写真:makana airi
地図を見る表参道を歩き、鳥居をくぐったすぐ左手に現れるのが五重塔です。1650年、小浜藩主の酒井忠勝が寄進しました(のちに焼失して再建されたものが現在の姿)。高さ36mにもなり、1番下の初層から4層までは和様の並行垂木で造られているのに対し、1番上の5層部分のみが唐様の扇垂木で造られている珍しい塔です。
内部には、地震が来ても倒れないように黄金の心柱がぶらさがっており、300円で見学することができます。
写真:makana airi
地図を見るこれは1600年代に建てられた上神庫。御宝蔵とも呼ばれ、現在も倉庫として神様へお供えするための宝物や重要なものを収蔵するために使われています。他にも下神庫と中神庫があり、3つ合わせて三神庫と呼びますが、最も注目されているのがこの上神庫に施されている彫刻です。
中央の妻の部分には象の彫刻が施されているのですが、どこかがおかしい!?象なのにしっぽが3本に分かれていたり、形の耳がいびつで不思議な形をしていたり・・・理由は、本物の象を見たことがない狩野氏が彫った「想像の象」だからです。とても個性的で面白いので、ぜひ近くでじっくり見てみてください。
写真:makana airi
地図を見る三猿といえばあの有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」ですよね。この建物は神厩舎といわれ、日光東照宮に仕える神馬の馬屋です。境内で唯一、漆が塗られていない建物なんです。その彫刻は三猿のみに注目されがちですが、実は人間の人生を表す8段階のストーリーになっています。
左から順に「母と子」「幼少時代」「少年時代」「青年時代」「挫折」「恋」「結婚」「妊娠」と並んでおり、それぞれのシーンから人生の教訓を学ぶことができます。
写真:makana airi
地図を見る左から2つ目の「幼少時代」が有名な三猿ですが、この三猿の意味をご存知ですか?まだ幼く、物事が理解できない幼少時代は悪いことは「見ざる・言わざる・聞かざる」という意味が込められています。
写真:makana airi
地図を見る東照宮の見どころの1つである陽明門。境内の中央に位置し、随一のパワースポットとしても人気です。2017年に平成の大修理によって蘇った陽明門には508体もの彫刻が施されており、一日中見ていても飽きないことから別名「日暮の門」とも呼ばれています。
写真:makana airi
地図を見る注目すべきは魔除の柱。12本ある白い柱のうち、門をくぐってすぐ左の1本のみ、わざと逆さまに立てられています。よく見るとうずまき模様が1本のみ逆さまなので、すぐに見つけることができるでしょう。
「建物は完成と同時に崩壊が始まる」と言われることから、わざと1本のみ逆さまにして未完成のままにしているというユニークな理由なんです。
写真:makana airi
地図を見る眠り猫は、家康公の墓所へと続く東回廊の出入り口部分の蟇股(かえるまた)に彫られた彫刻です。日光東照宮内の建物には至るところに動物の彫刻が見られますが、唯一の猫の彫刻がこの眠り猫です。門番の役割としてここにいるのですが、真下から見ると眠っているように見え、斜め左下から見ると腰を上げて威嚇しているようにも見えます。
見る角度によって表情が変わる猫の彫刻は小さくて見逃してしまいそうですが、どのように見えるかはあなた次第!チェックしてみてくださいね。
写真:makana airi
地図を見る眠り猫の門をくぐったら、忘れずに振り返って裏側も見てみてください。猫のちょうど裏側には2羽のスズメが!猫が眠っていると、スズメも安心して遊ぶことができるという意味から、平和な時代を願って作られました。
日光東照宮のたくさんの彫刻や装飾は、美しいだけではなくそれぞれに意味が込められています。それを知った上で見学すると更に楽しめること間違いなし!改めて細かい部分まで注目してみてくださいね。
住所:栃木県日光市山内2301
電話番号:0288-54-0560
営業時間:9:00〜17:00(11月〜3月は9:00〜16:00)
拝観料:1,300円
アクセス:バス停表参道駅から徒歩5分
2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
makana airi
「格安で質の良い旅」をモットーに、休みの日は世界中を旅しています。これまで訪れた国は約30ヶ国。プロトラベラーの方に比べたらまだまだ少ないかもしれませんが、ガイドブックに載っていないオススメスポットや…
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