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越前屈指の宿場町 福井南越前・今庄宿の街並みをめぐる

越前屈指の宿場町 福井南越前・今庄宿の街並みをめぐる

更新日:2020/10/26 17:00

常盤 兼成のプロフィール写真 常盤 兼成 酷道・険道・重伝建マニア
福井県南越前町にある今庄宿は、山々が連なる北国街道唯一の難所を背後に控えた宿場町。当時の旅人は今庄宿で疲れを癒して、この先のきつい峠道に備えました。
現在も当時の宿場町の風景が色濃く残っており、約1kmの街道の街並みはじっくり散策するのに最適です。当時のにぎやかな情景を思い浮かべながら、ゆっくりと歩いてみましょう。

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鉄道の町としての名残を残す今庄駅

鉄道の町としての名残を残す今庄駅

写真:常盤 兼成

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今回ご紹介する今庄宿は、福井県南越前町に位置しており、福井県の嶺北地方と嶺南地方を分ける峠を越えた場所にあり、古くから鉄道の町としても有名でした。

今でも北陸本線の旧のトンネル群は鉄道遺産として保存され、JR今庄駅にある「今庄まちなみ情報館」では、鉄道ジオラマや昔の鉄道の写真などが展示してあり、町を散策する前の予習ができるようになっています。

鉄道の町としての名残を残す今庄駅

写真:常盤 兼成

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駅舎のとなりには、大きな今庄宿の看板が設置してあり、福井県の無形民俗文化財である「羽根曽踊」のイラストが大きく描かれております。

今庄でかつて踊られていた稚児の舞が起源とされ、江戸時代の今庄宿隆盛期には宿場の盆踊りとして知られるようになりました。伴奏楽器は一切なく、踊り手の袖や草履につけられた鈴が響き渡る優雅な踊りです。

鉄道の町としての名残を残す今庄駅

写真:常盤 兼成

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では、さっそく今庄宿を歩いてみましょう。駅から歩くと宿場町らしからぬ建物が見えます。昭和6年、今庄の篤志家であった田中和吉氏が、私財を投じ建設した「昭和会館」という建物です。昭和30年から49年までは今庄町の町役場として利用されました。

地上2階、地下1階の左右対称の建物で、中央にはポーチが置かれています。宿場町に残る貴重な洋風建築物で、国の登録有形文化財になっています。

京や江戸に行く旅人が必ず通った今庄宿

京や江戸に行く旅人が必ず通った今庄宿

写真:常盤 兼成

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幕末の記録では旅籠屋が55軒、酒屋と茶屋がそれぞれ15軒ずつあったとされる大変大きな宿場町だった今庄宿。高札場跡、問屋場跡、本陣跡などが残されており、当時から営む酒蔵や商店も健在。街並みを歩きながら食事をとることもできます。

江戸時代には茶店で田楽やそばが売られ、活気がある宿場町でした。街道沿いの町屋は正面から屋根面が見える「平入り」という形で、火事の延焼を防ぐうだつや、雪に耐える太い登り梁などの特徴が見られます。

京や江戸に行く旅人が必ず通った今庄宿

写真:常盤 兼成

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街道沿いには旅館や飲食店も点在。古民家を改造したレストランや、昭和を感じる懐かしいお店で売られる駄菓子、地元住民に愛されるお肉屋さんのコロッケ、旅館の1階で売られるバッテラ鯖寿司、県外からも訪れる老舗のお蕎麦屋さんなど、散策をしながらのグルメも楽しみのひとつです。

京や江戸に行く旅人が必ず通った今庄宿

写真:常盤 兼成

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街道を歩いていると、道路が突如曲がっている箇所に遭遇します。こちらは「矩折(かねおり)」といって、道路をあえて直角に曲げて作り、遠くを見通せないようにした場所です。

北国街道に位置する今庄宿は、重要な宿場町として整備されると同時に、防御に配慮した街並みを整備しました。これは初代福井藩主の命であるとされ、今庄宿には「矩折」は3か所設けられています。

街道の道幅や旅籠屋や商店の配置も興味深い

街道の道幅や旅籠屋や商店の配置も興味深い

写真:常盤 兼成

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今庄宿の街道は、残念ながら電線の地中化工事はされていませんが、アスファルトを色付き舗装にしてあり、風情を保つような工夫が見られます。先ほどご紹介した洋風建築「昭和会館」を中心として、左右にのびる街道には「矩折」以外にも見どころがあります。

今庄宿の伝統的な民家の造りとともに、旅籠屋や商店などの配置の間隔なども興味深いです。また、昭和初期の古民家を改装工事中の建物などもあり、今も時代に応じて変化している宿場町の風景が垣間見られます。

街道の道幅や旅籠屋や商店の配置も興味深い

写真:常盤 兼成

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古民家の味をさらに色濃くするレトロな看板。明治創業の商店では、100年以上変わらぬ製法で味噌と醤油を製造しています。観光客は気軽に入りにくいお店もありますが、県外から来られるリピーターもいらっしゃいます。

街道の道幅や旅籠屋や商店の配置も興味深い

写真:常盤 兼成

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今庄宿では名物の「今庄そば」を提供するお店もあります。歯ごたえと風味のよさが特徴の「今庄そば」は、明治時代に鉄道が開通し、今庄駅に立ち食いそば屋ができてから評判が広がりました。

街道沿いの土産物店にも今庄産そば粉を使った半生そば、そばで作ったお菓子などが売られています。

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季節ごとの表情を見せる宿場風景

季節ごとの表情を見せる宿場風景

写真:常盤 兼成

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ご紹介した「矩折」は、宿場の左右の入り口に設けられています。現在も車で通るときには見通しがきかない難所となっています。こちらの「矩折」の先には、北陸道と北国街道を分ける道しるべがあり、町の指定史跡になっています。この先はどちらの道も険しい峠道が待っています。

季節ごとの表情を見せる宿場風景

写真:常盤 兼成

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訪れる時期によって違う風景を見せてくる今庄宿。その時期における見どころなども教えてくれるガイドさんもいらっしゃいます。今庄の歴史や酒蔵巡り、鉄道遺産への案内など、さまざまな街歩きプランを提案してくれます。

今庄宿は福井県の山間部にあるため、冬は豪雪地として有名。あまりに雪が激しいときの観光は無理ですが、しんしんと降る雪の時期に訪れると、またちがった宿場町の風景が見られます。

季節ごとの表情を見せる宿場風景

写真:常盤 兼成

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江戸時代の宿場町だった今庄宿は明治になり鉄道が開通すると、宿駅制が廃止され鉄道の時代へ移ります。かつてほどのにぎわいを失いかけた今庄宿は、峠越えのための機関車を増結する鉄道基地へと変化。そしてその北陸本線も次は、北陸新幹線の工事が進みます。宿場町の街道を歩きながら、江戸から令和への時代の流れも感じることができます。

今庄宿の基本情報

住所:福井県南条郡南越前町今庄74-3-1
電話番号:0778-45-0074(今庄観光協会)
アクセス:北陸本線今庄駅からすぐ

2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2020/09/26 訪問

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