江原道(カンウォンド)は、韓国の北東部にある自然豊かなエリア。東海岸沿いの江陵(カンヌン)や東海(トンヘ)、襄陽(ヤンヤン)には美しい海が広がり、束草(ソクチョ)にある雪岳山(ソラクサン)では四季折々の美しい景観を楽しめます。
また、韓流ドラマ『冬のソナタ』でも有名になった春川(チュンチョン)や、2018年冬季オリンピックが開催された平昌(ピョンチャン)も江原道に。最近では、インスタ映えスポットも急増し、韓流ロケ地の宝庫でもあります。
地図を見ると遠いイメージですが、春川はソウルから電車で約60分と日帰り旅行先としても人気。東海岸エリアも、ソウルから江陵を結ぶKTX江陵線が平昌冬季オリンピックに合わせて建設され、2017年12月22日からソウル〜江陵間で運行を開始。江陵まで約100分と手軽にアクセスできます。
韓国旅行というとソウル・釜山がメインですが、ちょっと足を延ばせば、大自然や海の幸、山の幸のグルメ、歴史的な観光地、韓流ドラマの撮影地など、みどころたくさんのもう一つの韓国に出会えますよ!
提供元:江原道
地図を見る江原道(カンウォンド)は、江陵市、東海市、束草市、襄陽郡が位置する海に面する“東海岸エリア”、太白山がある“南部エリア”、春川市がある内陸部の“嶺東(ヨンドン)エリア”、北部の軍事境界線に面する“DMZエリア”と、大きく4つのエリアに分けられます。今回は、見どころ豊富な東海岸エリアと春川市を中心にご紹介します。
■江陵市(カンヌン)
江原道最大の都市で、若い人たちに人気のスポットが数多くあるエリア。女子旅ならビーチ沿いの「安木(アンモク)コーヒー通り」はマスト!20以上ものおしゃれなカフェが立ち並び、透明度の高い美しい海を眺めながらのんびり過ごせます。4輪自転車でレールを進むレールバイクがある「正東津(チョンドンジン)」も人気。
鉄道:ソウル駅からKTX(韓国高速鉄道)で最短1時間35分
高速バス:ソウル高速バスターミナルから嶺東線で約2時間30分
■東海市(トンヘ)
江陵市の南、江原道中南部の海に面する風光明媚な地。「墨湖灯台(ムコトゥンデ)」がある墨湖港周辺は韓流ドラマのロケ地として有名で、「ノンゴルダムキル」と呼ばれるフォトジェニックな壁画村は人気のインスタスポット。海鮮料理が楽しめるお店も数多くあり、海好きなら東海は外せません。
鉄道:ソウル駅からKTX(韓国高速鉄道)で最短2時間40分
高速バス:ソウル高速バスターミナルから嶺東線で約3時間
■束草市(ソクチョ)
江陵市の北、江原道の東北部に位置し、西部には紅葉が美しい「雪岳山(ソラクサン)」(写真)が聳えます。海岸沿いには美しいビーチが連なるなど、山と海に囲まれた自然豊かな地。新鮮な魚介類が堪能できる人気の市場「束草観光水産市場」も。
鉄道:ソウル駅からKTX(韓国高速鉄道)で江陵市まで最短1時間35分、江陵市外バスターミナルでバスに乗り換え約40分
高速バス:ソウル高速バスターミナルから嶺東線で約2時間30分
提供元:江原道
地図を見る■春川市(チュンチョン)
江原道(カンウォンド)の西部にある道庁所在地で、衣岩湖、昭陽湖、春川湖といった湖に囲まれた美しい地。韓国ドラマ『冬のソナタ』の舞台「南怡島(ナミソム)」は、春川を代表する観光スポット。春川名物“タッカルビ”のお店が軒を連ねる「タッカルビ通り」も。ソウルからの日帰り旅行先におすすめ!
