写真:ザーカー 久美子
地図を見るまず最初にご紹介したいのが、街を代表する「ノースビーチ(North Beach)」。その名の通り中心街の北側に位置し、コーパスクリスティー湾ぞいに白砂が2.4km続きます。ビーチにそって遊歩道が設けられているので、車いすやベビーカーの方も気軽に散策が楽しめますよ。
写真:ザーカー 久美子
地図を見るビーチに異様な存在感を放っているのが巨大軍艦!第二次世界大戦から40年の長きに渡って活躍した航空母艦レキシントンで、現在では博物館(USS Lexington Museum on the Bay)として一般公開されています。
貴重な展示品の鑑賞ほか、飛行疑似体験やエスケープルーム、さらには宿泊もできる体験型施設として、空母の西側にある「テキサス州立水族館(Texas State Aquarium)」とともに二大観光スポットとなっています。博物館のウェブサイトには割引クーポンがあるので要チェック。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る甲板からはもちろん、空母の西側にある防波堤からは中心街とノースビーチを繋ぐ「ハーバーブリッジ(Harbor Bridge)」を望むことができます。アーチ型の美しい橋は1959年に完成。2020年現在、その脇に新しい橋が建設中で完成すれば斜張橋(ケーブルで山型に支えられた橋)では北米一の長さになる予定です。海辺の街の新ランドマークにこうご期待!
<レキシントン博物館の基本情報>
住所:2914 N Shoreline Blvd, Corpus Christi, Texas
営業時間:月〜日曜日 9:00〜17:00
入館料:一般 16.95ドル、4〜12歳 11.95ドル
※飛行疑似体験、エスケープルーム、宿泊は別料金
写真:ザーカー 久美子
地図を見る次にご案内するのは、中心街にあり思い立ったらすぐ行ける「マギービーチ(McGee Beach)」。ノースビーチと比べて浅瀬でこじんまりしているので小さなお子さんも安心して海水浴が楽しめます。
写真:ザーカー 久美子
地図を見るノースビーチの南に位置していることから以前はサウスビーチと呼ばれていたのですが、1940年代にビーチ周辺の開発が一段落した際、地元新聞の編集者が「開発に尽力したトーマス・R・マギー氏の名前をビーチに付けては?」という記事を寄稿し、それがきっかけとなってマギービーチと命名されました。
写真:ザーカー 久美子
地図を見るビーチに沿って2.4km続く「コーパスクリスティー・ダウンタウン防波堤(Corpus Christi Downtown Seawall)」は野外劇場のような階段状の防波堤で、8つのミラドール(スペイン語で展望台の意味)と呼ばれる東屋のある美しい遊歩道でもあります。東屋から望むビーチはまるで絵画!フォトジェニックな景色を心ゆくまで堪能してくださいね。
中心街から車を走らせること約20分、コーパスクリスティーのビーチパラダイス「パドレ島(Padre Island)」に到着!
パドレ島は180kmの長さを誇るヘビのように細長い島で、その大部分を占めるのが「パドレ島国立海岸 (Padre Island National Seashore)」。ここでなら、100km以上も続くビーチを4WDで駆け抜ける、なんて映画みたいな体験ができちゃうんです!
国立公園の入口に最も近くアクセスしやすいのが「マラカイトビーチ(Malaquite Beach)」。最大の特徴は絶滅危惧種ケンプヒメウミガメの繁殖地であるということ。例年6月中旬〜8月には子ガメの放流を見学することができます。子ガメたちが朝焼けの海へ向かう姿は感動の一言!
