写真:磯本 歌見
地図を見る創業寛政2(1790)年という老舗の茶舗「福寿園」。宇治茶工房は、福寿園直営の、伝統の宇治茶文化を体験して学んで楽しむ施設です。
風光明媚な宇治川の清流のほとりに建ち、対岸には平等院、後背には朝日山があり、古くから七茗茶園の一つである朝日園ゆかりの地です。また、由緒ある名陶・遠州七窯(えんしゅうなながま)の一つに数えられる朝日窯に隣接しています。
写真:磯本 歌見
地図を見るこちらは、2019年に新設された「玉露亭」です。日本茶の最高峰である宇治玉露を使った料理や甘味を、日本情緒あふれる茅葺き屋根の建物の中で、風光明媚な宇治川の流れを眺めながら楽しむことができます。
写真:磯本 歌見
地図を見るこちらは、同じく2019年のリニューアルのもう一つの目玉ともいえる「体験茶亭二十帖」です。橋の上に小部屋のついた建物がありますね。宇治の風情を楽しみ、茶園を眺めながら寛ぐことができるパーソナルな喫茶スペースなんです。
写真:磯本 歌見
地図を見る宇治茶工房には、茶寮コーナーが2つあります。2階にある「福寿茶寮」の一番人気食事メニューがこちら「朝日御膳」(1,750円/税別)です。
人気の茶そばをメインにした特別セットメニューで、きたあかり(馬鈴薯)饅頭 抹茶あんかけ、季節の小鉢、玉露のおにぎり お茶の佃煮添え、香の物という内容。なかでも「きたあかり饅頭」は、ごま豆腐入りで、抹茶あんには、抹茶の原料である碾茶(てんちゃ)がトッピングされています。
玉露の茶葉入りのおにぎりに添えられた佃煮は、お茶の風味を残しながら仕上げた絶品佃煮。売店でも人気の商品。トレイに使っているのは、朝日焼の陶板です。
福寿茶寮では他に、茶葉がゆや茶漬け御膳などの料理、抹茶あんみつや抹茶ぜんざいなどの甘味を楽しむことができます。
2019年に新設の、玉露に特化した茶寮「玉露亭」でも、料理やスイーツを楽しむことができます。
こちら人気の「玉露パフェ」(1,100円/税別)です。玉露を贅沢に使ったアイス、ようかん、ゼリー、白玉など、玉露尽くしのパフェです。別添えの玉露ソースも好みでかけていただきます。
「玉露フルーツソーダ」(700円/税別)は、玉露氷や白玉、フルーツに炭酸を加えたさわやかでフルーティーなドリンクです。別添えの玉露かりがねを加えて、味の変化を楽しむことができます。
その他、玉露亭では、玉露のおにぎり、玉露の天ぷらなどを竹かごの中に華やかに盛り付けた「竹かご膳」など料理も用意しています。
写真:磯本 歌見
地図を見る宇治茶工房では、お茶に関する25ほどの体験ができます。2階の工房には、石臼で抹茶づくり、手もみ茶づくり、ほうじ茶づくり、器づくりなどのメニューがあります。
一番人気の「石臼で抹茶づくり」(1,200円/税込)は、挽きたてのお茶の香りを味わうことができます。抹茶の原料である碾茶(てんちゃ)を石臼で挽きます。1回転3秒のスピードで反時計回りを約15分、二服分の抹茶を作ります。ゆっくり均等な速さで力をかけすぎないように石臼を回すのがポイント。
石臼を回している間に、スタッフの方からお茶の製造工程などをレクチャーしてもらえます。
写真:磯本 歌見
地図を見る挽き上がった抹茶は、その場で点てて甘味と一緒にいただきますよ。
20gで3,000円という、宇治茶工房だけのオリジナル抹茶「宇治の朝」の挽きたてですから、風味も抜群です。なかなか普段には飲む機会のない高級茶ですよね。
写真の甘味は、福寿茶寮の料理長特製の「ほうじ茶ようかん」です。
写真:磯本 歌見
地図を見る例年新茶シーズン限定で、茶摘みした後にその茶葉を揉んで製茶する体験を実施しています。こちらは、茶摘みからお茶づくりまで、日本茶がどのように出来ているのか知ることができる体験です。
新茶シーズン以外では、宇治茶工房の茶園で摘んだ茶葉を、天ぷらやおひたしなどにした料理を玉露亭で食べることができます。旬の茶葉のおいしさを実感できる体験メニューで、摘んだ茶葉は、レシピ付きで持ち帰れます。
写真:磯本 歌見
地図を見るこちら、2019年に新設の「体験茶亭二十帖」です。
工房の裏手に行くと、どど〜〜んと橋があります。橋の名前は「源氏橋」。宇治橋の古材を一部引き継いで再現したものなんですよ。中央には二段ほど高くなった「源氏の間」(写真)があり、茶畑と遠くに平等院を眺めることができます。「源氏の間」は平成8年に修復された宇治橋の中でも「三の間」の古材を一部受け継いでいるんですよ。
写真:磯本 歌見
地図を見るこの源氏橋の上には「蜻蛉」「浮舟」など、『源氏物語』の「宇治十帖」と源氏物語の登場人物の名前、三代将軍足利義満が作らせた「宇治七茗園」の7つの茶園の名前を付けた計20の小部屋があって、好みの部屋を選ぶことができるんですよ。
2人用のテーブル席もあれば4人用の部屋、また畳の部屋までいろいろ。内部のしつらえも様々です。
写真:磯本 歌見
地図を見る受付でこのおかもちをもらって好みのスペースを決め、おいしいお茶をいれてまったり過ごします。平安貴族の気分に浸れるかもしれませんね。お茶は、抹茶・玉露・煎茶から選ぶことができます。
写真:磯本 歌見
地図を見る1階の一番奥には、資料館があります。資料館には、昔の製茶の機械や手もみ茶道具を展示しています。
写真:磯本 歌見
地図を見る売店には、茶器も並んでいます。こちらは、宇治炭山の陶芸家、原稔さんのものを中心にした品揃え。抹茶碗から湯呑み、フリーカップまで、取り揃えています。
写真:磯本 歌見
地図を見る売店では、ここにしかない銘柄を選びたいですね。
手前の3種は、手前右から、富岡鉄斎の絵と漢詩が添えられたパッケージの煎茶「宇治の友」(1,500円/税別)、古今和歌集や百人一首にも詠まれた喜撰法師の歌が入った煎茶「都のたつみ」(750円/税別)、朝霧が育む宇治のお茶ということからの命名「宇治の朝」(玉露2,000円/税別)。お土産に特におすすめです。
住所:京都府宇治市宇治山田10番地
電話番号: 0774-20-1100(2020年11月2日より050-3152-2930)
営業時間:10:00〜17:00(福寿茶寮 ラストオーダー 16:00)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
アクセス:京阪宇治駅から徒歩8分、JR宇治駅から徒歩15分
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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