福島・安達太良山登山!沼尻登山口からの穴場コースで沼ノ平火口へ

福島・安達太良山登山!沼尻登山口からの穴場コースで沼ノ平火口へ

更新日:2020/11/03 13:10

なべ部 FGのプロフィール写真 なべ部 FG
福島県にある日本百名山のひとつ安達太良山は、高村光太郎の智恵子抄にも登場し、「ほんとうの空」がある山として人気の山です。山域が広く7ヶ所の登山口が有りますが、ゴンドラを利用できるスキー場の奥岳登山口からの登山者が最も多く、山開きや紅葉時期の週末などは混雑します。今回ご紹介するのは、沼尻登山口からの比較的利用者が少ないマイナーなコースです。多少険しい岩場があり変化があって健脚者は楽しめます。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出されました。またそれ以外の地域でも、各自治体ごとに往来の自粛を要請している場合や、施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(LINEトラベルjp)

沼尻スキー場の奥にある登山口からスタート

沼尻スキー場の奥にある登山口からスタート

写真:なべ部 FG

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猪苗代町にある沼尻スキー場は、安達太良山の西側にあり、大正4年(1915年)に開設した歴史あるスキー場です。そのゲレンデ奥にある作業道終点が沼尻登山口の駐車場です。登山口までの道のりは、ボナリ高原ゴルフクラブや沼尻スキー場方面へ左折せず、沼尻温泉の宿が並ぶ温泉街を直進し、田村屋旅館がある突き当りを左折し、険しい砂利道を約3キロメートル進みます。駐車場の左側奥には、沼尻温泉の湯元へと向かう、中ノ沢温泉株式会社が所有するルートがありますが、土砂崩れで通行止めの表示があります。

沼尻スキー場の奥にある登山口からスタート

写真:なべ部 FG

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写真の沼尻登山口の登山道から歩きはじめ、すぐに白糸の滝展望台に到着。天気が良ければ、白糸の滝だけでなく、磐梯山方面や吾妻山方面の眺望も楽しめます。

沼尻スキー場の奥にある登山口からスタート

写真:なべ部 FG

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写真が白糸の滝。離れていますが、岩場から白い筋となって水が流れ落ちているのが望めます。

反時計回りに船明神山方面へ

反時計回りに船明神山方面へ

写真:なべ部 FG

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しばらく樹林帯を進み約30分で、沼尻源泉へ下る胎内岩コースと船明神山方面へのコースとの分岐点です。

反時計回りに船明神山方面へ

写真:なべ部 FG

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船明神山方面のルートは、岩場を経て、灌木帯の中を登っていきます。紅葉時期には、赤く色づいた木々の間を通ります。

反時計回りに船明神山方面へ

写真:なべ部 FG

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灌木地帯を抜け、開けた場所から振り返ると、写真のような磐梯山の様子や、裏磐梯の湖沼群、飯豊連峰の絶景が好天時には望めます。

荒涼とした爆裂火口、沼ノ平火口

荒涼とした爆裂火口、沼ノ平火口

写真:なべ部 FG

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樹林帯を抜け、開けた障子ヶ岩方面に出ると左前方に沼ノ平火口が見えてきます。白い岩の真ん中に月面クレーターのような荒涼とした火口の様子がうかがえます。

荒涼とした爆裂火口、沼ノ平火口

写真:なべ部 FG

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写真は、安達太良山山頂と鉄山の分岐付近からの沼ノ平火口です。安達太良山は過去に噴火を繰り返してきた活火山です。1900年(明治33年)水蒸気爆発の大噴火で、長さ約300メートル、横幅約150メートルの沼ノ平火口が形作られました。その後、沼尻登山口から沼ノ平火口を通る登山ルートも有りましたが、1997年(平成9年)9月に、沼ノ平火口内で、火山ガスによる死亡事故が発生し、通行できなくまりました。同様に、馬の背からくろがね小屋へのルートも有毒ガス発生のため通行できません。

荒涼とした爆裂火口、沼ノ平火口

写真:なべ部 FG

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かつての沼ノ平火口を通るルートの案内板には、沼ノ平経由沼尻登山口の板が隠れています。

鉄山経由で沼尻源泉湯畑へ

鉄山経由で沼尻源泉湯畑へ

写真:なべ部 FG

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写真は鉄山の山頂(標高1709メートル)です。三角点と石積みのケルンは有りますが、頂上の案内は見当たりません。鉄山から10分弱ほどでオレンジ色の扉が鮮やかな鉄山避難小屋があります。ここから北へ向かうと安達太良連峰最高峰の箕輪山(標高1728メートル)。左の西側経向かうと沼尻登山口方面です。

鉄山経由で沼尻源泉湯畑へ

写真:なべ部 FG

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左側に沼ノ平火口を見下ろしながら進むと、「石楠花の塔」というオブジェが現われます。1958年(昭和33年)に墜落した自衛隊機の供養碑で、塔には墜落機のプロペラが2本耳のように建っています。そこから、20分ほどでルートは左に曲がり、胎内岩の岩場脇を急激に下っていきます。その際通過するのが写真の「胎内くぐり」です。ザックを降ろして、狭い岩の穴をくぐり抜けないと行けません。

鉄山経由で沼尻源泉湯畑へ

写真:なべ部 FG

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急坂を下り、迷いやすい左への方向変換を経て硫黄に染まった川の流れまで下ります。沼ノ平立入規制の案内が有るかつての分岐を過ぎると、川沿いの岩場を進みます。この辺りは右側の斜面が崩れ落ちやすいので注意が必要です。その先に写真の沼尻源泉の湯の花採取場があります。野湯や足湯を楽しむ人もいます。硫黄川の流れは青白い色で、強酸性です。木枠を伝って流れ、麓の沼尻温泉と中ノ沢温泉の湯元になります。湧出量は毎分13400リットルで単一の源泉としては日本一です。

沼尻温泉には5軒、中ノ沢温泉には11軒の宿泊施設があり、沼尻源泉から引湯された白濁の湯に入浴できます。登山後の日帰り入浴にお薦めです。

乳首と呼ばれる安達太良山山頂とお薦め紅葉スポット

乳首と呼ばれる安達太良山山頂とお薦め紅葉スポット

写真:なべ部 FG

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安達太良山の山頂(1699m)は写真のように独特な突起状の形をして、乳首と呼ばれています。登山シーズン中、狭い岩場をよじ登るため、登り下りが入り乱れ、渋滞になることがしばしばあります。

乳首と呼ばれる安達太良山山頂とお薦め紅葉スポット

写真:なべ部 FG

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山頂には、祠が祀ってあります。さえぎるものがないので、晴れていれば磐梯山や裏磐梯、飯豊山方面や吾妻山方面、二本松市、郡山市の町並みも見渡せる絶景です。

乳首と呼ばれる安達太良山山頂とお薦め紅葉スポット

写真:なべ部 FG

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安達太良山は、紅葉名所として知られています。一番のお薦めは、峰の辻分岐からくろがね小屋へ向かう斜面です。写真のように、矢筈森、鉄山方面を見上げる絶景だけでなく、くろがね小屋近くにある岳温泉源泉の上部斜面も見事に紅葉色に染まります。

沼尻登山口の基本情報

住所:福島県耶麻郡猪苗代町蚕養沼尻山
アクセス:磐越自動車道・猪苗代磐梯高原インターチェンジから国道115号経由一般道約30分

2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/10/06−2020/08/24 訪問

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