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平安時代、ときの権力者、関白・藤原道長が、左大臣・源重信の婦人から譲り受けた別荘を、息子である頼通が1052年に寺院に改めたのが平等院のはじまりです。その翌年1053年には、10円硬貨でおなじみの鳳凰堂(阿弥陀堂)が落慶しました。
美しいシンメトリーの鳳凰堂や優雅な阿字池は、教典の極楽浄土の宮殿をモチーフに造られたものなのです。
堂内には、平安時代最高の仏師で、花形アートディレクターである定朝(じょうちょう)によって作られた金色の丈六・阿弥陀如来坐像が安置されています。約2m77cmという長身ながら圧迫感がないのは、丸みを帯びたボディと優しい眼差しだから。従来の一木造りと違い、いくつもの木片で造る寄木造りの手法を用いています。現存する唯一の定朝作品としても貴重で、国宝中の国宝です。
仏像の背後の壁には極楽浄土図が描かれ、左右の壁の上部には躍動感あふれる雲中供養菩薩像がかけられており、ここも見逃せません。
※2020年9月現在、鳳凰堂内部修理中
写真:磯本 歌見
地図を見る鳳凰堂の内部拝観は、時間ごとの定員制です。20分ごと20人定員で各回ごとの拝観券が販売されています。
平等院に入場したら即行きたいのが内部拝観受付です。まずこちらで拝観券をゲットしてから、ミュージアムなどを拝観しましょう。9時から販売しますが当日受付分のみ時間の予約ができ、先着順で売り切れ次第終了です。
集合は指定時間の5分前。指定時間を過ぎると無効になりますので、注意が必要です。
それではミュージアムに行ってみましょう。
「平等院ミュージアム鳳翔館」は、2001(平成13)年に開館。鳳凰堂を中心に史蹟名勝に指定されている庭園の美しさに調和するよう、大半が地下構造になっているので景観を損ないません。一方で、自然光を意図的に採り入れるなど、展示への工夫もされているのです。このミュージアムは、高い美意識のもとで完成された平等院にベストマッチしています。
写真のとおり、国宝の梵鐘が浮かび上がるエントランスの演出もお見事です。
こちらで圧巻は何といっても、雲中供養菩薩像26軀。定朝工房によって作られたこれらの像は、それぞれ作り手が異なります。持ち物、ポーズ、顔の表情を見比べながらみるのも一興でしょう。
ミュージアムグッズにもよく登場するのが「北10号」。手にバチをもってご機嫌なご様子で腰をくねらせながら踊っています。もしかして打楽器担当かも。
「南1号」は、蛇腹風の楽器を手に持っていますよ。田楽の時はこれをシャカシャカ振りながら演奏するそうです。お気に入りの菩薩さまが見つかるかもしれませんね。
こちらは1万円札にも描かれている国宝の鳳凰像です。10円硬貨のみならず、1万円札にも描かれるとは、日本を代表する寺院の品格と美しさを兼ね備えているといえるでしょう。
その他、極彩色で彩られた創建当時の鳳凰堂の姿など、最新CGを駆使した展示も魅力です。
写真:磯本 歌見
地図を見る世界遺産・平等院は、ミュージアムグッズもハイセンスです。自分へのお土産にしたいものばかりで、何を買おうか迷ってしまうはず。
人気のグッズを紹介しましょう。
こちらはロングセラーのラインナップです。「バチが当たりそうでなかなか使えない」との声もあがる「平等院ふきん」(450円)は、雲中供養菩薩像と鳳凰像のシルエットをあしらっています。奈良の中川政七商店とのコラボ商品です。雲中供養菩薩像が52軀とくれば作らないわけにいかない「雲中トランプ」(800円)。ちなみにジョーカーは鳳凰像です。マスキングテープ(各500円)や缶マグネット(各250円)も根強い人気です。
写真:磯本 歌見
地図を見る修学旅行生に人気はこちら。
消しゴム(各350円)は年間1万5千個も売れる大ヒット商品。4種類あり、白地のケースに鳳凰堂、鳳凰像、北10号と南26号の雲中供養菩薩像が金色で箔押しされています。陰影が施されて模様が立体的に浮かび、光の加減によって表情も変わるという凝り様。中身の消しゴムもよく消えると評判で、ショップでは4つで1,000円で販売されているので、お土産にも最適ですね。
ロール付箋(700円)は貼ってはがせる伝言メモです。1枚ずつミシン目が入っているのもうれしいですね。南22号と鳳凰堂+月の2柄で70シートあります。ボールペン(ボディカラー3色・各700円)やピンバッヂ(各350円)も人気です。
写真:磯本 歌見
地図を見る海外の方に人気なのはこちら。
折り紙セット(250円)やハンカチ(各850円)には、鳳凰堂の柱や梁に描かれた宝相華(ほうそうげ)の模様が描かれています。鳳凰堂を描いた手ぬぐい(1,700円)は、永楽堂とのコラボ商品です。
写真:磯本 歌見
地図を見る皮製品もありますよ。それぞれに鳳凰の焼印が押されていて、それぞれに風合いが違います。経年変化で皮の色がさらに味が出てくるのも楽しみです。
かぶせて使うタイプのキーホルダーとイヤホンや充電コードをまとめて挟むコードクリップがあります。
写真:磯本 歌見
地図を見る文具類もハイセンスですよ。クリアファイル(各400円)は、月夜に鳳凰が浮かぶデザインで金銀2色あります。2ポケットというのも実用的で◎。
雲中ブックマーカー(各500円)は、北10号と南21号をモチーフにしています。柄違い、色違いで5枚入りのしおり(各300円)もポップで素敵です。
写真:磯本 歌見
地図を見るトートバッグ(各1,500円)も白・黒2色そろって人気で、エコバッグに使う人も多数。こんなバッグを持っていたら注目度も高いですよね。
写真:磯本 歌見
地図を見る平等院は、ご朱印もビジュアル系ですよ。
向かって右は、中央に本堂の名前「鳳凰堂」と鳳凰のデザイン入りのご朱印、左はご本尊「阿弥陀如来」とその梵字のご朱印が押されています。
写真:磯本 歌見
地図を見るそしてご朱印帳もハイセンスです。
鳳凰柄が2種類、鳳凰堂、宝相華の柄の4種類です。いずれも1,500円。せっかくならこのご朱印帳に先ほどの2つのご朱印をいただきたいですね。
住所:京都府宇治市宇治蓮華116
電話番号:0774-21-2861
拝観時間:8:30〜17:30(授与所・鳳翔館は9:00〜17:00)
拝観料:600円(鳳凰堂内部拝観は別途300円)
アクセス:JR・京阪宇治駅より徒歩10分
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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