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上野・東京国立博物館で豪華絢爛 特別展「桃山―天下人の100年」

上野・東京国立博物館で豪華絢爛 特別展「桃山―天下人の100年」

更新日:2020/10/30 09:33

橋本 菜摘のプロフィール写真 橋本 菜摘 アートブロガー
上野の東京国立博物館で、特別展「桃山―天下人の100年」が2020年10月6日(火)から11月29日(日)まで開かれています。
展覧会では豪華絢爛な「桃山美術」がどのように受け継がれてきたかを美術作品でたどります。織田信長や豊臣秀吉、徳川家康をはじめ、教科書に掲載された戦国武将や茶人、文化人ゆかりの名品が約230件展示されます。


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豪華絢爛な桃山美術の百年を辿る

豪華絢爛な桃山美術の百年を辿る

写真:橋本 菜摘

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東京国立博物館は上野公園にあり、1872(明治5)年に創立された、日本で最も古い博物館です。日本を中心に東洋の美術作品と考古遺物を約11万件所蔵しています。

豪華絢爛な桃山美術の百年を辿る

写真:橋本 菜摘

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平成館では、特別展「桃山―天下人の100年」が2020年10月6日(火)から11月29日(日)まで開かれています。「桃山美術」は室町時代後期に基礎ができ、安土桃山時代に花開き、江戸時代初期に総決算を迎えたといわれています。展覧会ではこの約100年間における「桃山美術」の変遷をたどります。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の肖像、伊達政宗の甲冑、千利休の茶道具など、国宝や重要文化財を含む約230件が前期・後期に大きく分けて展示されます。

金雲棚引く洛中洛外図が並ぶ

金雲棚引く洛中洛外図が並ぶ

写真:橋本 菜摘

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展示は都・京都を描く「洛中洛外図」から始まり、金地屏風が並ぶ様は壮観です。
《洛中洛外図屏風(上杉家本)》は20代の狩野永徳が描いた屏風を織田信長が入手して上杉謙信に贈ったとされるもの。金雲の間には京都の名所200か所以上、2500人近い人物が描き込まれて、賑やかな都の活気を伝えています。

国宝 《洛中洛外図屏風(上杉家本)》 狩野永徳筆 室町時代・永禄8年(1565) 山形・米沢市上杉博物館蔵 前期展示

金雲棚引く洛中洛外図が並ぶ

写真:橋本 菜摘

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狩野永徳筆《檜図屏風》とライバルの長谷川等伯筆《牧馬図屏風》が並んでいます。永徳の屏風は秀吉の命で建てた八条宮邸を飾った襖絵、松が動き出しそうな迫力です。等伯の屏風は若い頃の作で、馬や人物を生き生きと描いています。
後期には、永徳筆《唐獅子図屏風》と等伯筆《松林図屏風》、それぞれの代表作が競い合うように並んで展示されます。

左:重要文化財《牧馬図屏風》長谷川等伯筆 室町〜安土桃山時代・16世紀 東京国立博物館蔵 10月6日〜18日
右:国宝《檜図屏風》狩野永徳筆 安土桃山時代・天正18年(1590) 東京国立博物館蔵 前期展示

金雲棚引く洛中洛外図が並ぶ

写真:橋本 菜摘

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教科書でおなじみのフランシスコ・ザビエルの肖像画。画面下にはザビエルの名前がラテン語と万葉仮名で記されています。ザビエルは1549年にキリスト教布教のために来日。この絵画はザビエルが聖人に列せられ、日本でキリスト教が弾圧された17世紀に西洋銅版に基づいて信仰厚い人々が制作したと考えられています。

城壁の上で対峙する人物は、左から神聖ローマ皇帝ルドルフ2世、トルコ皇帝、モスクワ大公、タタール王。陰影や遠近の表現は西洋的ですが、日本画の技法で描かれています。

左:重要文化財《聖フランシスコ・ザビエル像》江戸時代・17世紀 兵庫・神戸市博物館蔵 10月6日〜25日
右:重要文化財《泰西王侯騎馬図屏風》江戸時代・17世紀 兵庫・神戸市博物館蔵 通期展示

繊細な技巧が名品をつくる

繊細な技巧が名品をつくる

写真:橋本 菜摘

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黒漆に蒔絵の花鳥模様を裏面まで飾ったキリスト教の祭儀具。中央にはテンペラ技法で聖母マリア、イエス・キリスト、聖ヨセフ、聖ヨハネが丁寧に表情豊かに描かれています。

重要文化財《花鳥蒔絵螺鈿聖龕》 安土桃山時代・16世紀 九州国立博物館蔵 前期展示

繊細な技巧が名品をつくる

写真:橋本 菜摘

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建物の飾りにも趣向が凝らされ、柱などに打った釘の頭を隠すための「釘隠」も華やかになりました。写真は、「五三桐」紋をかたどって銅製に金メッキをしたもの。豊臣秀吉に関連する建物に使われた可能性も考えられています。

