写真:土庄 雄平
地図を見る一般的に秘境渓谷といえば、手軽に行けるイメージではありませんが、今回紹介する「付知峡」は、岐阜県中津川の市街地から車で1時間程と、比較的アクセスしやすい場所に位置しています。
実は、この中津川から下呂温泉に至るまでのこの東濃一帯は、阿寺山地の裾野にあたり、山麓には美しい渓谷や滝が発達しています。都市部と山が近接しているのがポイントです。
中津川市街からアクセスする際、国道256号線を走っていると、それがよく分かります。市街地から30分も進めば、青く澄みきった清流と道が並走し、その先には色鮮やかな山並みが広がります。辿り着く前から、期待値が高まる風景です。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして上付知から県道486号線へと移ると、そこには緑溢れる渓谷と付知川が織りなすパノラマが!まさに山の懐へ潜り込んでいくような道を進んで行きます。さぁいよいよ、付知峡の核心部に到着です。
写真:土庄 雄平
地図を見る県道486号線を進んで約10分、「不動滝ひろつぎ」と呼ばれるレストハウスが付知峡ハイキングコースの入り口となっています。周囲は、不動滝公園として整備されており、広々とした駐車場も設けられています。
ここから付知峡の一周ハイキングは、約40分〜50分程。誰でも手軽に、美しい渓谷美を満喫できるのが魅力です。
写真:土庄 雄平
地図を見るまず目指すのは、付知峡の中心となっている「観音滝」。ハイキングコースを入り口から階段を10分程ほど降りると到着できます。
途中、滝を落ちる水流の音が辺りに響き、緑たぎる森林の中を歩く時間は、この上ない癒しのひととき。所々小さなせせらぎが見られるのも、密かなポイントです。
写真:土庄 雄平
地図を見るそしてハイキングコースを下りきれば、そこには見事な滝が展開しています。絹のように岩肌を落ちる水流が渓谷へと零れ落ち、エメラルドブルーの滝壺を作り上げる姿は、思わず見入ってしまう神秘的な美しさ。
また周囲が森林によって、その涼感がパックされているため、心地よく充満するマイナスイオンに、きっと深く深呼吸をしてしまうでしょう!まさに付知峡のハイライトと言える絶景です。
写真:土庄 雄平
地図を見るそれでは付知峡ハイキングの後半へ!「観音滝」からコースに沿って上流へと向かいます。途中、吊り橋が二つほど登場するのが面白いところ。全く危なくはないのですが、橋全体が揺れるため、少しスリリングがあります。また橋の上を歩きながら見られる、手付かずの渓流も癒しの風景です。
写真:土庄 雄平
地図を見るそのまま上流のポイントまで歩くと、仙樽の滝の上流へ。実は仙樽の滝へのハイキングコースは現在禁止となっており、滝そのものは眺めることができません。
しかしながら、その上流から滝の轟音を聞きながら、勢いよく流れる清流を望むことが可能。ハイキングコース後半の丁度良い休憩ポイントになっています。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして1時間弱でハイキングが終わり!そのあとには、ぜひ入り口に置いてある冷やし野菜を購入してみて下さい。付知川の澄んだ湧水で冷やされたトマトやキュウリは、クールダウンにぴったり!心も身体もパワーチャージ完了です。
写真:土庄 雄平
地図を見る最後に、付知峡周辺の隠れ名所である「森の巣びと」をご紹介!美しい自然に囲まれたこの地を気に入って移住したという、オーナー夫婦が最近始めたカフェで、少しずつ有名になってきています。
オススメのメニューは、近くの農園で採れた名産品・ブルーベリーを使ったジェラート!優しいミルクの味わいに、濃厚かつフレッシュな酸味がアクセントになる絶品です。
写真:土庄 雄平
地図を見るまたカフェの一角には、オーナー夫妻手作りのツリーハウスも!この地の自然景観をより楽しむため、そして訪れるお客さんに喜んでもらうために、趣向が凝らされています。ぜひハイキングのゆったりとしたひとときを、「森の巣びと」で過ごしてみて下さいね。
<森の巣びとの基本情報>
住所:岐阜県中津川市付知町31-378
営業時間:10時〜16時
定休日:火曜日〜木曜日
アクセス:付知峡から車で約5分
写真:土庄 雄平
地図を見る秘境と言えば、簡単にはいけないイメージがありますが、今回紹介した「付知峡」は中津川市街から約1時間。名古屋市街や岐阜市街からでも2時間弱という好アクセスを誇っています。そして訪れれば、都会の日常とは一線を画す、豊かな森と、ひたすらに美しい滝と清流。溢れる色彩とマイナスイオンに囲まれた、癒しの時間を過ごすことが可能です。ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
住所:岐阜県中津川市付知町6-39
電話番号:0573-82-4737
アクセス:中津川市街から車で約1時間、名古屋市街・岐阜市街から車で2時間弱
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
土庄 雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。山岳雑…
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