仕事運UPの御守り!?秀吉の出世城「長浜城歴史博物館」の御城印

仕事運UPの御守り!?秀吉の出世城「長浜城歴史博物館」の御城印

更新日:2020/10/20 11:38

旅人間のプロフィール写真 旅人間 はらぺこライター、旅ブロガー
天下人となった豊臣秀吉の出世城として知られる長浜城は、JR長浜駅から徒歩7分ほど歩いた豊公園内に僅かな遺構を今に残しています。現在は模擬天守「長浜城歴史博物館」が建ち、5階の展望台からの琵琶湖の風景は爽快です。
そんな長浜城歴史博物館では、秀吉の書状から「長浜城」の文字を書き起こし、秀吉の家紋、花押、朱印入りの「御城印」が入手できます。出世城の御城印、仕事運アップの御守りになるかも!?

運気アップの出世城!? 長浜城に行こう!

運気アップの出世城!? 長浜城に行こう!

写真:旅人間

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日本最大の淡水湖である琵琶湖の湖畔に凛とした姿の戦国の城が建っています。これはJR長浜駅から7分ほど歩いた豊公園内にある長浜城の模擬天守「長浜城歴史博物館」です。安土桃山時代の城郭を摸して1983年に再興されました。

長浜城といえば、羽柴秀吉が浅井攻めの功で信長から旧浅井領を拝領し、初めて城持ちとなった城になります。一説には信長の一字を拝し、今浜と呼ばれていた地が現在の「長浜」に改名されたと言われています。

後に天下人となった秀吉が最初に築いた居城、まさしく秀吉の出世城。そう考えると運気がアップしそうな気がしてきますね。

戦国ロマンを満喫!長浜城歴史博物館へ

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長浜城歴史博物館まで来たら館内に入ってみましょう。ここでは「秀吉と長浜」をメインテーマに秀吉のほか、浅井長政、石田三成といった長浜と関わりの深い人物の足跡などが常設展示で分かりやすく紹介されています。

また期間ごとに開催される特別展や企画展では、湖北・長浜ゆかりの資料の展示がみられます。例えば、世界的に見ても類のない湖底の秘宝を紹介する「葛籠尾崎湖底遺跡」は話題となりました。2021年は姉川合戦から450年となり、1月23日から3月7日まで開催の「姉川合戦450周年記念 信長苦戦す!元亀争乱と湖北」は早くから注目が集まっています。

これら企画展に関する詳細は公式サイトにてご確認下さい。

戦国ロマンを満喫!長浜城歴史博物館へ

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長浜城歴史博物館の5階は展望台となっています。西には青く光る琵琶湖が一望でき、東には悠々とそびえ立つ伊吹山が見えます。そして姉川合戦場、小谷城跡など、館内の案内を見てから目にすると格別な歴史ロマンを感じます。

戦国の頃と景観は異なりますが、秀吉が初めて城持ち大名となった時に見た琵琶湖の美しさは、きっと今もそう変わらないでしょう。ここから見える大パノラマは、それほど素晴らしく爽快です。

戦国ロマンを満喫!長浜城歴史博物館へ

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1階の長浜城ミュージアムショップでは、戦国武将のグッズが色々と販売されています。その中でも特に人気があるのが「秀吉のプロフィールブック」です。

「何だか意外…」と思われるかもしれませんが、見本を手に取って中身を見てみると、秀吉の履歴書があり、業績が分かりやすく紹介されていていて情報量も抜群です。それでお値段は1冊100円と超お得。秀吉以外にも浅井長政、石田三成も人気です。

戦国ファンの必須アイテム!長浜城の御城印

戦国ファンの必須アイテム!長浜城の御城印

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長浜城では御朱印ならぬ「御城印(ごじょういん)」を入手することが出来ます。この御城印とは、お城の名前が記された半紙のことで、そのお城にゆかりのある武将の家紋や花押が楽しめることから、老若男女問わずブームになり始めています。

長浜城では、羽柴秀吉(豊臣秀吉)の書状から「長浜城」の文字を書き起こし、秀吉の家紋、花押、朱印が入っています。金額は税込みで300円。長浜城ミュージアムショップで購入できます。歴史好き、戦国好き、城好きには必須コレクションですね。

天下人となった秀吉の出世城の御城印。「出世城」→「出世しろ」→「出世できる」、これは仕事運UPのお守りとしても手に入れておきたい。

今に残る秀吉が残した「長浜城」の痕跡

今に残る秀吉が残した「長浜城」の痕跡

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長浜城歴史博物館として復元された天守台は、実際にあった位置とは少し違うとされています。博物館のすぐ近くに秀吉像がある場所は小山になっており、そこに「長浜城天守閣跡」の石碑が見られます。しかし、実際には天守台があったかは明確な絵図面などが見つかっておらず、城の全容は明らかになっておりません。

とは言え、長浜城は2重の外堀と内堀に囲まれた水城だったと古絵図などから推測されています。付近に「長浜城の構造推定復元図」があり、これを見ると当時の城の全貌がイメージが出来て楽しいですよ。

今に残る秀吉が残した「長浜城」の痕跡

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長浜城は1615年に大阪の陣で豊臣家が滅亡すると、徳川家によって廃城となりました。その大半は彦根城や大通寺に移築され、当時の遺構は殆ど残っておりません。

そんな中で、昭和44年の湖岸埋め立て工事の際、水底の発掘調査をしたところ、石垣の根石と認められる30数個の巨石が約30mに渡り整然と列をなしていることが分かりました。この「長浜城石垣出土地」の石碑の下には、秀吉時代の石垣が今も眠っています。

今に残る秀吉が残した「長浜城」の痕跡

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長浜城歴史博物館から湖畔へ向かうと、築城当時の痕跡である「太閤井」があります。その姿は湖中に石碑といった状態が大半ですが、琵琶湖の水位が下がっている時は石碑の足元まで行くことが可能です。それにしても「なぜ、こんな場所に?」って思いますよね。

諸説ありますが、長浜城は1585年の巨大地震で地盤が沈下し周辺一帯が湖中に没したといわれています。この地震では、当時の城主であった山内一豊の一人娘が建物の倒壊に巻き込まれ命を落とすなど甚大な被害を出しました。

この周辺はぶらり散策すると色々な発見があって楽しいですよ。

長浜城歴史博物館の基本情報

住所:滋賀県長浜市公園町10-10
電話番号:0749-63-4611
営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
定休日:年末年始(臨時休館あり)
入館料:大人410円、小中学生200円
※展示スケジュールは公式サイトでご確認下さい。

2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/10/06 訪問

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