鉄道:ソウル・上鳳駅から京春線 ITX(都市間急行列車)で63分
市外直行バス:東ソウル総合バスターミナルから約1時間10分
■襄陽郡(ヤンヤン)
江陵市と束草市の間に位置し、松茸の産地として有名。透明度の高い海水浴場が多く、韓国初のサーフィン専用「サーフィービーチ」近くにはおしゃれなカフェも点在し、異国のような雰囲気。大きな菩薩像と海を一望できる「洛山寺(ナクサンサ)」も必見。
高速バス:ソウル高速バスターミナルから嶺東線で約3時間
(襄陽国際空港と日本を結ぶ便は現在運休中)
●江原道(カンウォンド)にはスカイウォークが4つも!
床が透明ガラスの遊歩道“スカイウォーク”が多いのも江原道の特徴。韓国の大自然をスリル満点に楽しめます。
中でも旌善(チョンソン)にある「ピョンバンチ アリヒルズスカイウォーク」(写真)は、海抜583mの絶壁の上に長さ11mのU字形の遊歩道が設置され、まるで雲の上を歩くような体験ができます。春川市の「昭陽江スカイウォーク(3段落目の写真)」「衣岩湖スカイウォーク」も人気。2020年9月19日には、4つ目の「発旺山スカイウォーク(平昌郡)」もオープン!江原道でスカイウォーク巡りの旅というのも面白いかも。
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地図を見る江原道(カンウォンド)は、韓流ファンの韓国旅行にもおすすめのエリア。韓国映画や韓国ドラマ、K-POP好きにはたまらないスポットが数多くあります。
まず見逃せないスポットが江陵市の「注文津海岸(チュムンジンヘビョン)」。海岸沿いにある「BTS停留所(チョンリュジャン)」(写真上)は、BTS 防弾少年団のMVやCDジャケットに登場するところで、BTSファンの聖地になっています。
そして、停留所の近くにある「領津海辺(ヨンジンヘビョン)」の防波堤(写真下)は、韓国ドラマ『トッケビ』のロケ地。子供の頃の思い出の場所として第1話などに登場。
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地図を見る『サイコだけど大丈夫』は、主に江原道(カンウォンド)で撮影されました。原州(ウォンジュ)にある人気観光スポットで韓国最長の吊橋「小金山吊橋(ソグムサンチュルロンダリ)」(写真左)もロケ地の一つ。同じく原州の森に佇む「SANIDA CAFE」はインスタ映え必至のおしゃれなカフェとしても人気。
パラグライダー事故で北朝鮮に不時着した財閥令嬢と北朝鮮将校との秘密のラブストーリーが、多くの人を釘付けにした『愛の不時着』。その、パラグライダーで飛ぶシーンは、寧越(ヨンウォル)の「蓬莱(ポンネ)山」(写真右)で撮影。
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地図を見るインスタ映えスポットとしても人気の「ノンゴルダムキル(壁画村)」は、韓国ドラマ『相続者たち』や東方神起のユンホ主演で話題になった『メロホリック』のロケ地。村の至るところにカラフルな壁画が描かれ、フォトジェニックな光景が広がります。
特に風車と美しい海を背景にしたアングルで写真を撮るのがおすすめ!「墨湖灯台(ムコトゥンデ)」の下には『華麗なる遺産』のキスシーンで登場の吊り橋も。
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地図を見る江原道(カンウォンド)に旅行したいけど、韓国語がわからないので鉄道やバスに乗るのも不安・・・という方には、外国人観光客専用の「江原道ツーリストタクシー」がおすすめ。利用方法は簡単。料金は1台あたり3時間2万ウォンと大変お得!受付は日本語でも大丈夫。
利用方法
【1】事前にHPから予約(予約なしでの当日受付も可能!)
【2】下記の観光案内所で受付(パスポート提示、申込書に記入)
【3】基本観光地を1ヶ所選択
【4】3時間以内で行ける観光地、お店などから自由に選択
受付時間:9:00 - 17:30
受付場所:春川駅観光案内所、江陵駅観光案内所、束草高速ターミナル観光案内所、襄陽市外総合バスターミナル観光案内所
ご利用料金:3時間2万ウォン/1台(1時間追加ごとに1万5千ウォン)
乗車可能人数:1台につき4名様まで
※時間延長も可能。戻る場所は所要時間内であれば駅でもホテルでもOK。
■ツーリストタクシー利用 おすすめモデルコース(★は基本観光地の一つ)
●春川でアクティビティを楽しみ、タッカルビ堪能!
