写真:咲田 みつる
地図を見る南に有明海、そして北に背振山系を擁し、圧巻の広がりを見せる佐賀平野。水田や麦畑、レンコン畑など、広大な田園風景が、市街地のすぐそばにまで迫っています。高い建物が少ない分、空は広く、都会にはない圧倒的な開放感があります。そんな展望を堪能できるのが、佐賀県庁の展望ホール「SAGA360」。新館の最上階(12階)です。
写真:咲田 みつる
地図を見る「SAGA360」は、回廊式ですので、東西南北すべてを見渡すことができます。
・北:背振山系
・東:鳥栖・久留米方面(上部の画像)
・西:伊万里・武雄方面
・南:有明海方面
特におすすめしたいのは、南側の展望(下部の画像)。天気が良く、空気が澄んだ日には、長崎県の雲仙岳のシルエットを望むこともできます。さらに言えば、この南側の方角は「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」の開催エリア。開催当日はもちろんのこと、運が良ければ、日常的に行われているパイロットたちの訓練飛行の様子を見られるかも知れません。
写真:咲田 みつる
地図を見る併設されている展望レストラン 「さがんれすとらん志乃」は、観光客だけでなく、地元の人も訪れる創作料理の名店。絶景とともにお食事も楽しんではいかがでしょうか?
写真:咲田 みつる
地図を見る「アート県庁」は、上述のSAGA360にて行われる、夜の企画。では、県庁が閉まっている時間に、どうやって展望施設に行けばいいのでしょうか?答えは「専用エレベーター」。県庁新館のエントランスの東側に、専用のエレベーターがあります。(昼間もこの専用エレベーターを使用)
夜間には専用エレベーターへの案内灯が点灯されています。閉庁時間特有の静寂の中、エレベーターに乗って12階へ。そこには昼間とはうって変わって、華やかな世界が広がります。
写真:咲田 みつる
地図を見るプログラムは、これまでにも東京タワーやあべのハルカスなどの「夜景×プロジェクションマッピング」を手掛けてきた「NAKED Inc」がプロデュース。
2016年から「SAGA Night of Light」「星空のすいぞくかん」「夜空のタイムトラベル」など、季節ごとに数々のプログラムを投影してきました(上部の画像は2018年)。上映時間はおよそ5分。2020年(5期目)の「星空の庭園」はガラス一面ごとに四季を映し出すという趣向で、20〜30分ほど楽しめます。
映像は完全にファンタジーの世界かというと、そうではありません。プログラムは、佐賀県内の観光資源を巧みに取り入れ、現実とリンクしています。2020年のプログラムは、佐賀の花の名所を取り入れているので、訪問するのが旅行の前泊なら、旅のプランニングのヒントになるかもしれません。
「さがんれすとらん志乃」とのコラボ企画のソフトドリンクを片手に、のんびりと夜景を楽しみながら、佐賀旅行のプランを練ってみてはいかがでしょうか。
<アート県庁「星空の庭園」の基本情報>
期間:2020年9月4日(金)〜2021年2月28日(日)
9月 20:00〜22:00 (最終入場21:30)
10月〜2月 18:30〜22:00 (最終入場21:30)
※11月21日(土) および12月30日(水)〜1月1日(金)年末年始は休止
料金:500円(ソフトドリンク付き 1,000円)
住所:佐賀県佐賀市城内1丁目1-59(佐賀県庁展望ホール)
開館時間:
平日(開庁日)8:30〜22:00
土曜日(閉庁日)9:30〜22:00
日曜日・祝日(閉庁日)9:30〜21:00
電話番号:0952-24-2111(佐賀県庁文化・スポーツ交流局 観光課)
アクセス:各路線バス「県庁前」下車 徒歩1分
入場料:無料(「アート県庁」は有料)
2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
咲田 みつる
松山市出身。10代〜20代は父の転勤や自身の進学・就職で引っ越しをたくさん経験しました。得意分野は「関東甲信越の花と絶景」&「ハイキングコースの紹介」。【花と絶景】花の見頃に対しての執着心が強く、友人…
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