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フォークロア愛好家に人気のルーマニア「シク村」の魅力とは?

フォークロア愛好家に人気のルーマニア「シク村」の魅力とは?

更新日:2020/10/01 11:11

小谷 雅緒のプロフィール写真 小谷 雅緒 ツアーコーディネーター&ガイド
第一次世界大戦までハンガリー領であったルーマニアのトランシルヴァニア地方には、約120万人のハンガリー系が住んでいます。本家ハンガリーよりもハンガリー純度の高い民俗文化が見られる自治体もあり、民謡や民族舞踊、装いや建造物などにも特徴があります。

今回ご紹介するシク村は、日本のツアーでも訪れる知る人ぞ知るスポット。お目当ては何ともユニークな伝統的な装い!訪問はタイミングを狙って行きましょう。

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日本人フォークロア愛好家にも人気のシク村

日本人フォークロア愛好家にも人気のシク村

提供元:シク村役場

http://www.szek-sic.ro/

ルーマニアで3番目に大きな都市クルージ=ナポカ周辺50Km圏内には、ハンガリー系の村が点在しています。クルージ=ナポカの東側一帯は、旧ハンガリー王国時代の呼び名でメズーシェーグ(Mezoseg)、草原地帯を意味します。今もハンガリー語話者にとっては文化的区分を表す地名として使われています。その名の通り、この一帯は緩やかな丘が続く、開けた土地です。

写真はシク村の全景。

日本人フォークロア愛好家にも人気のシク村

提供元:シク村役場

http://www.szek-sic.ro/

メズーシェーグの民謡や民族舞踊は貴重な文化財産です。クルージ=ナポカ周辺のハンガリー系の村では、定期的にワークショップや大会なども行われ、ハンガリーはもとより、世界中から研究者や愛好家が集まります。とはいえ、これはちょっとアカデミックでマニアック。

ガイドブックなどでも紹介されるシクSic(ハンガリー語でSzek/セーク)は、日本からのパックツアーでも組み込まれることは珍しくありません。しかし、何か珍しい建造物や大自然があるわけではありません。お目当てはその独特の伝統衣装、あるいはその衣装などに見られる刺繍などの手仕事です。

シク村ならではの装いとは

シク村ならではの装いとは

写真:小谷 雅緒

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メズーシェーグの他の村の民族衣装に突出した特徴はありません。シクだけが男性も女性もアコーディオンのようなたっぷりプリーツのシャツを着て、その上に男性は青いベストを、女性は黒いベストを身につけます。被り物にも特徴があり、男性は春〜夏はつばの狭い麦わら帽子に、秋〜冬は黒の皮の帽子を、女性はスカーフを被ります。

民族衣装、特に女性用は華やかなイメージがありますが、写真は聖霊降臨祭のために集まった村民。大切な宗教行事のため、黒の度合いが多い正装です。ちなみに、平服はふつうの袖のシャツで、全体的に赤の度合いが強くなり、スカーフは白です。

シク村ならではの装いとは

写真:小谷 雅緒

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このような装いを見るには、日曜日の礼拝がねらい目でしたが、近年では若い世代がすっかり礼拝に行かなくなり、教会で出会えるのはお年寄りばかり。そのお年寄りも礼拝に通う人が少なくなりました。

シク村は人口約2000人、ハンガリー系の村としては最大級ですが、行ってみると往来も少なく、どこに行けば民族衣装の人がいるの?と思うはず。実は、村民の多くがハンガリーに出稼ぎに行っているため、村に恒常的に住んでいる人は少ないのです。

写真は教会であいさつを交わす村の男性。

シク村ならではの装いとは

提供元:シク村役場

http://www.szek-sic.ro/

民族衣装は一般的に、その装いで社会的立場が表されるもの。お年寄りの装いも興味深いですが、やはり未婚女性の華やかな装いや、正装ではなく盛装も見てみたいものです。

それならば親族が集まる信仰告白式(*1)や結婚式(写真*2)がベストですが、プライベートな催しであるため、その開催情報を入手するのは現実的ではありません。村では恒例の祭りなどのイベントがあるので、それを狙うのが確実です。なんと結婚情報(*3)までもが村役場のウェブサイトで知ることができますが、ハンガリー語またはルーマニア語のみです。翻訳機能を使って調べましょう。

*1−プロテスタント諸教会にて、幼児洗礼を受けた者が、自己の信仰告白をして教会の正会員になること。15才前後に行われる
*2−花嫁を迎えに行く花婿(前から3人目)の行列
*3−結婚式や披露宴が催されるとは限らない。この地域のハンガリー系の多くはプロテスタント(改革派)だが、シク村内にはカトリック教会も正教会もある

シク村を深く知るために

シク村を深く知るために

写真:小谷 雅緒

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ツアーのように出迎える準備がしてあれば別ですが、個人で訪問の場合は民族衣装の人に出会ったり、フォークロアなハンドメイド品を購入するチャンスも限定されます。

充てのない場合は、チプケセグ財団(Csipkeszeg Alapitvany)運営の古民家博物館を訪れると良いでしょう。

シク村を深く知るために

写真:小谷 雅緒

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古民家では代表のMichelが英語で案内してくれます。オランダ人の彼は、シクの女性と結婚して村に住むようになりました。急激に失われ始めたシクの伝統を残すべく、博物館としての古民家と、ダンスハウス(*)などのイベントを運営しています。

*Tanchaz(ターンツハーズ)− 旧ハンガリー領を含むハンガリー各地に民族舞踊団が存在するが、ダンスハウスは誰でも飛び入り参加できるハンガリー版ディスコ、あるいはそのイベント。民俗音楽の生演奏も魅力

シク村を深く知るために

写真:小谷 雅緒

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写真はハンガリー全土で見られる「清潔の間」と呼ばれる居間兼寝室。ベッドに積み上げたクッションが印象的です。ここではフォークロアなハンドメイド雑貨も販売しています。また、民宿も運営しています。

<チプケセグ財団(Csipkeszeg Alapitvany)の基本情報>
住所:Strada II, 16 407540 SIC
電話:+40-4-747212988
営業時間:毎日9〜19時
入場料:無料(寄付歓迎)

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シク村までのアクセスと滞在についてのアドバイス

クルージ=ナポカからアクセスする場合、直通バスが少ないため、ゲルラGherlaまで鉄道で行き、バスに乗り換えます。しかし、接続が悪いため、交渉ができるのならばタクシーも便利です。ヒッチハイクも一般的ですが、かなりハードル高めです。

また、イベントがあるような日は週末または祭日です。この場合、公共交通の便数は極端に少なくなります。日帰りの場合は慎重に計画しましょう。また、宿泊する場合の昼食または夕食は、事前に宿に相談しましょう。村にはレストランはありません。

ハンガリー系の村は人口の90〜95%がハンガリー人で、ほぼハンガリー人だけでコミュニティーが成り立っています。ルーマニア人はハンガリー系の村の情報をあまり知りません。ハンガリー系の村では、年配の女性や未就学児はルーマニア語を理解できないことも珍しくありません。出所の不明な情報に左右されることなく、ハズレのないようにスケジュールを組みましょう。

2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/06/09 訪問

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