わいましょう。
<王滝/王滝展望東屋の基本情報>
住所:長野県茅野市北山蓼科
アクセス:横谷観音展望台から徒歩で往復約25分
写真:土庄 雄平
地図を見るそして最後、三つ目の紅葉名所が「横谷観音展望台」!先ほどの王滝と非常に近いところに位置しているため、セットで訪れやすいでしょう。
展望台へ辿り着くと、今まで見てきた景色とは一味違う、紅葉の大パノラマが広がります。紅葉の稜線の先には、茅野市街が垣間見られ、その引き込まれる風景に、思わず歓声を上げてしまうはず!
写真:土庄 雄平
地図を見るしかも、なんと天気が良ければ、日本屈指の高峰である木曽の御嶽山や、中央アルプスの主脈を眺められることも!標高3000mの迫力と紅葉がコラボレーションする構図はなかなか見られません。
また「横谷観音展望台」が紅葉の季節は、既に御嶽山は冠雪しています。まさに冬への入り口を目の前にして、四季が移ろう束の間の風景です。
<横谷観音展望台の基本情報>
住所:長野県茅野市北山
アクセス:茅野市街から車で約30分、御射鹿池から車で約5分
長野県八ヶ岳の山麓・蓼科。秋のシーズンには「御射鹿池」へ注目が集まりがちですが、実はその周囲にも、心洗われるような紅葉の風景が数々根付いています。紅葉に彩られる滝や、紅葉と高峰織りなす絶景など。マイナーなものの、思わず息を呑む絶景ばかりなので、ぜひまとめて巡ってみてはいかがでしょうか?
2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/1/18更新)
- 広告 -