途中下車を楽しもう!わたらせ渓谷鐵道のユニークな2つの駅

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途中下車を楽しもう!わたらせ渓谷鐵道のユニークな2つの駅

途中下車を楽しもう!わたらせ渓谷鐵道のユニークな2つの駅

更新日:2014/06/13 21:20

池口 英司のプロフィール写真 池口 英司 フリーライター、フォトグラファー 日本写真家協会(JPS)会員

群馬県の桐生駅と、栃木県の間藤(まとう)駅を結ぶ全長44.1キロのわたらせ渓谷鐵道。廃止となったJR足尾線を引き継いで開業したこの第三セクター鉄道は、その名のとおり、多くの場所で渡良瀬川の渓谷に沿って走り、観光シーズンには、美しい自然を満喫できるトロッコ列車も運転されています。わたらせ渓谷鐵道を訪ねたなら、ぜひ途中下車してみたい、ユニークな2つの駅を紹介します。

駅の中に温泉がある水沼駅

駅の中に温泉がある水沼駅

写真:池口 英司

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写真は、ちょうどトロッコ列車が水沼駅に到着したところ。この駅は、全国でも珍しい、駅の中に温泉がある駅なのです。右手に見える建物が「水沼駅温泉センター」。セールスポイントは、もちろん、駅から0分で到着できる抜群のアクセス。館内には食事処、売店、休憩スペース、広間なども設置されていますので、入浴だけでなく、ゆっくりと時間を過ごすことができます。駅前には駐車スペースもあります。

明るい雰囲気の浴室

明るい雰囲気の浴室

写真:池口 英司

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「水沼駅温泉センター」の浴室はこんな感じ。窓から渡良瀬川沿いの豊かな自然を眺めることができる、とても明るい雰囲気です。ゆったりと広い浴槽も魅力的。入浴の前に、次の列車の発車時刻を調べておくとよいでしょう。

駅に列車のレストランがある神戸(ごうど)駅

駅に列車のレストランがある神戸(ごうど)駅

写真:池口 英司

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水沼駅から4つほど間藤寄りにあるのが、神戸(ごうど)駅です。この駅には、昔の特急電車を利用して造られたレストラン「列車のレストラン清流」があります。今はレストランとして使用されている、ブラウン系に塗り分けられた電車を見た記憶があるのなら、それは「ベテランの鉄道ファン」と言えるかもしれません。この車両はDRC(デラックス・ロマンス・カー)の名前で、東武鉄道が浅草と日光・鬼怒川の間に運転していた特急用の電車です。

時代の最先端を行った特急電車の面影を楽しめる

時代の最先端を行った特急電車の面影を楽しめる

写真:池口 英司

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こちらが、「清流」で使用されているデラックス・ロマンス・カーの車内です。この電車が運転を開始したのは1960(昭和35)年のこと。その頃まで、日光への観光客輸送は、国鉄(現在のJR)と東武鉄道が、しのぎを削っていましたが、豪華な設備を備えたロマンスカーが運転開始されたことで、勝負に決着がつき、国鉄は日光への積極的な観光客輸送から撤退します。
東武鉄道のデラックス・ロマンス・カーは、車内に当時としては珍しい自動扉やビュッフェコーナー、ジュークボックス(コインを投入すると、好きなレコードの演奏が楽しめる機械)が置かれたサロンなどが造られた、当時の先端をゆく電車でした。
1991(平成3)年に現在の「スペーシア」が登場したことで、この車両は現役を退きますが、「清流」に使用されている車両には、今も往年を彷彿とさせる気品が感じられます。

地産の味覚が味わえる

地産の味覚が味わえる

写真:池口 英司

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写真は「清流」の「舞茸ごはん定食」。揚げたての舞茸の天ぷらを中心に、舞茸ごはんと、蕎麦が楽しめる、ちょっとリッチな定食です。食事はデラックス・ロマンス・カーの席でどうぞ。車窓から、神戸駅に発着するわたらせ渓谷鐵道の列車の姿を見ることもでき、なんだかデラックス・ロマンス・カーで旅をしているような気分になれるのです。

鉄道旅行ならではのゆとりを楽しもう

神戸駅前にも駐車スペースがあり、2つの駅とも車利用でもサービスを楽しむことができます。けれども、わたらせ渓谷鐵道の旅は、鉄道利用がお薦め。車窓から四季それぞれの美しい自然を楽しみ、往復の渋滞などを気にすることなく、休日をゆったりとした気分で過ごしましょう。クルマ利用の旅行にはない、ゆったりとした時の過ごし方ができるのが、鉄道旅行の魅力です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/05/18 訪問

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