三方五湖と日本海を一望!福井「天空のテラス」は360度の絶景空間

三方五湖と日本海を一望!福井「天空のテラス」は360度の絶景空間

更新日:2020/10/07 11:51

やた 香歩里のプロフィール写真 やた 香歩里 鈍足の旅人、地域の魅力発掘人、花火鑑賞士
福井県の三方五湖有料道路、通称レインボーラインは風光明媚で知られるドライブロード。ここには眺望が評判の山頂公園があります。その山頂公園が、より心地よく充実した「天空のテラス」を備えて2020年4月にリニューアル! 絶景だけでなく、居心地のいいソファやベンチ、カフェに足湯まで備え、屋根付きの施設も増えて全天候型の快適空間にパワーアップ! 山頂から眺める360度の絶景を5つのテラスから楽しみましょう!

2020年4月に誕生した「天空のテラス」

2020年4月に誕生した「天空のテラス」

写真:やた 香歩里

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三方五湖は福井県の美浜町・若狭町にある、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖の5つの湖。湖畔ドライブや釣り、クルーズなども楽しめますが、なんといっても今一番注目されているのは、レインボーラインの山頂公園にある「天空のテラス」からの眺め。

「天空のテラス」へは、山頂公園に一番近い第一駐車場からリフトまたはケーブルカーに乗って行きます。チケットは第一駐車場にあるチケットカウンター&インフォメーションセンターで購入します(山頂公園入場券がリフト・ケーブルの乗車券を兼ねています)。

2020年4月に誕生した「天空のテラス」

写真:やた 香歩里

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リフトは1名乗りで、次々やってくるので待ち時間も短くすんなり乗れます。気候のいい時期なら、風に吹かれながらの空中散歩は最高! 天気が悪いときやリフトでは不安な方はケーブルカーでどうぞ。

なお、歩いて行くことができる遊歩道もあるのですが、入園料は必要です。

2020年4月に誕生した「天空のテラス」

写真:やた 香歩里

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山頂公園は標高400mの梅丈岳の山頂にあります。東西に細長く、園内には「五湖テラス」「美浜テラス」「中央テラス」「茶屋テラス」「若狭テラス」と、五湖と同じ数の5つのテラスを備えています。

テラスは園内の東・北・南に各1つ、西に2つあり、いずれも三方五湖や日本海を見渡す、まさに360度の絶景空間。まるで雲に乗って地上を眺めているような爽快感です。

三方五湖を見下ろす「五湖テラス」

三方五湖を見下ろす「五湖テラス」

写真:やた 香歩里

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まずはやっぱり三方五湖の眺めを!と思うなら、「五湖テラス」へ。目の前には水月湖、その奥左手に菅湖、右手に三方湖が広がります。さらに左手には手前に日向湖、奥に久々子湖、そして左右には大きく広がる日本海!

「五湖テラス」は方角としては南向きになります。右手にある、椅子を備えたカウンターテラスでは、ランチやドリンクを楽しみながら、ゆっくりとこの景色を楽しむことができます。

三方五湖を見下ろす「五湖テラス」

写真:やた 香歩里

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「五湖テラス」でおススメなのは、3つ並んだ丸いソファー。足を投げ出してリラックスできる大きさで、寝そべりながら絶景を楽しむという贅沢な体験ができます。混雑時には1組10〜20分の時間制限がかかることもある人気のソファーです。

ところで、園内あちこちでレインボーカラーの傘をさした人を見かけるのですが、これは山頂公園で貸し出されている晴雨兼用傘。三方五湖は5つそれぞれで水深や塩分濃度が異なり、微妙に色が違って見えます。様々な色が見られることがレインボーラインの名称の由来となり、この山頂公園でもレインボーカラーがシンボルとなっています。実用性はもちろん、カラフルな傘なので写真映えもばっちり。

三方五湖を見下ろす「五湖テラス」

写真:やた 香歩里

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また、「五湖テラス」の横には「五木の園」があります。「五木」とは、歌手の五木ひろしさんのこと。五木ひろしさんは美浜町のご出身なのです。美しい景色を背景にした舞台上には碑が建ち、舞台の手前にあるレコード盤に触れると五木さんの「ふるさと」が流れます。

天空の足湯でリラックス!「美浜テラス」

天空の足湯でリラックス!「美浜テラス」

写真:やた 香歩里

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東側にあるのは「美浜テラス」。こちらにはインフォメーションハウスがあり、雨の日でも安心ですが、このテラスの魅力はなんといっても「天空の足湯」。