「昭陽江スカイウォーク(写真)★」で、湖の上を歩いているかのようなスリル満点の体験をしたら、衣岩湖の「ムルレキル」でカヌーを楽しみ、韓流ロケ地として人気の「ジェイドガーデン」へ。最後に絶景の「九峰山(クボンサン)カフェ通り」で一息。
時間を延長して、ドライバーさんおすすめのタッカルビ屋さんで舌鼓というのもいいですね。
●江陵の海辺のスポットを巡り、韓流ファンの聖地へ
海岸沿いを散策する「正東深谷(チョンドンシンゴク)パダプチェキル」で大自然を堪能し、「草堂(チョダン)スンドゥブ村」で、郷土料理スンドゥブと人気のスンドゥブジェラートを頂き、「安木コーヒー通り ★」のカフェで美しい海を眺めてのんびり。最後に韓流ファンの聖地「注文津海岸」へというコースはいかが?
提供元:江原道
地図を見る●襄陽で韓国の寺院と絶景に癒やされ、松茸鍋に舌鼓
1300年以上もの歴史をもち、境内から海を眺められる「洛山寺(ナクサンサ)★」(写真左)を観光し、海岸にそびえたつ奇岩絶壁と松が美しい「河趙台(ハジョデ)」へ。サーファーたちの聖地「サーフィービーチ」を巡り、最後は襄陽名物の松茸料理に舌鼓。
●束草では山が美しい景勝地を散策し、海鮮グルメとおしゃれカフェへ
秋は紅葉、冬は雪化粧した山々が美しい「雪岳山(ソラクサン)★」を散策し、「束草観光水産市場」で海鮮料理を堪能。造船所をリノベーションしたノスタルジックカフェ「七星造船所(チルソンチョソンソ)」(写真右)でまったり。
バスでしか行けないところもツーリストタクシーなら行きたい場所に選ぶだけ。地元の情報に詳しいドライバーさんばかりなので、わからないところも写真を見せるだけで連れていってくれますよ!
提供元:江原道
江原道(カンウォンド)では、防疫対策をしっかりと実施し、観光客を迎える準備を万全に整えています。公共施設や宿泊施設、各交通機関は常に消毒、清掃が行われ、市場や飲食店も安心して利用できるよう、ソーシャルディスタンスを心がけ、清潔さを保っています。
動画では、ツーリストタクシーを利用した江原道(カンウォンド)束草・襄陽の旅を、コロナ対策と共にご紹介。江原道の公式キャラクター、ポミとコミも皆様とお会いできるのを楽しみにしています!
※襄陽国際空港は、現在日本に就航している路線はありません。ツーリストタクシーの受付は、束草高速ターミナル観光案内所、襄陽市外総合バスターミナル観光案内所となります。
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地図を見るWithコロナ時代に注目される旅行スタイルが、健康とヒーリングを目的としたウェルネス観光。ソウルから約2時間で行ける江原道(カンウォンド)には、自然に囲まれた静寂さの中で、非日常を感じることができるウェルネス施設が充実。江原道の美しい自然の中に身を置くと、日常を忘れ、穏やかな時間が流れていくのを実感できます。
原州市(ウォンジュ)にある「ミュージアムSAN」は、山の頂上に位置する美術館で、日本人の安藤忠雄氏設計によるもの。施設の一角にあるウェルネス施設「瞑想館」は、ヒーリング体験ができる空間。天井に広がるアーチ型の天窓から、刻々と変化する光が作り出す光景といい香りに癒やされます。
帰路につく頃には、ココロもカラダも軽くなっていることに気づくことでしょう。
<原州 ミュージアムSAN 瞑想館までのアクセス>
東ソウル総合バスターミナルから原州高速バスターミナルまで約1時間30分、無料シャトルバスで約40分。または、ソウル(清涼里駅)から電車、ムグンファ号で約1時間10分、原州駅から車で約10分。
