国道393号(通称:メープル街道)を小樽市中心部から赤井川方向に進み、ヘアピンカーブの連続を過ぎて現れるのが毛無山展望所(写真)。アイヌ語のケナシ(山林)が当て字された地名で、毛無山の中腹にある展望所です。
毛無山展望所からの眺めで、ハゲでなくても注目したいのは小樽市街の景色(写真)。市中心部のほか、小樽市内の多くの場所、天狗山など付近の山並み、石狩湾を眺める事が可能です。
毛無山から見通しが良ければ、遠く増毛連山(暑寒別連峰・写真)も見えます。毛が無い展望所から増毛連山が見えるので、ハゲにとって特におすすめ!ハゲをけなし(毛無)てきた人に、抱いていた劣等感を払拭する始発点としてもいいでしょう。出来るだけ増毛連山が見える時に行きたい場所。なお路線バスはないので、車やバイクでの移動となります。
<毛無山展望所の基本情報>
住所:北海道小樽市天神4丁目1
電話番号:0134-32-4111(小樽市産業港湾部観光振興室)
アクセス:札樽自動車道朝里ICから車で約15分
展望所は冬季閉鎖(国道393号は冬も通行可能)
小樽から留萌方向に石狩市内の国道231号を進むと「望来(もうらい)」という地名が現れます。望来はアイヌ語の「遅く流れる川」か「風によって閉じたり、開いたりする所」に由来し、毛無と同じくアイヌ語の当て字です。望みが来るというのはハゲに関わらず誰にとってもいい事。当て字なら望来でなく毛来だったかもしれません。毛の劣等感からプラス思考になるのに縁起がいい地名です。
また国道231号の望来入口には坂になっており、「望来の坂」といいます。坂の途中にある駐車帯に車を止めて増毛連山の方向を眺めると、天気が良ければ写真の様な景色。増毛(ぞうもう)にも縁起がいいですね。
<望来の坂の基本情報>
住所:北海道石狩市厚田区望来
電話番号:0133-72-3167(石狩市役所企画経済部商工労働観光課)
アクセス:JR札幌駅から車で1時間10分
次は国道231号を望来から留萌へ向かって進み、送毛(おくりげ)という地名の看板を確認して毘砂別(びしゃべつ)を目指しましょう。更に毘砂別から毘砂別送毛線を札幌方向に約6km登り、再び送毛のエリアに入ると千本ナラ(写真)という名所があります。送毛はアイヌの食用植物に由来する地名で当て字。千本ナラは「新日本名木100選」に選ばれた樹齢(推定)800数十年、幹周り480cm、樹高18mの巨木。日本海から吹き上げる風のため、千手観音の手が伸びたように見える事から名付けられました。
以前はほぼ同じサイズの木が3本ありましたが、2本が落雷や暴風で倒れたので、現在は1本のみです。この木に触れたり、患部をなでると病気が治った話が広まり、パワースポットとしても有名。また送毛という名前からも、毛が生えるには縁起がいい場所でもあります。
千本ナラに括り付けられた杓文字(しゃもじ)の由来は、願掛けに来る人々を救う→すくう→ご飯をすくう→杓文字。なお杓文字(写真左)は千本ナラから約11km離れた浜益温泉にある売店で販売中です。購入したら杓文字に願い事を書いて千本ナラへ行きましょう。他に千本ナラの携帯ストラップ(写真右)もあります。
なお車でのアクセスしか実質出来ない場所です。留萌側の毘砂別でなく札幌側の送毛からの道もありますが、急カーブが連続する運転が非常に大変な道路なので利用しないで下さい。
<千本ナラの基本情報>
住所:北海道石狩市浜益区送毛
電話番号:0133-79-5700(石狩観光協会浜益事務所)
アクセス:JR札幌駅から車で約1時間40分(75km)
冬季通行止
国道231号を更に留萌方向に進み、雄冬岬を過ぎると増毛町。毛が増える縁起がよい名前の町に到着します。地名の由来はアイヌ語で「かもめの多いところ」という意味の「マシュキニ」又は「マシュケ」がなまったもの。増毛町には市街地を中心に名所が多くありますが、毛を増やす願いを叶えたい名所の代表は旧増毛駅舎(写真)でしょう。2016年に廃止された留萌本線の駅舎で、高倉健さん主演の映画「駅 STATION」のロケ地としても有名です。
旧増毛駅は駅舎だけでなく廃止当時のホームも残っています。でもハゲが注目すべきはホームの近くにある駅裏の増毛灯台(写真)。毛が無い状態で光るより、毛が増えて人生を輝かしいものにしたい人にとって灯台は縁起がいいものです。増毛灯台からは増毛港の眺めもいいので、ぜひホームからの眺めと灯台からの眺め両方を楽しみましょう。
旧増毛駅でのおすすめはタコザンギ(写真)。ザンギとはから揚げの事で、タコのから揚げのことです。一口サイズのタコの柔らか煮を揚げて調理するので、ぷりぷりした食感でおいしいザンギ。ハゲを馬鹿にした人を思い浮かべ、「このタコ!」と思い浮かべながら食べるのはいかがでしょうか。
<旧増毛駅の基本情報>
住所:北海道増毛郡増毛町弁天町1丁目12-1
電話番号:0164-53-1213(孝子屋ぐるめ食品)
営業時間:平日9:00〜17:00、土日祝9:00〜16:00
アクセス:札幌から国道231号を利用し車で約2時間
増毛町から札幌や新千歳空港へ帰る時、毛が付く地名で立ち寄りたいのが、岩見沢市郊外にある毛陽(もうよう)町です。地名の由来は不明ですが、一帯は起伏がある丘陵地帯で、古くから果物を中心に農産物の栽培が盛んな地域。特に果物は7月にサクランボ、8月にブルーベリー、9月〜10月はリンゴが収穫されます。そんな毛陽にある農家でとれた農産物が販売されている場所が毛陽交流センター(写真)の直売所。
直売所では農産品の他、岩見沢で作った工芸品も販売(写真)しています。また毛陽のリンゴ100%で作られたリンゴジュースが人気。ジュースは季節限定ではないので、リンゴの収穫期以外に訪問した旅行者はぜひ味わいましょう。明るい意味の「陽」という字に毛が付く縁起がいい場所で、果実を味わうと毛が良くなるかもしれませんよ。
<岩見沢市毛陽交流センターの基本情報>
住所:北海道岩見沢市毛陽町534-11
電話番号:0126-47-3175
営業時間:9:00〜17:00(4月〜7月中旬・11月は16:00まで)
営業は4月下旬から11月中旬まで、期間中は無休
北海道には小樽の展望所、石狩市の景勝地とパワスポ、増毛町、そして岩見沢市郊外と、縁起を担いて育毛に適した地名が揃っています。日頃の手入れも大事ですが、縁起がいい場所へ行くのはプラス思考になるために相応しい行動。毛にいい?場所が揃う北海道の名所旅に出かけてみましょう!
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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