里山里海の魅力が凝縮!「奥能登絶景海道」のフォトポイント5選

里山里海の魅力が凝縮!「奥能登絶景海道」のフォトポイント5選

更新日:2020/10/12 15:17

土庄 雄平のプロフィール写真 土庄 雄平 山岳自転車旅ライター・フォトグラファー
一周約370kmの長大な「能登半島」。今ではローカル鉄道・のと鉄道能美線が廃線となり、能登半島を巡る場合は、ドライブ旅が一般的です。しかしその中で、近年少しずつ注目が集まっているのが、能登が見せる美しい道の風景。中でも、奥能登の沿岸を走る「奥能登絶景海道」は、多くのドライバーから愛される名道です。今回は、そんなローカル絶景道のフォトポイントを5つご紹介!ぜひドライブ旅の参考にしてみてくださいね。

里海と里山が織りなす!「白米千枚田」と道の風景

里海と里山が織りなす!「白米千枚田」と道の風景

写真:土庄 雄平

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まず紹介したいのは、輪島市街から東に約10kmほど進んだ場所にある「白米(しろよね)千枚田」周辺。日本海に面して、小さな棚田が約1000枚連なる景観は、日本の棚田百選にも選出されており、奥能登有数の絶景スポットとして人気を誇っています。

里海と里山が織りなす!「白米千枚田」と道の風景

写真:土庄 雄平

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道としてはとても短い区間ですが、車に乗って走り抜ければ、眼下には棚田から海まで一気に広がるパノラマを満喫でき、まるで海へ飛び込んでいくような爽快なドライブを楽しめます。

潮風と一緒に、どこか懐かしい田んぼの匂いを感じる。まさに、里山と里海が織りなす「能登半島」らしい風情が詰まった場所と言えるでしょう!

<白米千枚田の基本情報>
住所:石川県輪島市白米町99-5
アクセス:輪島市街から車で約15分

日本海に吸い込まれるような断崖の峠道!「椿展望台」

日本海に吸い込まれるような断崖の峠道!「椿展望台」

写真:土庄 雄平

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白米千枚田とともに、能登半島の中でも有数の美しい風景を見せてくれるのが「椿展望台」。奥能登絶景海道において、唯一の峠と言える場所です。

その魅力は、断崖と海、そして道が三位一体で織りなす絶景!急峻な地形から、まるで海へと吸い込まれるように続く道は、なんともフォトジェニック!道が描く曲線美も、周囲の景観とよく調和しています。

日本海に吸い込まれるような断崖の峠道!「椿展望台」

写真:土庄 雄平

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また、この周囲一帯だけ、木々が低くなり、岩礁が露出していることもポイント!まるで最果ての岬のような雰囲気も演出してくれます。どこか、北海道の積丹半島を彷彿とさせる絶景です。

手つかずの自然が残る、奥能登らしいダイナミックで美しいパノラマ絶景区間と言えるでしょう。

<椿展望台の基本情報>
住所:石川県珠洲市高屋町
アクセス:珠洲市街から車で約20分、輪島市街から車で約45分

素朴ながら旅情香る漁村風景!珠州市「三崎地区」

素朴ながら旅情香る漁村風景!珠州市「三崎地区」

写真:土庄 雄平

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三つ目にご紹介したいのは、能登半島の先端近くに位置する三崎地区。マップで見ると、一見何ということはない普通の道なのですが、実は旅情ある風景が詰まっている区間です。

特に注目したいポイントは、爽快なストレートが続いていくということ。青空の下、綺麗な海を見渡しながら走り抜ける快走路は、どこか北海道のスケールを思わせます。

素朴ながら旅情香る漁村風景!珠州市「三崎地区」

写真:土庄 雄平

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また集落の中心部は、能登半島の海沿いらしい黒塗りの家々が立ち並びます。海の色も清々しいソーダ色。車を止めて、ふと立ち止まってみたくなる癒しの漁村風景です。

自然景観だけでなく、人々の生活と、その趣が感じられるのも奥能登絶景海道の魅力と言えるでしょう。特に、オニユリが集落を彩る初夏に訪れるのがオススメ!

<三崎地区の基本情報>
住所:石川県三崎町宇治
アクセス:珠洲市街から車で約15分

奥能登のトレードマーク!大迫力の巨大奇岩「見附島」

奥能登のトレードマーク!大迫力の巨大奇岩「見附島」

写真:土庄 雄平

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続いて紹介したいフォトポイントは、奥能登絶景海道の南の始点に位置する「見附島(みふじま)」。島の外観が軍艦に似ているところから「軍艦島」の異名を持つ高さ28mの奇岩です。

近年はチラシやパンフレットで見かけることも多く、能登半島のシンボルとして人気を集めています。

奥能登のトレードマーク!大迫力の巨大奇岩「見附島」

写真:土庄 雄平

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そんな「見附島」を訪れたら、ぜひ寝転がって島を眺めてみるのがオススメ!草原の上に、大奇岩がそびえる構図となり、一層その迫力が際立った佇まいを見せてくれます。

能登半島に押し寄せる、荒々しい日本海が作りあげた芸術作品は一見の価値あり!近くにあるパワースポット・恋路海岸と一緒に訪れてみてはいかがでしょうか?

<見附島の基本情報>
住所:石川県珠洲市宝立町鵜飼 見附島
アクセス:珠洲市街から車で約5分、輪島市街から車で約1時間

白亜の灯台が大海原に映える!美しき「禄剛崎」

白亜の灯台が大海原に映える!美しき「禄剛崎」

写真:土庄 雄平

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やはり半島といえば、先端を攻めたくなるもの。能登半島には東端と北端がありますが、特に東端の「禄剛崎(ろっこうざき)」がオススメです。なぜなら、そこには美しい白亜の灯台と、広大な日本海が織りなす絶景パノラマが見られるから。

また"能登半島最北端"という碑が、旅情を掻き立ててくれるのもポイントです

白亜の灯台が大海原に映える!美しき「禄剛崎」

写真:土庄 雄平

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180度以上も開けた海の展望は唯一無二!日の出と日没が両方見られることでも有名です。また「禄剛崎」の断崖の下には、千畳敷と呼ばれる海食台地が発達しており、奥能登の海の透明度を感じることができます。

思いっきり深呼吸をしながら、能登の美しさと気持ち良さを体感して欲しいスポットです。

<禄剛崎の基本情報>
住所:石川県珠洲市狼煙町
アクセス:珠洲市街から車で約25分、輪島市街から車で約1時間

素朴ながら、旅情掻き立てる風景を見せる「能登半島」

輪島市と珠洲市をつなぐ全長約90kmの「奥能登絶景海道」。急峻な断崖地形や海が織りなすパノラマ、棚田や巨大奇岩、そして灯台の風景など、数々の見応えある風景が点在しています。

一見、華やかなスポットがないように見えますがも、実は隠れた絶景の宝庫「能登半島」!ぜひ一度、ゆっくり時間を取って巡ってみてはいかがでしょうか?

2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/07/25 訪問

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