天空の足湯でリラックス!「美浜テラス」

写真:やた 香歩里

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湖や海を眺めながら浸かれる絶景の足湯です。全国に足湯は多々あれど、この高さから絶景を楽しめる足湯はそうはありません。こちらは2019年に、世界各地の外国人が日本のクールなスポットを選ぶ「クールジャパンアワード」にも選ばれました。

しっかりした屋根もあるので雨や強い日差しも避けられます。寒い日には、足湯に浸かりながらぽかぽかと絶景観賞をどうぞ。

「中央テラス」のカフェではドリンクや軽食も

「中央テラス」のカフェではドリンクや軽食も

写真:やた 香歩里

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絶景散策の合間に一息つきたくなったら、「中央テラス」へ。文字通り、山頂公園中央付近にあり、五湖テラスとは反対側になる北側を向いたテラスで、ここにはカフェ「なないろ」があります。

「なないろ」では、コーヒーやドリンク、スイーツやサンドイッチ類などを販売しています。人気のレインボーブルーソフトは、爽やかなブルーカラーが青空や湖の色を思わせます。お味は甘塩味で、ちょっとさっぱりした甘さ。ぜひ一度ご賞味を。

「中央テラス」のカフェではドリンクや軽食も

写真:やた 香歩里

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「なないろ」の店内では、大きな窓から広く若狭湾の景色が見渡せます。屋根付き・冷暖房付きなので、お天気に恵まれなかった日や寒い日も安心。

せっかくの絶景スポットでお天気が悪いとちょっと残念な気持ちになりますが、霧がかかったり、薄く雨にけぶったり、というのも幻想的な眺め。混雑も少なく、お天気によっては、薄日が差す神秘的な光景が見られるかも。

公式サイトには当日の現地の天気や眺望の状況が掲載されています。お天気が気になる日には、こちらも確認してみてくださいね。

「中央テラス」のカフェではドリンクや軽食も

写真:やた 香歩里

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お店の横にはオープンなウッドデッキテラスもあるのですが、その後ろにはなんと神社があります。

和合神社は、2人で1つのお社の前後から同時にお参りできるという、全国でも珍しい神社。夫婦・カップルはもちろん、親子や友人など、絆を強く結びたい人と、ぜひお参りしてみてください。

山頂公園内にはほかに“幸せの鐘”などカップルに嬉しいスポットがあり、恋人の聖地にも認定されています。二人で絶景を分け合えば、幸せは何倍にも膨らみそう。

西には「茶屋テラス」と2階建ての「若狭テラス」

西には「茶屋テラス」と2階建ての「若狭テラス」

写真:やた 香歩里

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最後は西側に行ってみましょう。西の端の北側には「茶屋テラス」があり、和風カフェ“五湖庵”が建っています。落ち着いた店内やテラスで名物の焼きだんごやお抹茶をいただけます。

西には「茶屋テラス」と2階建ての「若狭テラス」

写真:やた 香歩里

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西の端の南側には、2階建ての「若狭テラス」が。左手に五湖の複雑な地形を、右手に大きく開けた日本を眺められるテラスです。

ここでは「かわらけ投げ」もできるので、願いを書いたかわらけ(天日干しの小さなお皿)を思いっきり投げてみましょう。

西には「茶屋テラス」と2階建ての「若狭テラス」

写真:やた 香歩里

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右手の日本海では、名勝・蘇洞門(そとも)のある内外海(うちとみ)半島、さらにその向こうに成生岬、さらに先にはうっすらと丹後半島…と、遠く京都まで続くパノラマが見渡せます。

360度のさまざまな絶景が見渡せる「天空のテラス」。公園内にはバラ園もあり、春と秋には見ごろになります。季節により、天候により、見える景色が変わり、飽きることがありません。

天空の眺めを楽しんで降りてきたときには、日ごろのストレスも飛び去ってしまいそう。「天空のテラス」でこの爽快感をぜひ体感してください。

天空のテラスの基本情報

住所:福井県三方上中郡若狭町気山18-2-2 山頂公園内
電話番号:0770-45-2678
アクセス:(山頂公園第一駐車場まで)三方五湖レインボーライン 海山料金所から約4.5km、または日向料金所から約4km
営業時間:
〔3/1〜11/30〕9:00〜17:00(7/21〜8/31は18時まで)
〔12/1〜1/3〕9:00〜16:30(1/1のみ6:30〜16:30)
〔1/4〜2/28〕9:00〜16:00
※閉園30分前に上り最終乗車
入園料:中学生以上900円、小学生500円、未就学児は無料
※障害者割引・シルバー割引等の各種割引、年間パスポートもあり。また、レインボーラインの通行料は別途必要です。

2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/09/19 訪問

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