滝行で心身リフレッシュ!南足柄「夕日の滝」で修験者体験

滝行で心身リフレッシュ!南足柄「夕日の滝」で修験者体験

更新日:2020/09/29 10:48

澁澤 りべかのプロフィール写真 澁澤 りべか 西洋史ブロガー
最近、女性を中心にひそかに流行っている「滝行」。そもそもは山伏が行う修行ですが、いまは誰もが滝行を体験することができるんです!滝巡りをする「滝女子」もいるとか!?
自然の中でマイナスイオンを浴び、神聖な滝に打たれて無の境地へ…。終わるころにはすっきりリフレッシュ。金太郎が産湯を使ったという神奈川県南足柄の「夕日の滝」で、知らぬ間にこびりついた罪や穢(けが)れをはらいましょう!

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出されました。またそれ以外の地域でも、各自治体ごとに往来の自粛を要請している場合や、施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(LINEトラベルjp)

金太郎ゆかりの足柄山へ

金太郎ゆかりの足柄山へ

写真:澁澤 りべか

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滝行といえば、役小角を開祖とする修験道の修行のひとつ。本来は山伏(修験者)が行うものですが、「足柄修験の会」では一般の方を対象に滝行の指導をしています。
お寺で行うものと違い、ここでご紹介する滝行は写真撮影自由。スタッフの方も撮影してくれます。さまざまな演出・要望にも応じてくれるので、テレビ番組のロケにもよく使用されています。

小田急線「新松田」駅南口で送迎車に乗り込み、右手に富士山を見ながら一路足柄山へ。目指すは「夕日(雄飛)の滝」。市街地を離れ山道に入ると、金太郎(実在した武将、坂田金時)ゆかりの遺跡が。「金太郎の生家跡」や「金太郎の遊び岩」などが車窓から見えます。25分ほど車に揺られると着替えをする小屋に到着です(自家用車で現地集合も可能)。

金太郎ゆかりの足柄山へ

写真:澁澤 りべか

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服装は基本的に自由。男性ならフンドシ一丁でもOK。ですが、ほとんどの参加者は用意されている空手着を着ます。お寺などで貸してくれる薄手の白衣(びゃくえ)と違いしっかりしていますが、女性は念のため下に水着や透けにくい服を着ましょう。

着替えをすませ、誓約書にサインしたら、さっそく滝に向かいます。更衣室の近くはキャンプ場。休日はテントが並び親子連れでにぎわっています。その喧騒を過ぎ、内川(酒匂川の上流)にかかる赤い橋を渡ると、夕日の滝の水が金太郎の産湯として使われたことを示す案内板があります。

滝行を前に神仏に祈りを捧げる

滝行を前に神仏に祈りを捧げる

写真:澁澤 りべか

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上流に進むといよいよ滝が見えてきます。落差23メートル、幅5メートルに及ぶ立派な滝です。そのしぶきが届くか届かないかというところに小さな不動堂があり、この前で滝に入るための儀式を行います。

初めに「足柄修験の会」代表の市川氏から、滝行という苦行に耐えるための言葉「念彼観音力(ねんぴかのんりき)」の紹介があります。これは「観音経」の中に繰り返し登場する言葉。観音さまの力を借りて滝行を乗り越えるのです。

滝行を前に神仏に祈りを捧げる

写真:澁澤 りべか

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次に不動明王にお線香をささげながら、不動明王のご真言、光明真言、般若心経などを唱え、滝行の安全と諸願成就を祈願。さらに滝に向かってほら貝を吹き、祝詞をあげ、酒と塩を体に振りかけて身を浄めます。滝行とは修行であり、禊(みそぎ)でもあるのです。

そして準備体操。「エイ、ホ!」と気合を入れながら全身をほぐします。最後は「九字切り」。本来は手刀で格子を書きながら「臨・兵・闘・者・皆・陳・列・在・前」と唱えますが、ここでは簡単に、四方に向かって漢字の九の字を書くことで自分の周囲に結界を張ります。

一連の儀式からは、修験道が神仏習合を土壌に形成された日本独自の山岳信仰であることが実感できます。

冷たさ・風圧・水圧に耐えよ!

冷たさ・風圧・水圧に耐えよ!

写真:澁澤 りべか

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竹の杖を手に、いよいよ水に入ります。参加人数によりますが、1回目は3〜5名ほどのグループに分かれて順に滝行を行います。

足元に気を付けながらゆっくりと進みましょう。まずは水の冷たさに慣れるため10秒間しゃがんで肩までつかります。女性からは悲鳴があがることも。顔や頭にも水をかけておきます。立ち上がると空手着が水を吸って重くなっています。滝からの風もあって、なかなか滝に近づけませんが、あせらずゆっくり足を前に動かしてください。

冷たさ・風圧・水圧に耐えよ!

提供元:足柄修験の会

http://takigyou.jp/地図を見る

滝の前にたどりついたら滝を背にして立ちます。そしてゆっくり後ずさり、滝の中へ。水量によってはかなりの水圧が体にかかります。杖にしっかりとつかまって姿勢を維持しましょう。ずっと頭で滝を受け続けると頭が痛くなることがあるので、少し体をずらし肩や背中でも滝を受けるようにします。首で受けるのはむち打ちになるので危険です。

指導員の掛け声にあわせて「エイッ!…エイッ!」と気合を入れ、冷たさと重圧に耐えてください。慣れてくると無の境地に達することができるかもしれませんよ。
1分ほど経過したところで合図があり滝からあがります。

冷たさ・風圧・水圧に耐えよ!

提供元:足柄修験の会

http://takigyou.jp/地図を見る

全員が1度目の滝行を終えると、今度は滝の背後にある巨岩にひとりずつ登り、あぐらをかいて記念撮影。浴びる水量は少ないものの、やはり滝の水が降り注ぎます。岩での撮影が終わると、あとは希望する人のみ2度3度滝に入ります。最後は全員で滝に向かって礼!(メニューは水量や気候条件などにより変わります。)

更衣室に戻り着替え終わったところで、指導員さんが撮ってくれた写真をもらいます(メールまたはエアドロップにて)。

以上で滝行体験終了。希望すれば近くの温泉施設まで送ってくれます。しっかり温まってから帰るのもいいですね。くれぐれも風邪をひかないようにしましょう。初めての滝行はちょっと怖いですが、慣れればハマる人も多いようですよ。暑い夏はもちろん、修行のハイシーズンである冬にもぜひ!

足柄修験の会の基本情報

住所:神奈川県南足柄市矢倉沢2230
電話番号:090-5559-5615
アクセス:小田急線「新松田」駅より送迎車で約25分
(自家用車で直接行く場合:夕日の滝駐車場に集合)

2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2020/09/21 訪問

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