《金銅五三桐紋釘隠》安土桃山時代・文禄3年(1594)通期展示

繊細な技巧が名品をつくる

写真:橋本 菜摘

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室町時代後期から刀と脇指を帯に差し、刀は併せて大小と呼ばれました。これは豊臣秀吉が用いたもの。「蛭巻」は鞘に薄い金板をらせん状に巻く技法で鞘の補強と飾りになります。柄巻の黒は、鞘の朱と金のアクセントとなり、安土桃山時代の華やかな雰囲気を伝えています。
 
重要文化財《朱漆金蛭巻大小》安土桃山時代・16世紀 東京国立博物館蔵 通期展示

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天下人と茶の湯ゆかりの名品

天下人と茶の湯ゆかりの名品

写真:橋本 菜摘

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茶の湯は、天下人織田信長、豊臣秀吉の茶頭をつとめた千利休が大成し、古田織部がその精神を引き継ぎました。

空間に浮かぶように展示されているのは、古田織部が持っていたと伝わる茶碗《油滴天目》です。すっきりとした姿と黒漆に小さな銀色の模様が美しく高く評価されています。右側のケースには室町から江戸時代の茶釜が並んでいます。

重要文化財《油滴天目》中国・建窯 南宋時代・12〜13世紀 九州国立博物館蔵 通期展示

天下人と茶の湯ゆかりの名品

写真:橋本 菜摘

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天下人の肖像画は、左から織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。近くにはそれぞれが自ら筆を取った手紙文が展示されています。自筆が少ない信長の《書状 夕庵宛》(通期展示)は貴重なものです。

《織田信長像》狩野永徳筆 安土桃山時代・天正12年(1584)京都・大徳寺蔵 前期展示
重要文化財《豊臣秀吉像画稿》伝狩野光信筆 安土桃山時代・16世紀 大阪・逸翁美術館蔵 通期展示
《東照大権現像》四代木村了塚筆 天海賛 江戸時代・17世紀 東京・徳川記念財団蔵 前期展示

天下人と茶の湯ゆかりの名品

写真:橋本 菜摘

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《志野茶碗 銘 振袖》は釉薬の下に鉄絵の具で薄や草花を描く、日本初の下絵付けが施されています。ぐるりとまわって後ろの姿もご覧ください。後方にある《豊公吉野花見図屏風》は、豊臣秀吉が主催した盛大な吉野の花見を描き、茶碗がその席に置かれたようにも見える展示です。

手前:《志野茶碗 銘 振袖》美濃 安土桃山〜江戸時代・16〜17世紀 東京国立博物館蔵 通期展示
奥:重要文化財《豊公吉野花見図屏風》江戸時代・17世紀 京都・細見美術館蔵 前期展示

武将が甲冑に想いを込める

武将が甲冑に想いを込める

写真:橋本 菜摘

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桃山時代には、刀剣や甲冑に装飾や風格のある表現が加わり、武家の格式を象徴するものにもなりました。左の甲冑は、初代仙台藩主の伊達政宗所有と伝わるもの、金色で月形の前立が印象的です。後ろにある《関ヶ原合戦図屏風》は徳川家康の愛蔵品とも伝えられています。

《紺糸威五枚胴具足》安土桃山時代〜江戸時代・16〜17世紀 宮城・仙台市博物館蔵 通期展示
重要文化財《関ヶ原合戦図屏風》江戸時代・17世紀 大阪歴史博物館蔵 右隻・前期、左隻・後期展示

武将が甲冑に想いを込める

写真:橋本 菜摘

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ここまで紹介したもの以外にも多くのみどころがあります。

特設のミュージアムショップには、作品を元にしたミニチュアの金地屏風がずらりと並んでいます。ほかにも作品をモチーフにした文具や財布、マスクなど種類も豊富。展覧会図録は、全作品の図版、解説はもちろん、拡大図やコラムを掲載した約450ページ、桃山文化を知る必見の書でもあります。

武将が甲冑に想いを込める

写真:橋本 菜摘

1階のラウンジに記念撮影スポットがあります。高精細複製の《花下遊楽図屏風》で、桜と海棠が満開のもとに、流行の衣装で踊る女性たちを狩野永徳の末弟長信が描きました。右の屏風の中央部は関東大震災で焼失しましたが、復元して複製されています。実物は通期展示です。

国宝《花下遊楽図屏風》 狩野長信筆 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵 通期展示

特別展のあとも東京国立博物館を楽しもう

特別展観覧料のあとは、当日に限り、平成館の日本の考古学コーナー、本館の総合文化展、東洋館、法隆寺宝物館も見ることができます。混雑状況によって、入場を待つ場合もあり、特別展以外は17時まで、金曜と土曜は21時までです。

敷地内には、資料館、レストラン、日本庭園もあり、一日では見切れないほどの日本美術のテーマパークです。

「ミュージアムシアター」では、墨画の最高傑作とされる長谷川等伯筆《松林図屏風》を超高精細4K 映像の迫力ある大スクリーンで見ることができます。是非、お立ち寄りください。

国宝《松林図屏風》長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀 東京国立博物館蔵 
展示 10月20日〜11月29日
ミュージアムシアター展示 10月7日(水)〜 2021年1月17日(日)
※12月21日(月)〜 1月1日(金)はシアター休演
上映約35分、1日5回上映、各回定員制 高校生以上600円 小・中学生300円

2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2020/10/05 訪問

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