写真:村松 佐保
地図を見る自然豊かな森に降った雨や雪は地下に浸透して地下水となります。そして長い時を経て湧き水となって地上に流れ出てきます。森が育てたその水はいくつもの川を経由して海へ注がれたり、ダムに溜め込んで飲料水となったりと旅を続けます。
今回ご案内します「干俣のしみず」は、その旅の始まりの上流で地表に湧き出た新鮮な湧水です。この干俣という地は嬬恋村の北部に位置する雄大な自然に恵まれたところ。標高1,800メートルの高地には万座温泉郷があり、爽やかな風に癒されたり雪を楽んだりと、四季折々の自然が迎えてくれます。
そんな贅沢な環境で生まれた天然水だからこそ、なおさら美味しいのです。豊かな自然を育み、私たちに安らぎを与えてくれる「干俣のしみず」をぜひ味わってみてください。
写真:村松 佐保
地図を見る「干俣のしみず」へのアクセスは、南側のJR吾妻線方面からなら、万座・鹿沢口駅からわずか6キロ車を走らせるだけです。そして何といっても道路沿いに湧き出ているのが嬉しい。
国道406号を西に向かい、県道112号(大前須坂線)を右折。交通量も少なく走りやすい山あいの道を進みます。1.5キロほどのところで右にカーブするちょうどその左側が目的地です。途中、しみずへの案内板などはありません。うっかり行き過ぎてしまわないように少し注意しながら走ってみてください。
目印は、道路の左手に仕切られた花壇です。かつて旧道だったところが残されて「干俣のしみず」のスペースになっています。その空間に乗り入れてみると、花壇の際から新鮮な湧き水が流れ出ているのが見えます。
写真:村松 佐保
地図を見る「干俣のしみず」は群馬県の代表的な湧き水として水質検査がなされ、その周辺もとてもきれいに整備されています。周囲を取り巻く豊かな森と花壇に咲く季節の花々にホッと安らげるところです。
ジャバジャバと気持ちいいほど勢いよく流れ出る湧き水は、地元の住民から旅行で訪れる方々まで大人気! いつ訪れても先客さんがいらっしゃるかもしれません。でもすぐ近くに車を停めて待つことができますのでとても便利です。
その場で飲んでも、後でコーヒーを淹れても、ご飯を炊いても、どのようにいただいても美味しい湧き水です! ぜひペットボトルに汲んで味わってみてください。
干俣の観光スポット、バラギ湖や万座温泉などに向かう途中、あるいは嬬恋村南部の鬼押出し園や鹿沢温泉方面からでも訪れやすいところです。お近くにお越しの際は、ぜひ嬬恋村の名水「干俣のしみず」を味わいに立ち寄ってみてください。
住所:群馬県吾妻郡嬬恋村干俣
アクセス:国道406号(群馬県高崎市から長野県大町市を結ぶ)から県道112号に入り、1.5キロほど北上した左手
駐車場:しみずの横に4,5台停められるスペースがあります
トイレ:なし
2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
村松 佐保
大自然に惹かれて、東京から群馬県の嬬恋村に移住しました。私の住まいは村の南部で、長野県寄りの標高の高い地域です。周囲には豊かな自然が広がり、四季の移り変わりを肌で感じる日々を送っています。鴬のさえずり…
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