こちらの国立公園は、北米で見られる鳥の半数が飛来するバードウォッチャー垂涎の場所でもあります。バードウォッチングを楽しみたいならマラカイトビーチの西側に位置する1.2kmの「グラスランズ・ネイチャートレイル(Glasslands Nature Trail)」へ。
<パドレ島国立海岸の基本情報>
入園料:1日券 10ドル、7日券 25ドル
※車両1台につき徴収される料金
動画:ザーカー 久美子
地図を見るパドレ島と水路を挟んだ北側にも同じように細長い島「マスタング島(Mustang Island)」があります。約30km続く渚の北端に位置する「ポートアランサス・ビーチ(Port Aransas Beach)」では、釣りやキャンプが楽しめます。
ビーチに面したキャンプ場「I.B.マギー・ビーチパーク(I.B. Magee Beach Park)」では、宿泊せずともコイン式の温水シャワーを利用することができてGood。
写真:ザーカー 久美子
地図を見るビーチのアイコン的存在といえば「ホーラス・コールドウェル・ピア(Horace Caldwell Pier)」。全長約375mの桟橋の入口で釣り具をレンタルすれば海釣りが楽しめますよ。ここでは、なんと約4mのイタチザメが釣れたことも!アジやマス、ナマズなど釣った魚を桟橋にあるカジュアルレストラン「キーパーズ(Keepers)」へ持っていけばその場で調理してくれるので、旅グルメの良い記念になること間違いなし。
ビーチ周辺の町・ポートアランサス(Port Aransas)には、カイトサーフィンやスタンドアップ・パドルボードなどのクラスを開講している店がいくつかあるので、マリンスポーツにチャレンジするのもおすすめ。
<ホーラス・コールドウェル・ピアの基本情報>
入場料:一般 3ドル、65歳以上 1ドル
釣り具のレンタル:20ドル(72時間、釣り許可証、釣り竿2本つき)
写真:ザーカー 久美子
地図を見る桟橋の北側には防波堤が伸びており、ここでも釣り人の姿を見かけることでしょう。こちらは1890年からおよそ20年の歳月をかけて完成。基礎部分は労働者たちが20kgを超える岩を人力で積み上げたというから驚きですよね。ビーチに近いところはきちんと舗装されているのですが、途中から亀裂が入って足元が悪いので気をつけて。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る最後にご紹介するのはポートアランサス・ビーチの対極、島の南端に位置する「マスタングビーチ(Mustang Beach)」。中心街からのアクセスのしやすさで人気のビーチです。
もともとマスタング島は、マイアミビーチのような高級リゾート地に開発される予定でサム・E・ウィルソン氏が所有していた島(ポートアランサスを除く)でしたが、彼の死後、妻のエイダ氏が美しい自然を残すために島の中南部の土地を州に売却、1979年に「マスタング島州立公園(Mustang Island State Park)」としてオープンしました。
8kmのビーチを含む東京ドーム約340個分の広さを誇る州立公園では、潮風香る自然の中でキャンプやトレッキング、バードウォッチングなどが満喫できますよ。
<マスタング島州立公園の基本情報>
入園料:1日券 一般 5ドル、12歳以下 無料
写真:ザーカー 久美子
地図を見るメキシコ湾ぞいのパドレ島とマスタング島から沖を望むと、巨大な船のようなものに気づくことでしょう。実はこれ、海底から石油や天然ガスを掘削する「石油プラットフォーム」。もっと近くで見てみたい!という方はポートアランサス・ビーチの西側にあるアランサス港へどうぞ。運が良ければ係留中の石油プラットフォームを間近で見られるかも。
空母やウミガメ、石油プラットフォームなど一風変わったビーチを有するコーパスクリスティーで、ステキなビーチタイムを過ごしてくださいね。
<車でのアクセス>
ヒューストンから:州間高速道路59号線を西へ走り、ビクトリアから国道77号線を南下(所要時間約3時間)
サンアントニオから:州間高速道路37号線を南下(所要時間約2時間)
<バスでのアクセス>
ヒューストンから:長距離バス「グレイハウンド(Greyhound)」でコーパスクリスティーへ(所要時間約4時間)
サンアントニオから:長距離バス「グレイハウンド」でコーパスクリスティーへ(所要時間約2時間半)
〈一旅一首〉
砂山のトンネル越しに手をつなぐこともできずに海辺の秋は
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/14更新)
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