修験道の聖地で霊的体験!奈良県天川村のパワースポット5選

修験道の聖地で霊的体験!奈良県天川村のパワースポット5選

更新日:2020/11/05 14:22

沢木 慎太郎のプロフィール写真 沢木 慎太郎 放送局ディレクター、紀行小説家
いま、自分らしさが求められている時代。「自分を見つめたい」「再起を図りたい」と願う人々が、奈良県天川村を目指しています。天川村は、修験道の聖地。日本で唯一の女人禁制の霊場「大峯山」をはじめ、不思議な言い伝えがある「天河大辨財天社(天河神社)」や「大峯山龍泉寺」「母公堂」など、深い歴史が眠っています。そこで、天川村でご利益を授かる、おすすめのパワースポットをご紹介。新たな始まりを感じてみては?

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天河大辨財天社(天河神社)のパワー

天河大辨財天社(天河神社)のパワー

写真:沢木 慎太郎

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「神様から呼ばれる者しか行けない」。そんな不思議な言い伝えがあるパワースポットが、奈良県天川村にある「天河大辨財天社(天河神社)」。水の精、辨財天女をお祀りしています。

辨財天女は、音楽や芸能の神様としても有名。著名な芸能人やミュージシャン、アスリートたちが参拝し、「不思議な体験をした」という人も多く、そのパワーは確か。スピリチュアルな体験(霊的体験)をしたことで霊感が働き、再起を図ることに成功した歌手もいます。

天河大辨財天社(天河神社)のパワー

提供元:奈良県 天川村役場公式サイト 総合トップページ

http://www.vill.tenkawa.nara.jp/地図を見る

“芸能の神様”が天河神社に祀られるようになったのは、修験道の開祖、役行者(えんのぎょうじゃ)が弥山に辨財天女を祀ったのがきっかけ。

この天女が、日本で最初の辨財天(弥山大神)とされ、後に皇位継承で窮地に追い込まれた大海人皇子の前に出現。琴の音色に乗って現れた天女に勇気づけられた皇子は、やがて壬申の乱に勝利し、天武天皇として即位します。

辨財天女の加護にむくいるため、皇子は「天の安河の宮」という社殿を建てます。これが「天河大辨財天社(天河神社)」の始まり。「天川村」の名前の由来にもなっています。

天河大辨財天社(天河神社)のパワー

写真:沢木 慎太郎

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天河神社に古くから伝わる神器が「五十鈴(いすず)」。日本神話に登場する天岩屋戸の前で、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が舞に使った神代鈴と同じものと伝えられています。

五十鈴には、「いくむすび」「たるむすび」「たまめむすび」という魂の進化に必要な3つの魂の状態(みむすびの精神)が表されています。

写真は、天河神社の宮司さまがお持ちになられている五十鈴(レプリカ)。とても深くて厳かな音色が、心に強く響きます。不思議な響きによって心身が清められ、魂が調和。再起を図るための新たなパワーが沸き起こってきます。

拝殿では、鈴緒の先に五十鈴が結ばれています。社務所では、ネックレスタイプの五十鈴のお守りも授与していただけますよ。

<基本情報>
住所:奈良県吉野郡天川村坪内107
電話番号:0747-63-0558/63-0334
アクセス:
近鉄電車吉野線「下市口駅」から奈良交通の路線バス(中庵住行き)で約1時間、「天河神社前」下車すぐ
車であれば大阪から約2時間
駐車場:あり(無料)

修験道の根本道場「大峯山龍泉寺」

修験道の根本道場「大峯山龍泉寺」

写真:沢木 慎太郎

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大峯山の登山口、洞川(どろがわ)温泉街付近にある「大峯山龍泉寺(おおみねさん・りゅうせんじ)」。真言宗修験(当山派)総本山醍醐寺の大本山であり、大峯山寺の護持院です。

7世紀に役行者が開いた霊場が「大峯山」。役行者が洞川で青く透き通った泉を見つけ、八大龍王尊をお祀りしたのが、龍泉寺の起源とされています。この場所を「龍の口」と名づけ、龍神が宿る泉ということから、「龍泉寺」と呼ばれるようになりました。

修験道の根本道場「大峯山龍泉寺」

写真:沢木 慎太郎

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洞川温泉街から大峯山(山上ヶ岳)を登る修験者は、宗派を問わず、「龍泉寺」で水行を行って心身を清め、寺院内にある八大龍王尊に道中の安全を祈願するのが習わし。「龍泉寺」は霊峰・大峯山へ登拝する出発点です。

修験道の根本道場「大峯山龍泉寺」

写真:沢木 慎太郎

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「龍泉寺」では、節分祭(星祭)など特別な日に、護摩(ごま)焚きが行われ、厄除けや家内安全、心願成就や身体健康を祈念します。

願いをこめた護摩札(ごまふだ)を奉納し、ご住職さまにご祈祷していただいたのですが、護摩焚きにはお願いの成就を祈るだけでなく、迷いの心や煩悩(ぼんのう)をご本尊さま(不動明王)の大智の火によって焼き尽くし、願いをご本尊さまに届けるという意味があります。

<基本情報>
住所:奈良県吉野郡天川村洞川494
電話番号:0747-64-0001
アクセス:近鉄電車「下市口駅」からバス(洞川温泉行き)で約80分、終点「洞川温泉」下車し、徒歩約10分
駐車場:あり(無料)

女人禁制の本当の理由は?母公堂

女人禁制の本当の理由は?母公堂

写真:沢木 慎太郎

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大峯山への登山口には「女人結界門」があり、ここから先に女性は入ることができません。女人禁制については「男女差別」「男尊女卑を肯定する象徴」と思われる方もいらっしゃるのですが、大峰山の女人禁制は「女性がけがれている」ことを理由に始まった風習ではありません。

