写真:Etsuko Ciao
地図を見る本州最北端の地、むつ市の最花(さいばな)地区にある斗南丘は、歴史を遡ると1870年代に会津藩の人々が移り住んだ土地。会津藩の人々は明治に入ってから、そこで新しく斗南藩を作り、一帯を斗南丘(となみがおか)と名付けて開拓を行いました。しかし痩せた土地で農業に不向きであること、下北半島に吹く冷たい東風のヤマセや冷害から、開拓は非常に厳しく困難なものでした。
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地図を見る昭和17年に青森県に酪農地モデルを作るため開拓が始まりました。この時、北海道からの移住者も加わり全20戸で酪農経営が開始。しかし、痩せた土地であるため牛が次々と倒れ、なかなか育たずに酪農は苦しい時代が続きました。痩せた土地の改良に時間をかけて、牛が育つ豊かな酪農地へと次第に変わっていき斗南丘は苦難を乗り越えたのでした。
写真:Etsuko Ciao
地図を見る1997年創業の「ミルク工房ボン・サーブ」は、酪農家の有志が出資して設立された工房です。100%生産者の顔が見える工房として地域からの信頼が高く、高品質なヨーグルトを手作りに近い状態で作り続けています。
とれた生乳を余すことなく地元の人達に味わって欲しいとの思いから視察、研究を重ね現在のレシピにたどり着き、その日の天候、ミルクの状態を見ながら生産を行っています。
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地図を見る工房の前は緑いっぱいの芝生の庭。天気の良い日はベンチに座り、ボン・サーブの絶品ソフトクリームを食べている家族連れや、お友達同士和気あいあいとした光景を見かけます。
広く大きな青空と、緑一面に広がる牧場は見ているだけでも心地よい風景です。
むつ市で企画している下北ジオツアーにボン・サーブは参画しており、斗南丘は下北最大の段丘面としてツアーの訪問地の一つとなっています。
写真:Etsuko Ciao
地図を見る工房の向かい側の広場では、親子3頭のヤギが飼われています。子ヤギはその可愛らしさから、ボン・サーブへ訪れた子供達の注目の的!エサや草をあげたり、ヤギとのふれあいを子供達は声をあげて楽しんでいます。
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地図を見る店内では、ボンサーブで作られている製品がズラリと勢揃い!大人気のソフトクリーム目当てで来店もあれば、飲むヨーグルトを数本セットでまとめ買いされる方も。小さなお子様連れのご家族から、学生、社会人、年配の方まであらゆる年代の方が来店されています。
写真:Etsuko Ciao
地図を見る化粧箱に入った飲むヨーグルトは、お土産やお見舞いの品として購入される方が多いです。
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地図を見るお店へ入店するとすぐ目の前にあるのは、ヤギのエサ。ボン・サーブの向かい側にいるヤギ達へあげるためのものです。これでヤギと仲良しになれるかな?
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地図を見るピンクラベルの飲むヨーグルトは、奇跡の潤い成分と話題のプロテオグリカン(PG)入りです。プロテオグリカンは、世界で初めて青森県で開発された美容健康成分です。その働きはコラーゲン、ヒアルロン酸と共に存在するクッション成分で、高い保湿性で軟骨として関節の動きをサポートし、みずみずしい皮膚の再生作用や肌に潤いを与えるとされています。
抽出や精製することが難しいとされ、かつては1グラムに3000万円以上かかると言われていましたが、青森県で研究、開発され鮭の鼻軟骨から精製することに成功し商業利用が可能となったのでした。
ボン・サーブではいち早く名乗りを上げ、乳酸菌とプロテオグリカン入りのヨーグルトを世に送り出したのです。
固型のヨーグルトを感じさせるトロリとした飲み心地ながらも、コクのあるミルク感とほどよい酸味が印象的な飲むヨーグルトです。1本100ミリリットル税込みで200円です。
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地図を見る青ラベルの飲むヨーグルトも、ピンクラベルのプロテオグリカン入りと同様に、香料・酸味料・安定剤を使わずに作られています。
乳酸菌はヨーグルトの中で生きているので、発酵の進み具合はその日により異なります。乳酸菌の様子を見ながら、経験を積んだ熟練スタッフにより作られるロングセラー商品です。1本150ミリリットルで税込み170円です。
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地図を見る飲むヨーグルトは店内の冷蔵ケース内に置かれており、来店客は自由にケースを開けることができます。プロテオグリカン入りのピンクラベル、青ラベルの飲むヨーグルトは、6本入り等のまとめ買いをしている人が殆どです。ケース内には900ミリリットルのボトルもあり、1本税込み540円で販売されています。
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地図を見る夏の暑い日などは行列ができることもある工房自慢のソフトクリームは、是非とも食べたい一品です。創業以来20年変わらぬレシピで、一度食べたらリピートしたくなる生乳ならではの濃厚なミルク感です。
卵と生クリームを使わずにこれだけのコクを味わえるのは酪農のミルク工房ボン・サーブだから。雨で天候に恵まれない日でもソフトクリームを買い求めにくるお客様もいるほどです。
写真:Etsuko Ciao
地図を見るソフトクリームは全部で3種類あり、一番人気はシンプルなミルク味。二番目はミルクともモカのミックス味、三番目はちょっとビターなモカ味です。お値段は税込みで1つ330円とお手頃です。
写真:Etsuko Ciao
地図を見るソフトクリームの他にアイスクリームもあり、味はソフト、ストロベリー、ブルーベリーの3種類です。箱に入ったセット販売もされているので、アイスクリーム好きな方への贈り物にぴったりです。
住所:青森県むつ市田名部字内田42-606
電話番号:0175-28-2888
営業時間:月曜-金曜10:00〜16:00、土日祝日10:00〜17:00
定休日:12月-2月の冬季期間は火曜日定休
駐車場有り
2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/20更新)
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