写真:麦吉 ぼに
地図を見る「港区立郷土歴史館」は、東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線の「白金台」が最寄り駅。2番出口を出ると右手に、「港区立郷土歴史館」という大きな案内看板が見えます。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る「旧公衆衛生院」とは、国民の保健衛生に関する調査研究と公衆衛生の普及活動を目的に国が設立した機関のこと。今は国立保健医療科学院として統合され、埼玉県和光市に移転しています。平成21年(2009年)港区が建物と敷地を取得して改修を行い、平成30年(2018年)に「港区立郷土歴史館」としてリニューアルオープンしました。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る設計者は、東大安田講堂などを設計した東京大学建築学科教授の内田祥三(よしかず)氏。「内田ゴシック」と呼ばれるデザインパターンの名建築を数多く生んだ日本建築界の重鎮です。写真は「内田ゴシック」の特徴である、茶色いスクラッチタイルの外壁と白色石造りの連続アーチが印象的な中央エントランス。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る2層吹き抜けの中央ホール。左右に分かれて上層へ続く正面の階段が特徴的な空間です。床材、壁材に石材がふんだんに使われ、細かなディテールの意匠は見飽きない美しさです。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る階段状に340席が並ぶ旧講堂。天井板と椅子のクッション以外は建設当初のまま残されており、時代の雰囲気あふれる照明器具や精緻なレリーフなど、見どころがいっぱいです。
提供元:港区立郷土歴史館
https://www.minato-rekishi.com/写真は常設展示室(有料)3階の「テーマ1:海とひとのダイナミズム」。壁一面に展示された伊皿子貝塚の貝層断面は迫力があります。
提供元:港区立郷土歴史館
https://www.minato-rekishi.com/4階の常設展示室「テーマ3:ひとの移動とくらし」では、港区の近現代の歴史を紹介。ジオラマや模型を使って、当時の様子を説明しています。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る「港区立郷土歴史館」は、歴史的価値の高い建築部分は保全しながら、現代的設備が充実しているのも魅力。館内はトイレもきれいで授乳室、ロッカー室もあり、バリアフリー対応もしています。スタッフの方々は皆親切で、ホスピタリティにあふれています。
写真は2階にあるミュージアムショップ。文具からファッションアイテムまで、オリジナルグッズが揃っています。店の中に可愛らしいキッズスペースも設けられています。
写真:麦吉 ぼに
地図を見る歴史館1階のカフェスペースは、建設当初から食堂として設計されたスペースを使用した「くつろげる文化財」。天井が高く、陽が差し込む気持ちのいい空間です。カフェの名前は「ベジタブルライフ」、その名の通り野菜にこだわり自然栽培の産直野菜を使ったメニューを出しています。
「ベジタブルライフ」の看板メニューは、雑穀米と新鮮野菜を使ったデリ3種をチョイスする「ベジボックス」(¥1000)。写真はベジボックスに魚のメインをプラスした「フィッシュボックス」(¥1100)です。
このほか飲み物やスイーツも、無添加や自然素材にこだわったヘルシーで安心なものばかり。赤ちゃんからお年寄りまで、国籍、宗教を問わず食を楽しめます。カフェをプロデュースしているのが白金台の老舗結婚式場「八芳園」、クオリティの高いメニューも納得です。
港区立郷土歴史館で名建築にひたり、美味しいランチやスイーツを楽しむ優雅なひとときを。
住所:東京都港区白金台4-6-2 ゆかしの杜内
電話番号:03-6450-2107
アクセス:
東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金台」駅下車 2番出口徒歩1分
都営バス「白金台駅前」停留所下車徒歩1分
※駐車場はないので、公共交通機関を利用のこと
開館時間:9:00〜17:00
(土曜日のみ9:00〜20:00)
※常設展示室および特別展示室の入館受付は、閉館の30分前まで
休館日:毎月第3木曜日
年末年始(12/29-1/3)、特別整理期間
2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
麦吉 ぼに
路上観察と散歩が好きで、趣味はご朱印集めのライターです。足で歩いた情報をお届けしたいと思います。
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