名建築に遊ぶひととき 東京白金「港区立郷土歴史館」

名建築に遊ぶひととき 東京白金「港区立郷土歴史館」

更新日:2020/09/26 10:43

麦吉 ぼにのプロフィール写真 麦吉 ぼに ライター、イラストレーター
目黒通りの白金台付近を歩くと目を引かれる、スクラッチタイルの外観が美しい建物。それが港区の指定文化財である「旧公衆衛生院」。昭和13年(1938年)に建てられたこの建物は、保存・改修されて「港区立郷土歴史館」として一般公開されています。館内にはカフェやミュージアムショップもあり、名建築をゆっくり楽しめます。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出されました。またそれ以外の地域でも、各自治体ごとに往来の自粛を要請している場合や、施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(LINEトラベルjp)

建設当初の意匠を残す「内田ゴシック」の名品

建設当初の意匠を残す「内田ゴシック」の名品

写真:麦吉 ぼに

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「港区立郷土歴史館」は、東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線の「白金台」が最寄り駅。2番出口を出ると右手に、「港区立郷土歴史館」という大きな案内看板が見えます。

建設当初の意匠を残す「内田ゴシック」の名品

写真:麦吉 ぼに

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「旧公衆衛生院」とは、国民の保健衛生に関する調査研究と公衆衛生の普及活動を目的に国が設立した機関のこと。今は国立保健医療科学院として統合され、埼玉県和光市に移転しています。平成21年(2009年)港区が建物と敷地を取得して改修を行い、平成30年(2018年)に「港区立郷土歴史館」としてリニューアルオープンしました。

建設当初の意匠を残す「内田ゴシック」の名品

写真:麦吉 ぼに

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設計者は、東大安田講堂などを設計した東京大学建築学科教授の内田祥三(よしかず)氏。「内田ゴシック」と呼ばれるデザインパターンの名建築を数多く生んだ日本建築界の重鎮です。写真は「内田ゴシック」の特徴である、茶色いスクラッチタイルの外壁と白色石造りの連続アーチが印象的な中央エントランス。

悠久の時をきざみ続ける空間にひたる

悠久の時をきざみ続ける空間にひたる

写真:麦吉 ぼに

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2層吹き抜けの中央ホール。左右に分かれて上層へ続く正面の階段が特徴的な空間です。床材、壁材に石材がふんだんに使われ、細かなディテールの意匠は見飽きない美しさです。

悠久の時をきざみ続ける空間にひたる

写真:麦吉 ぼに

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階段状に340席が並ぶ旧講堂。天井板と椅子のクッション以外は建設当初のまま残されており、時代の雰囲気あふれる照明器具や精緻なレリーフなど、見どころがいっぱいです。

歴史、地理、交通、大人も子供も楽しめる常設展示室

歴史、地理、交通、大人も子供も楽しめる常設展示室

提供元:港区立郷土歴史館

https://www.minato-rekishi.com/

写真は常設展示室(有料)3階の「テーマ1:海とひとのダイナミズム」。壁一面に展示された伊皿子貝塚の貝層断面は迫力があります。

歴史、地理、交通、大人も子供も楽しめる常設展示室

提供元:港区立郷土歴史館

https://www.minato-rekishi.com/

4階の常設展示室「テーマ3:ひとの移動とくらし」では、港区の近現代の歴史を紹介。ジオラマや模型を使って、当時の様子を説明しています。

設備も魅力!こだわりのショップ&カフェ

設備も魅力!こだわりのショップ&カフェ

写真:麦吉 ぼに

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「港区立郷土歴史館」は、歴史的価値の高い建築部分は保全しながら、現代的設備が充実しているのも魅力。館内はトイレもきれいで授乳室、ロッカー室もあり、バリアフリー対応もしています。スタッフの方々は皆親切で、ホスピタリティにあふれています。

写真は2階にあるミュージアムショップ。文具からファッションアイテムまで、オリジナルグッズが揃っています。店の中に可愛らしいキッズスペースも設けられています。

設備も魅力!こだわりのショップ&カフェ

写真:麦吉 ぼに

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歴史館1階のカフェスペースは、建設当初から食堂として設計されたスペースを使用した「くつろげる文化財」。天井が高く、陽が差し込む気持ちのいい空間です。カフェの名前は「ベジタブルライフ」、その名の通り野菜にこだわり自然栽培の産直野菜を使ったメニューを出しています。

設備も魅力!こだわりのショップ&カフェ

写真:麦吉 ぼに

「ベジタブルライフ」の看板メニューは、雑穀米と新鮮野菜を使ったデリ3種をチョイスする「ベジボックス」(¥1000)。写真はベジボックスに魚のメインをプラスした「フィッシュボックス」(¥1100)です。

このほか飲み物やスイーツも、無添加や自然素材にこだわったヘルシーで安心なものばかり。赤ちゃんからお年寄りまで、国籍、宗教を問わず食を楽しめます。カフェをプロデュースしているのが白金台の老舗結婚式場「八芳園」、クオリティの高いメニューも納得です。
港区立郷土歴史館で名建築にひたり、美味しいランチやスイーツを楽しむ優雅なひとときを。

港区郷土歴史館の基本情報

住所:東京都港区白金台4-6-2 ゆかしの杜内
電話番号:03-6450-2107
アクセス:
東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金台」駅下車 2番出口徒歩1分
都営バス「白金台駅前」停留所下車徒歩1分
※駐車場はないので、公共交通機関を利用のこと
開館時間:9:00〜17:00
(土曜日のみ9:00〜20:00)
※常設展示室および特別展示室の入館受付は、閉館の30分前まで
休館日:毎月第3木曜日
年末年始(12/29-1/3)、特別整理期間

2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/09/11 訪問

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