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地図を見る江原道(カンウォンド)旌善郡(チョンソン)の山や渓谷に囲まれた美しい自然の中に佇む「旌善 パークロシェリゾート&ウェルネス」。ヨガ、瞑想、フィットネスなどができる“ウェルネスクラブ”と、スパ、サウナ、ジャグジーなどが中心の“アクアクラブ”の2つの施設が備わるリゾートで、現代人が忙しい日常から離れ、充電するのにうってつけのウェルネス施設です。
新鮮な食材を使った美味しい食事、フォレストヒーリング、音楽鑑賞、瞑想、睡眠改善など、様々なウェルネスプログラムで心身ともにリフレッシュ。
<旌善 パークロシェリゾート&ウェルネスまでのアクセス>
東ソウル総合バスターミナルから旌善バスターミナルまで約3時間30分、 タクシーで約25分。または、ソウル(清涼里駅)から電車、ムグンファ号で約4時間半、旌善駅から車で約25分。
提供元:江原道
スリル満点の「アリヒルズスカイウォーク」や「龍平(ヨンピョン)リゾートスキー場」へもホテルから車で約45分。アクティブに体を動かした後、「旌善 パークロシェリゾート&ウェルネス」で体を休めて癒やしのひととき。新しい韓国旅行の形です。
動画では、旌善の旅を、コロナ対策と共にポミとコミがご紹介。「アリヒルズスカイウォーク」のダイナミックな光景も是非ご覧くださいね!
海と山の幸に恵まれた江原道(カンウォンド)には、ここならではの美味しい韓国料理がたくさんあります。
まず外せないのは春川発祥の「タッカルビ」。本場で食べる「タッカルビ」は格別の美味しさ。甘辛いタレがぷりぷりの鶏肉に絡まり食欲を刺激。専門店で一緒に出されることが多い蕎麦粉を使った麺料理「マッククス」も是非シメに!
山菜やキノコを使った料理も豊富。特に襄陽(ヤンヤン)松茸は20〜30年育った松の根元で採れる貴重なキノコで、香りと味が絶品。松茸専門店「タルレチョン」では、松茸鍋、松茸プルコギ、松茸しゃぶしゃぶ、松茸釜飯など、松茸づくしのメニューで思う存分食べられますよ。
綺麗な海が広がる東海岸エリアを旅行するなら、新鮮な海産物は外せません。束草市にある「束草観光水産市場(ソッチョクァングァンスサンシジャン)」など、港の近くには水産市場や海産物を扱うお店がたくさんあり、活きのよいお魚をすぐにお刺身で頂けます。
蟹のシーズンには、お得な料金で蟹を堪能できるのも魅力。刺し身、ボイルなどの他に、カンジャンケジャン(渡り蟹の醤油漬け)といった韓国ならではの食べ方で頂けます。
B級グルメなら江陵市の「江陵中央市場(カンヌンチュンアンシジャン)」へ。「コーヒー豆パン」(写真左)、魚のすり身を揚げた「オムク(かまぼこ)コロッケ」(写真右)、甘辛ソースの鶏唐揚げ「タッカンジョン」、ホットクをアイスクリームにつけて食べる「アイスクリームホットック」など、美味しそうなものばかり。
是非、B級グルメと一緒にローカルな市場巡りも楽しんでみてくださいね。
海と山に恵まれた江原道(カンウォンド)は、ソウル、釜山などの都市では味わえない魅力が詰まっています。韓国ドラマや韓国映画のロケ地の宝庫でもあり、韓流ファンにもおすすめの地。韓国ならではのダイナミックな景観が楽しめるスカイウォークやインスタ映えするフォトジェニックスポットもたくさん。Withコロナ時代に注目されるウェルネス観光でココロとカラダも癒やされます。
そんな江原道を巡るなら、韓国旅行の強い味方、思い立ったらすぐ利用できるツーリストタクシーがおすすめ。是非、江原道で韓国の新しい魅力を発見してみてくださいね!
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
【この記事は、江原道観光広報事務所とのタイアップです。】
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(2023/12/10更新)