写真:安藤 美紀
地図を見る気仙沼港の中心地・内湾沿いには、スタイリッシュな観光複合施設が続々オープン!絶景オーシャンビューのカフェ、イタリアン、居酒屋などの飲食店もあれば、地元ラジオ局も併設。1軒、1軒じっくり回ってみたいぐらい、おしゃれな散策スポットになっています。
写真:安藤 美紀
地図を見るそんな内湾沿いでひときわ存在感を放つのが、レトロモダンな「男山本店」です。
創建は1930年。2011年の震災で大きな被害を受けましたが、2020年7月、新たな店舗が被災前と同じ場所にほぼ同じ姿で再建されました。
写真:安藤 美紀
地図を見る「男山本店」は、昭和初期に建てられた木造3階建て。国の有形文化財にも指定されていましたが、津波を受けて1Fと2Fが押しつぶされ、3Fだけ“だるま落とし”のようにかろうじて形を残しました。
現在、3F部分には被災を免れた建材が再利用され、震災の被害や「男山本店」再建までの歩みを紹介する展示室として、誰でも自由に見学できます。
格天井や柱、窓枠は、昔のまま。シンボリックな役割として気仙沼の街を見守ってきた、約90年前のリアルな姿を肌で感じてみてくださいね!
写真:安藤 美紀
地図を見る「男山本店」1Fでは、時間がない人でもふらっと立ち寄って、お酒を買ったり試飲ができます。日本酒好きなら、ぜひ五臓六腑に染み渡る極上の一本を探してみましょう。
メインブランドは、日本に限らず、フランスやイギリスで開かれる日本酒コンテストでも書を受賞した「蒼天伝」。こちらは、気仙沼でとれる青魚とよく合うように、科学的にも研究された銘酒です。
「蒼天伝は、まろやかで透明感のある軽い仕上がり。爽快な味わいで、女性におすすめですよ」そう語るのは、杜氏の柏さん。
写真:安藤 美紀
地図を見る「山」の文字が可愛らしいこちらは、「男山本店」創業者が、京都伏見の石清水八幡宮で製造免許をいただいた際に、宮司さんから名前をもらった歴史あるお酒「男山」です。
原点復帰の想いを込めて、2019年にロゴや味わいを一新!味は少しドライなすっきり辛口。冷やしてよし、常温やぬる燗でもよしの、日本ツウの逸品です。
写真:安藤 美紀
地図を見る「男山本店」のお楽しみといえば、地酒の試飲!サーバーに入っているのは、「蒼天伝」や「男山」、季節限定のユニークお酒が楽しめる「美禄」シリーズなど全4種類。15ccずつ出てくるので、全部飲んでも60cc(3分の1合)と、ほどよい量で楽しめます。リクエストすれば、サーバー以外のお酒も出してもらえますよ。
<男山本店 魚町店舗の基本情報>
住所:気仙沼市魚町2丁目2-12
電話:0226-24-8088
写真:安藤 美紀
地図を見る続いて向かうのは、ビール好きなら、テンション爆上げしてしまうスポット。
「男山本店」から歩いて3分ほど。スタイリッシュな商業施設「ないわん」には、2020年4月にデビューした、気仙沼生まれのクラフトビール醸造所「ブラックタイドブリューイング」があります。
写真:安藤 美紀
地図を見る「よし、飲むぞ〜!」と思いっきり飲みモードで中に入ると、驚かれるかもしれません。
というのも、店内には、新鮮なお刺身、海鮮丼、お寿司、店内調理の焼き魚など、三陸の幸がせいぞろい。エリアの大部分を占めるのは、お魚屋さん「やまひろ」なんです。
実は、お刺身が並ぶショーケースの奥にビールの製造所があり、そこでクラフトビールが作られています。
醸造長は、気仙沼に魅了されて移住してきたアメリカ人のジェームズさん。アメリカで培った醸造経験と知識をフル活用した高品質のクラフトビールを作っています。
原材料は海外の輸入品(麦芽やホップ、酵母)を使用していますが、今後は気仙沼のフルーツ等の副原料も使用したビールも醸していく予定だとか。醸造所自体は小さいものの、大きな可能性が満ちていますよね!
写真:安藤 美紀
地図を見る「ブラックタイドブリューイング」のタップルームがこちら。小さいながらも、気仙沼で初めてのクラフトビールとあって、地元のビールツウも通う人気店になっています。
しかし、このお店を激推ししたい理由は、ビールの美味しさだけではありません!
その理由は、魚屋さん併設の特権を活かして、あなたの“理想のおつまみセット”が作れるから。新鮮な海の幸を産地ならではの安さで選べるのが、観光客に嬉しいポイントです。
写真:安藤 美紀
地図を見るオススメしたいおつまみNO.1は、やっぱりカツオ。気仙沼漁港で23年連続水揚げ量「日本一位」を誇るカツオは、丸々と太っていて脂もたっぷり。ちょっと変わったアプローチで攻めるなら、カツオのハラス焼きも美味ですよ。
レジでイートインしたい旨を伝えると、お醤油やお箸ももらえます。
写真:安藤 美紀
地図を見る次にオススメしたいおつまみは、「ブラックタイドブリューイング」の向かいにある、練り物屋さん「揚げとっと」。
「とっと」とは、気仙沼で魚を意味する「魚」のこと。地魚入りのかまぼこを揚げた「揚げとっと」は、中はふっくら、外はカリッとした、ナイスおつまみです!
写真:安藤 美紀
地図を見るおつまみをゲットしたら、幸せなほろ酔い時間のスタート。いろんなクラフトビールを飲んでみたい方は、本日の飲み比べの4種類セットがオススメです。
迷ったときの1杯は、気仙沼をイメージした「DAYS OVER / Unfiltered Lager」を。こちらは、小麦を使った濁りのあるすっきりとしたラガービール。ニュージーランド産ホップの爽やかな香りとモルトの味わい深さが感じられ、ゴクゴクのどこしを楽しめます。
写真:安藤 美紀
地図を見るまた、「ブラックタイドブリューイング」では、飲み頃になったビールを缶ビールでも販売しています。「DAYS OVER」は記念すべき缶ビール第1号。気仙沼のお土産にもオススメですよ!
<ブラックタイドブリューイングの基本情報>
住所:気仙沼市南町3-2-5 「ないわん」気仙沼アムウェイハウス「拓」内
電話:0226-28-9640
写真:安藤 美紀
地図を見る2011年の震災以降、10年の年月をかけた復興工事が進み、今までとは違う新しい街づくりがスタートした気仙沼港。美しいリアルの景観に人々の笑顔とにぎわいがあふれ、ジャズやおしゃれな音楽が響く町並みは、まるで東北のニューオリンズのよう。潮風に吹かれながら、新しい気仙沼の町を楽しでくださいね。
2020年7月には、三陸沿岸道の仙台市から宮古市まで開通。さらに、2021年には仙台市から一気に青森県八戸市まで開通予定です。三陸沿岸道は無料区間も多く、ドライブ旅の強い味方になってくれるはず。
また、2021年前期のNHK朝ドラ「おかえりモネ」の舞台は、ここ気仙沼。おいしいお酒と一緒に、注目が集まる気仙沼を旅してみてはいかがでしょうか。
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/11更新)
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