女人禁制の本当の理由が、結界門に近い場所にある「母公堂(ははこうどう)」にあるので、ぜひ参拝してみましょう。

女人禁制の本当の理由は?母公堂

写真:沢木 慎太郎

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母公堂は、役行者の母親を祀るお堂です。役行者は、山岳修験者として大峯山に分け入り、命がけで厳しい修行に挑んでいましたが、郷里の母親が心配して険しい峠や山河を越え、洞川の蛇ケ谷まで会いに来ました。

「(自分を心配して)母親がこれ以上、大峯山に分け入れば命を危険にさらすことになる」。そう考えた役行者は母公堂に母親を住まわせ、母を安心させるために自分の顔を見せるようになりました。

女人禁制の本当の理由は?母公堂

写真:沢木 慎太郎

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さらに役行者は、母親のことを考え、自分の後を追って険しい大峯山に入ることがないよう、登山口に「女人入山禁止の結界門」を建てました。これが「女人禁制」の始まりとされています。

山上ヶ岳では、断崖絶壁からつり下げられる荒行「西の覗(のぞ)き」の修行があるのですが、命がけの修行で必ず問われるのが、「母親を大事にするか!」「奥さんを大切にするか!」という尋問。
女性の前では強がる男性も多く、男性が素の自分をさらけ出せる場所という考え方もあります。

<基本情報>
住所:奈良県吉野郡天川村洞川
電話番号:0747-63-0999(天川村総合案内所)
アクセス:洞川温泉バス停から徒歩約45分
駐車場:あり(協力金500円)

幸福を招く微笑!栃尾観音堂

幸福を招く微笑!栃尾観音堂

写真:沢木 慎太郎

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仏の優しい微笑と出会えるお堂が、「栃尾観音堂(とちおかんのんどう)」。江戸時代の修験僧で仏師、円空が掘り残した4体の仏像を見ることができます。

幸福を招く微笑!栃尾観音堂

写真:沢木 慎太郎

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幼いころに母親を亡くした円空。母子家庭だった円空の悲しみは深く、母親の魂はどこに行ったのかと、まわりの大人たちに聞いて回ったと伝えられています。
円空は若くして出家。大峯山には2度、修行に訪れ、厳しい冬の苦修練行に身を置きました。

幸福を招く微笑!栃尾観音堂

提供元:奈良県 天川村役場公式サイト 総合トップページ

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大胆で荒々しく、深い彫りでありながら、見る者を惹きつけてやまない柔らかな仏の微笑。心温まる微笑みは、ほっと心を落ち着かせ、幸福な気持ちをもたらせてもらえるでしょう。
円空の記憶に残る、母親の穏やかな笑みを刻み込んだのかもしれませんね。

<基本情報>
住所:奈良県吉野郡天川村栃尾
電話番号:0747-63-0999(天川村総合案内所)
アクセス:大阪から車で約2時間
駐車場:あり(無料)

洞川の名水!泉の森(名水百選)

洞川の名水!泉の森(名水百選)

写真:沢木 慎太郎

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名水で知られる天川村。「ごろごろ水」「泉の森」「神泉洞」の3つの湧水(洞川湧水群)は、環境省の日本名水百選にも選ばれています。「ごろごろ水」は有名で、「神泉洞」は立ち入り禁止。3つの湧水のうち、「泉の森」は穴場のスポット。瑞々しい杉木立のなかに神秘的な水をたたえています。

洞川の名水!泉の森(名水百選)

写真:沢木 慎太郎

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場所は、洞川の表鬼門に位置。疾病や怨霊などの災いの侵入を防ぐため、「大聖大権現(だいじょうだいごんげん)」が祀られています。健康や病気平癒、厄除けにご利益があるパワースポット。

洞川の名水!泉の森(名水百選)

写真:沢木 慎太郎

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洞川は、関西でも有数のカルスト地形(石灰岩台地)。浸水性のある石灰岩と豊かな原生林が滞水を助け、花崗岩と石灰岩の地層から綺麗で水質の良い水が湧き出るのです。「泉の森」は神さびた雰囲気が漂い、昔ながらの世界観を今も見ることができます。

<基本情報>
住所:奈良県吉野郡天川村洞川(泉の森オートキャンプ場小広荘の隣)
電話番号:0747-63-0999(天川村総合案内所)
アクセス:洞川温泉バス停から徒歩約25分

天川村でパワースポットを巡る旅

自然崇拝と神道や仏教などが融和し、深山幽谷に分け入って不思議な力を得て、自他を救済しようとする日本独自の山岳宗教が「修験道」。大峯山などを結ぶ修行の道「大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)」が通り、世界遺産に登録されています。

紀伊半島にある、日本三大霊場「高野」「吉野」「熊野」。この三角形の中心に位置しているのが奈良県天川村。

修験道では、熊野地区は胎蔵界(母親の胎内にいる守られた世界)、吉野地区は金剛界(生まれた後の厳しい現実社会)と考えられ、その中間にある天川村は誕生の地。ゼロ地点、出発の地であり、新たな始まりや再起を図るための、日本屈指の強力なパワースポットとなっています。

なお、天河神社をはじめ、みたらい渓谷のハイキングコース、川遊び、バーベキュースポット、鍾乳洞、洞川温泉などの観光名所についてもまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOに張り付けたリンクからのぞいてみて下さい。

2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/10/08−2020/11/04 訪問

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