写真:土庄 雄平
地図を見る奥能登(能登半島の奥部)の中心となっている輪島市。全国有数の規模を誇る輪島朝市や、伝統工芸の輪島塗で知られている港町です。一般的に、市街地が有名な輪島ですが、少し中心部から離れるだけで、驚くほど景色が変化します。
断崖連なる海岸線や、緑深い里山。都市から山間集落、漁村集落まで様々な表情が詰まっている場所です。
写真:土庄 雄平
地図を見る今回紹介する「温泉民宿 漁火」は、まさにそんな輪島を象徴するお宿。古き良き佇まいや雰囲気、どこか懐かしい時間、そして旅情香るロケーションなど、この場所でしか味わえない癒しの宿泊が可能です。
今回は、そんな「温泉民宿 漁火」の魅力について、詳細に紹介していきましょう!
写真:土庄 雄平
地図を見る今回紹介する「温泉民宿 漁火」の位置している三ツ岩岬周辺には、数世帯しか家屋がありません。実は元々、平家の落人が形成した集落であり、とても長い歴史を誇っています。
そして、小さな共同体の中で、協働しながら自給自足の生活を営み、今日へと至っており、その軌跡が、随所に垣間見られるのがポイントです。
写真:土庄 雄平
地図を見る例えば、宿のすぐ隣には広い田畑が設けられ、下の海沿いへ降りれば、漁に用いる漁船が停泊しています。今でも、「温泉民宿 漁火」を営む下さん一家をはじめとして、この集落の人々総出で農業や漁業を行っているのです。
まさに景観でなく、その伝統まで"日本の原風景"をしっかり残していると言えます。
写真:土庄 雄平
地図を見る宿泊者にとって嬉しいのは、その温かく、どこか懐かしい輪の中に加わることができるということ。玄関をくぐれば、まるで祖父母の家に来たような時間が流れます。そして、まるでここで暮らす一員のように接してくれる下さん一家と、他の宿泊者とのちょっとした交流。
このようにホッと一息つける宿泊体験こそ、「温泉民宿 漁火」にリピーターが多い理由と言えるでしょう!
写真:土庄 雄平
地図を見る次にご紹介したいのは「温泉民宿 漁火」には、この場所でしか味わえない素朴なおもてなしが詰まっているということ。例えば食事は、基本的にすべて自給自足の食材を使用。日本海で獲れた魚をはじめ、自家製のお野菜を使ったお惣菜がずらりと並びます。
どれも素材の味を生かした程よい味付けとなっており、箸が止まらない美味しさ。宿の隣で育てた自家製米のふっくらご飯と一緒にいただけば、ほっこり幸せに浸れます。
写真:土庄 雄平
地図を見るまたお風呂もこだわりポイントの一つ!実は、ここで温泉が湧いているわけではないのですが、せっかくなら民宿で温泉に浸かってもらおうと、近くから源泉をわざわざ宿まで運んできて、湧かしているのです。
白色でスベスベのお湯は本当に気持ちよく、身体の芯から温まることができます。手間暇を惜しまないこのスタイルこそ「温泉民宿 漁火」が長年愛され続けている理由かもしれません。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして最後に欠かせないおもてなしポイントが"囲炉裏"です。実は、この空間は「温泉民宿 漁火」の原点。火を囲みながら、宿泊したお客さん同士が交流する場として、宿の中心的なお部屋になっています。
周囲には、能登の工芸品や、歴史を感じる民具などが並び、古き良き古民家の空間がそのまま残っているのが魅力です。
なおリピーターの間では、この奥の部屋に"座敷童子"が出るのは有名な話。運が良ければ、幸運というおもてなしがあるかもしれませんね。
写真:土庄 雄平
地図を見る町から隔絶された場所にあり、日本海を見下ろすような断崖の上に立つ「温泉民宿 漁火」。そこには時計で仕切られた時間ではなく、日の出と日の入りとともに過ごす緩やかな時間が流れています。
夕方、豪華な料理に舌鼓を打っていると、外には温かな光とともに、表情を変えていく景色が!心洗われる1日が終わる瞬間です。
写真:土庄 雄平
地図を見るそのまま少し焼けが残っている中で、非日常の時間を楽しんでいると、一つの漁船の姿が見えてきます。実は、夜間に行われるイカ漁の船です。大海原の中、明かりを灯しながら進んで行く姿は、どこかフォトジェニック!
人の営みと、自然が調和している風景には、思わず見入ってしまいますね。
写真:土庄 雄平
地図を見るまた日の出のタイミングも見逃せません。角度的に日の出そのものは見えないのですが、天気が良ければ鮮やかな焼けが見られます。海がほのかに色づき、空が赤く染まる風景は、まさに一日の始まりを物語る時間。
眠気まなこをこすりながら外に出れば、きっとその感動的な瞬間に立ち尽くしてしまうはず!
写真:土庄 雄平
地図を見る最後に少し付け足したいのは、土屋太鳳さん主演のNHK朝ドラ「まれ」のロケ地だということ。近くにある田んぼがキービジュアルとして使われ、「温泉民宿 漁火」には、その出演者が宿泊しています。
あの囲炉裏の部屋の一角には、サインも飾られているのも必見!知ってて訪れる人は意外と少ないですが、マニアには堪らない民宿なのです。
市街地からは隔絶され、そこにあるのは自然の流れに身を任せる宿泊体験。ぬくぬくと温泉に浸かりながら、天然食材を駆使した至福の料理を頂き、まるで家族と過ごすかのように人の温かさに触れる。そこには、現代の都会生活で忘れがちになってしまったものの、懐かしくて堪らない癒しの時間が流れています。
ぜひ一度、宿泊してみて下さい。きっとまた帰りたくなる故郷が一つ増えるはず!
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/14更新)
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